【完全解説】TradingViewのZigZag設定方法|おすすめインジケーターやダウ理論活用術も紹介
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TradingViewは、トレード仲間とつながるSNS機能を有した次世代型チャートツールです。初回限定で、機能が豊富な有料プランを1ヶ月無料で利用可能。ぜひ最高のトレード環境を体験してください。
「TradingViewでどんなZigZagが使えるの?」
「ZigZagの表示とカスタマイズの方法を教えて!」
「TradingViewでおすすめのZigZagを選ぶ方法は?」
これらの疑問を解決し、トレードに使える実用的なZigZagを選び抜く方法まで解説します。
【この記事から分かること】
- TradingViewは160個超のZigZagを無数の銘柄に使える
- ZigZagの表示方法とパラメータの設定・変更方法
- 公式モデレーターが推奨するZigZagの選び方
- アクティブユーザーが高く評価するZigZagの選び方
ZigZagを使ったFXのトレード手法も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
最強のテクニカル分析は?
TradingViewは、トレード仲間とつながるSNS機能を有した次世代型チャートツールです。初回限定で、機能が豊富な有料プランを1ヶ月無料で利用可能。ぜひ最高のトレード環境を体験してください。
TradingViewではさまざまな種類のZigZagをすぐに表示できる
トレンド系インジケーターのZigZag(ジグザグ)は、チャートの高値・安値に合わせて自動でラインを引き、上昇・下降の波形を視覚的に分かりやすくします。
まずはTradingView(トレーディングビュー)でZigZagを使うメリットから見ていきましょう。
- パラメータがシンプルで使いやすいZigZagが内蔵されている
- 特定の銘柄や今の相場に最適化された独自性の高いZigZagが開発されている
- 世界中の市場に上場する銘柄のチャートに瞬時にZigZagを適用できる
2023年3月現在、TradingViewに登録された160個超のZigZagを無料で自由に使えます。
特に、FX・仮想通貨(暗号資産)・株式など商品を問わず、無数の銘柄のチャートにZigZagを瞬時に表示できるのがTradingViewの強みです。
上図の通り、仮想通貨FXのビットコインドル(BTCUSD)から外国為替FXのドル円(USDJPY)へ表示を切り替えた直後に、ZigZagが高値と安値をとらえて反映されました。
TradingViewでZigZagを使えば、商品や銘柄を問わずに効率よくトレンドを分析できます。また独自性の高いインジケーターの中から、今の相場で使いやすいZigZagの発見を楽しめます。
TradingViewでZigZagを表示して設定する方法
それではTradingViewにZigZagを設定する方法を説明します。
- インジケーターパネルで検索して選ぶ
- パラメータを設定・変更する
順番に見ていきましょう。
手順①:インジケーターパネルで検索して選ぶ
まずは「インジケーター、指標、ストラテジー」パネルで「zigzag」または「zig zag」で検索します。スペースの有無で検索結果が異なります。
TradingViewのZigZagは2種類があります。
テクニカル:TradingViewが標準搭載する内蔵インジケーター
コミュニティスクリプト:ユーザーが開発したインジケーター
コミュニティスクリプトの中には独自性が強く、パラメータが複雑なZigZagがあるため、まずはテクニカルの中から選ぶことをおすすめします。
今回はテクニカル(内蔵インジケーター)のZigZagを用いてパラメータの設定・変更方法を説明します。
手順②:パラメータを設定・変更する
表示するZigZagを選んだら画面左上の「設定アイコン」をクリック、またはチャート上のZigZagを右クリックしてから「設定」を選んで、パラメータの設定・変更パネルを開きます。
ZigZagのパラメータは次の通りです。
(※)TradingViewの言語設定で日本語を選択すると英語と和訳が混在します。
Price deviation for reversals (%):転換・反転前の価格の乖離率。数値が小さいほど値幅の狭い高値・安値を結ぶ。
Pivot legs:暫定高値・暫定安値の発生を判定する期間。数値が小さいほど短い期間で判定する。
Line color:ラインの色と透明度
最後のバーまで延長:高値・安値から現在形成中のバーまでラインを伸ばす
Display reversal price:高値・安値の価格を表示
Display cumulative volume:累積した出来高を表示
Display reversal price change:高値・安値の価格または上昇・下落の値幅による変化率で表示
TradingViewのZigZagの初期設定は「Price deviation for reversals:5」「Pivot legs:10」となり、日足以上に使える設定です。短い時間足ではZigZagが表示されないため、以下の設定を目安にしてください。
【日足】Price deviation for reversals:2.0、Pivot legs:10
【4時間足】Price deviation for reversals:1.0、Pivot legs:10
【1時間足】Price deviation for reversals:0.5、Pivot legs:10
【15分足】Price deviation for reversals:0.1、Pivot legs:10
Pivot legsを小さくすると判定期間が短くなり、暫定高値・安値が数多く発生してトレンドの把握に不要な波形まで描かれるため、まずは10を基準にして銘柄ごとに微調整してみてください。
TradingViewでおすすめのZigZagを選ぶ方法
TradingViewのコミュニティスクリプトはたくさん出てきて悩ましいので、実用的なZigZagを選ぶ方法を紹介します。
- エディターズピックからモデレーターおすすめのZigZagを選ぶ
- コミュニティスクリプトのいいね数で人気のZigZagを選ぶ
内蔵インジケーターで使いやすいZigZagの発見に役立ちます。
エディターズピックからモデレーターおすすめのZigZagを選ぶ
TradingViewでおすすめのZigZagを見つける方法の1つは、エディターズピックから選ぶことです。
エディターズピックとはモデレーターが推奨するテクニカル指標のことで、トレーダーに価値があると判断されたZigZagが厳選されています。
モデレーターはTradingViewのハウスルールに従い、コミュニティを活性化させるためにアクティブに活動する現役ユーザーで、TradingViewから公式に抜擢されています。
そのモデレーターの審査を通じて、一般ユーザーにおすすめできると判定されたZigZagには信頼の証となる「EPマーク」が付けられます。
それでは、エディターズピック入りしたZigZagを探す手順を見ていきましょう。
「インジケーター、指標、ストラテジー」パネルで「zigzag」または「zig zag」で検索します。
(※)スペースの有無で検索結果が異なります。
EPマークがあるZigZagがエディターズピックで、2023年3月現在、11個登録されています。
対象のZigZagの使い方や基本ロジックを調べる際は「詳細を確認」をクリックしてください。
エディターズピックは、公式モデレーターがトレーダーにとって価値があると認めたZigZagを選び抜いているので、ぜひ活用してください。
コミュニティスクリプトのいいね数で人気のZigZagを選ぶ
TradingViewではエディターズピックからZigZagを選ぶ他にも「いいね(ブースト)」の数で選ぶ方法があります。
トレードに役立つコミュニティスクリプトにいいねが付けられ、実用的なZigZagには多くのいいねが集まります。
既に6,000万人を超えるユーザーがTradingViewを利用しているため、正直なところ、使いにくいZigZagも登録されています。
そのためTradingViewのいいね数を参考にして、ご自身のトレード手法と相性の良いZigZagを表示させましょう。
それでは、いいね数で人気のZigZagを探す手順を見ていきましょう。
「インジケーター、指標、ストラテジー」パネルで「zigzag」または「zig zag」で検索します。
(※)スペースの有無で検索結果が異なります。
検索するだけで、コミュニティスクリプト(A)、開発者(B)、いいね数(C)を自動で一覧表示してくれます。
FXで使いやすいZigZagを選ぶため、まずはCのいいね数の多さを優先してみてください。
TradingViewでおすすめのZigZagを選ぶ方法として「EPマークが付いている」ことと「いいね数が多い」ことを参考にしてください。
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TradingViewで人気のZigZagを厳選
先に紹介したエディターズピックといいね数を参考に、TradingViewで人気のZigZagを厳選して紹介します。
- Zigzag Trend/Divergence Detector:プルバックを見極める
- Auto Pitchfork, Fib Retracement and Zig Zag:順張りと逆張りの目安
- ZigZag++:シンプルで使いやすい
実用的なZigZagの選び方や、新たなトレード手法を見つけるきっかけとしてご参考ください。
①Zigzag Trend/Divergence Detector:プルバックを見極める
まずはエディターズピックに選出された上に、いいね数4,500超で人気の「Zigzag Trend/Divergence Detector」です。
インジケーターの目的は、プルバックに対する判断を明確にすることです。
FXではトレンドに対して一時的なプルバック(押し・戻り)があります。その際に一部利益の確定または保有、もしくは一部損失の確定または回復を待つかの判断に迫られます。
プルバック時における、決済またはポジション調整の判断に「Zigzag Trend/Divergence Detector」が役立ちます。
①内蔵インジケーターのSupertrend(スーパートレンド)でトレンドの偏りを判定
②オシレーター系インジケーターでもトレンドの偏りを判定(内蔵インジケーターを指定)
③PIVOTを組み合わせてダイバージェンスを発見する
④トレンドの偏りやダイバージェンスのタイプと偏りを組み合わせて相場心理を導き出す
⑤チャートが転換・反転する高値・安値にラベリング
①~⑤のプロセスを経て表示されたZigZagは以下の通りです。
ラベルの種類・意味とパラメータで指定できる15種類のオシレーター系インジケーターは「このスクリプトについて」をクリックして確認できます。
ZigZagに他のテクニカル指標を組み合わせてFXの優位性を測るインジケーターとして、「Zigzag Trend/Divergence Detector」を参考にしてください。
②Auto Pitchfork, Fib Retracement and Zig Zag:順張りと逆張りの目安
続いては、エディターズピックに選出された上に、いいね数8,600超で人気の「Auto Pitchfork, Fib Retracement and Zig Zag」を紹介します。
インジケーターの目的は、反転ポイントを定めることです。
ZigZagで確定した高値・安値を基点に、アンドリューズ・ピッチフォークとフィボナッチ・リトレースメントを自動で描きます。
チャートがピッチフォーク・チャネルの中を推移する間、トレンドが継続していると判断します。
上図であれば、トレンドラインが順張り(押し目買い)、チャネルラインが逆張り(戻り売り)の目安になります。
ミドルラインと2組のライン(トレンドラインとチャネルラインのセット)までの距離は、パラメータで標準偏差の数値より調整できます。
FXにアンドリューズ・ピッチフォークを使っている方で、ZigZagを組み合わせたトレード手法を試す際におすすめのインジケーターです。
③ZigZag++:シンプルで使いやすい
「ZigZag++」は独自性がないせいかエディターズピックに選出されてはいませんが、いいね数7,300超の人気インジケーターです。
MT4/MT5に標準搭載されたZigZagを使ってきた方におすすめで、パラメータが対応しています。
Depth:暫定高値・暫定安値の発生を判定する期間
Backstep:高値・安値を遡って削除する期間
Deviation:転換率・反転率
ラベルは4種類のみで、トレンド分析をシンプルにできるメリットがあります。
HH(Higher High):より高い高値
LH(Lower High):より安い高値
HL(Higher Low):より高い安値
LL(Lower Low):より安い安値
パラメータの少ないZigZagをお探しなら「TradingViewでZigZagを設定する方法」で紹介した内蔵インジケーターまたは「ZigZag++」を参考にしてください。
「ZigZag++」のパラメータ設定は以下の記事にある基本設定と同様なので、併せてご覧になってください。
TradingViewでZigZagが表示されないときの対処法
ここからはTradingViewでZigZagが表示されないときの対処法を説明します。
- 表示設定を確認する
- パラメータを変更する
ZigZagに限らず、他のインジケーターが反映されないときにも使える対処法です。
①表示設定を確認する
まずはZigZagの表示を許可しているかを確認します。
TradingViewに適用したインジケーターはチャート左上にリスト化されます。「目のアイコン」にスラッシュが入っていない状態でZigZagをチャートに表示できます。
ZigZagの他24個のインジケーターをチャートに適用していますが、非表示設定にしているので一切反映されません。
ZigZagが反映されないときは、表示設定で許可しているかを確かめてください。
②パラメータを変更する
ZigZagが表示されないときの対処法2つ目は、パラメータを変更することです。
特に時間足の違いによってZigZagの波形が大きく変わるため「パラメータを設定・変更する」で紹介した数値を目安にしてください。
例えばドル円の日足に内蔵インジケーターのZigZagを適用すると、パラメータの違いで表示されない期間が生じます。
パラメータのDeviationが2と5の違いで山と谷の形状が変わりますし、Deviation:5については2022年8月以前からZigZagが表示されなくなります。
ZigZagを適用する銘柄を変えたときや、特に時間足を変更したときにはパラメータの調整を忘れないようにしましょう。
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あなたは、現在お使いのチャートツールに満足していますか?
無数のインジケーターを手軽に使えるTradingViewがあれば、今よりも深く、かつ、効果的にチャート分析ができるようになるでしょう。
TradingViewは無料のアカウント登録をするだけで、ほとんど全てのインジケーターやアラートを追加できるなど、本格的に利用することができます。
さらに初回限定で、機能が豊富な有料プランを1ヶ月間にわたって無料で利用可能です。
ワンランク上のトレード環境を手に入れたい人は、ぜひTradingViewをご検討ください。
TradingViewでZigZagを利用したFXのトレード手法
ZigZagは高値・安値の更新を視覚化することから、トレンドに合わせた順張りのトレード手法に適しています。
トレンド分析についてダウ理論をベースにすると、トレンド転換しない限りチャートは以下の値動きを続けます。
上昇トレンド:安値切り上げ・高値更新
下降トレンド:高値切り下げ・安値更新
こちらではドル円の上昇トレンドを例にして、ZigZagを利用したトレード手法を解説します。
なおトレンド分析に必須となるダウ理論の基本とFXでの考え方は、以下の記事を参考にしてください。
さて、相場の共通認識として「長期トレンドは短期トレンドよりも優先する」ことがあげられます。
これにより長期トレンドに沿った方向に短期トレンドが転換するタイミングをZigZagでとらえることで、勝率の高いトレードが可能になると仮定できます。
一例としてドル円の日足が上昇トレンドに転換した後、1時間足が上昇トレンドを確定する高値ブレイクのエントリーを見てみましょう。
日足が安値切り上げ高値更新で上昇トレンドが確定した後、長期トレンドに合わせて1時間足で買いを狙う場面です。
ZigZag(青い波形)の高値ブレイクで買いエントリーです。資金管理として、損切りになった際の損失額はトレード資金の2%以内を目安にしてください。
ダウ理論をベースにして、ZigZagで高値安値のカウントを補足しながら順張りするトレード手法です。
ZigZagのトレード手法をベースにし、移動平均線などエントリーの根拠を示すテクニカル指標を追加してトレード精度を高めることもできます。
TradingViewでZigZagを有効に使うため、まずはマルチタイムフレーム分析で長期トレンドを優先した順張り手法を徹底する。
その後に移動平均線やRSI、チャートパターンやプライスアクションなどを組み合わせてみるのも良いですね。
まとめ:TradingViewは160個超のZigZagが使い放題
今回はTradingViewで使えるZigZag(ジグザグ)の種類や設定方法、おすすめのZigZagを選別して使いこなす方法を解説しました。
トレードで使いこなすため、以下のポイントを押さえておきましょう。
【この記事のまとめ】
- TradingViewなら160個超のZigZagから自由に選んで使える
- おすすめのZigZagはエディターズピック、人気のZigZagはいいね数で選別する
- FXの順張り手法にZigZagは有効かつ他のテクニカル指標と併用できる
ZigZagは高値と安値を結んだ波形でトレンドを明確化してくれます。
正確なトレンド分析と順張りトレードの勝率を高めるため、TradingViewのZigZagをお役立てください。
TradingViewの機能を手軽に体験してみたい方は、まずは無料スマホアプリ「Runcha」で練習してみるのもおすすめです。
TradingViewのチャートを使って手軽にFXの練習ができるだけでなく、リーマンショックなどの過去の大相場も体験可能。トレード結果の振り返り機能やランキング機能も備えており、楽しみながらスキルアップできます。