チャートパターン｜分析の基本や反転型・継続型について図で解説【FX初心者】
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FXを始めたての頃はチャートを眺めていても、何をどうしていいのかよく分かりませんよね。
実は無規則に見えるチャートにも、ある程度パターン化されたチャートの形があるのです。
チャートによく現れる形、いわゆるチャートパターンを覚えておけば、どこでエントリーすればいいのかわかるようになります！
早速、学んでいきましょう！
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目次
チャート分析の基本
チャートパターンについて学ぶ前に、チャートの見方において基本的なことを押さえておきましょう。
まずは、どんな相場も「上下どちらかへ動き続けるトレンド相場」と「横ばいのレンジ相場」の繰り返しだということです。
そしてチャートの動きは、買いと売りの勢力差によって作られます。
上昇トレンドなら「買い」、下降トレンドなら「売り」の勢力が強いと分かります。
レンジ相場は、両者のパワーが拮抗している状態です。
それではトレンド、つまりどちらかの勢力が強い状態は、いつまで続くのでしょうか？
もし一つのトレンドが永久に続くなら、トレーダーはトレンドについていくエントリーをすればいいだけですよね。
しかし残念ながら、トレンドはいつまでも続くわけではありません。
トレンドが反転したり、横ばいになるときがいつか来ます。
そのため上昇トレンドだからと言っていつまでも「買い」を続けていると、トレンド転換のタイミングで大きな損失を被るかもしれません。
トレンドが反転するか継続するかの見極めに役立つのが、チャートパターンなのです。
チャートパターンとは
まずチャートパターンには、反転型と継続型の2種類があります。
トレンド反転型（リバーサルパターン）
反転型は主に一定期間トレンドが継続した後にあらわれ、トレンド転換を示唆するチャートパターンです。
代表的な反転型のパターンは、ダブルトップ・ボトムやヘッドアンドショルダーです。
図にあるように、2つの山のような形をダブルトップ、3つの山のような形をヘッドアンドショルダーといいます。
逆に2つの谷のような形はダブルボトム、3つの谷のような形はヘッドアンドショルダーボトムです。
反転型があらわれたときには、それまでのトレンドについていくトレードは一旦ストップ。
次のトレンドに備えましょう。
例えば上昇トレンドの途中で反転型があらわれたときには「買い」をやめ、今度は下降トレンドについていく「売り」を考えます。
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トレンド継続型（コンティニュエイションパターン）
継続型はトレンドの途中にあらわれて、一時的な休止状態を形成するチャートパターンです。
値動きが一度ギュッと収束した後、再び元のトレンド方向へ動き出します。
継続型には値動きの収束の仕方によって、三角持ち合い（ペナント）やフラッグ、ウェッジなどさまざまな名前がつけられています。
継続型があらわれたときには、ギュッと押さえつけられているローソク足が解き放たれたタイミングでエントリーしましょう。
ちなみにチャートパターンの形をとらえるときは、ローソク足の実体ではなくヒゲを見るのがオススメです。
チャートパターン、特に継続型のパターンでは、高値を結ぶラインや安値を結ぶラインを引くことが多いです。
そしてローソク足のヒゲは、一定期間の高値・安値を示しています。
5分足なら5分間、1時間足なら1時間のうち、もっとも高いレートともっとも安いレートを示しています。
つまりヒゲ同士を結ぶようにラインを引けば、簡単に高値ラインと安値ラインを描けるのです。
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チャートパターンを知るメリット
FXにおけるチャート分析の方法としては、移動平均線やMACDなど、テクニカル分析の中でもさまざまなものがあります。
その中でも、分析の基本としてチャートパターンを学んでおくべきメリットは、次の2点です。
トレンド転換を予想できる
チャートパターンを理解していると、トレンド転換をある程度予測できるようになります。
反転型として紹介したヘッドアンドショルダーズやダブルトップ・ダブルボトムなどの形成にいち早く気づけば、「現在のトレンドが近いうちに終了しそうだ」と判断できるでしょう。
早めにポジションを調整することで、損失を最小限に抑えるか、または利益を最大化するチャンスが生まれます。
FX為替レートがどれほど動くか予想できる
チャートパターンは、為替レートがどれほど動くのか、目標価格を予測するのにも役立ちます。
例えばフラッグやペナントなど継続型のパターンでは、ブレイクアウト後に、フラッグポールや旗竿と呼ばれる部分の値幅と同じくらいの値動きが生じることが多いです。
「このパターンを形成した場合は、ここまで伸びる」と分かっていれば、最適なタイミングで利益を確定できるでしょう。
初心者が押さえるべきチャートパターン一覧
初心者でも知っておきたいチャートパターンは、次のとおりです。
- ダブルトップ・ダブルボトム
- トリプルトップ・トリプルボトム
- 三尊・逆三尊
- ソーサートップ・ソーサーボトム
- ライントップ・ラインボトム
- スパイクトップ・スパイクボトム
- 三角持ち合い
- 上昇ペナント・下降ペナント
- 上昇フラッグ・下降フラッグ
- 上昇レクタングル・下降レクタングル
- 上昇ウェッジ・下降ウェッジ
これらのパターンについては、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
チャートパターンの注意点
チャートパターンは、チャートの中から特定の形を探すシンプルな手法です。
しかし、チャートパターンを覚えるだけではなかなか勝てません。
チャートパターンを使うときには、大きな時間足の環境認識が必要です。
例えば、この5分足チャートには反転型のチャートパターン「ヘッドアンドショルダー」があらわれています。
しかし少しだけレートは下がったものの、トレンド転換といえる動きにはなりませんでした。
なぜでしょうか？
その答えは、4時間足チャートにあります。
4時間足を見ると、大きな上昇トレンドの中にいることが分かりますよね。
5分足レベルのトレンド転換は、4時間足レベルのトレンドにかき消されてしまいました。
このようなケースもあるので、「特定の形が出たら即エントリー」ではなく、環境認識のうえでチャートパターンを使ってくださいね。
このほかFX全般については、こちらの記事で詳しく解説しました。
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