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コンティニュエーションフォーメーション|トレンド継続の合図

2023年02月08日 公開 
2023年09月06日 更新
コンティニュエ―ションフォーメーション-アイキャッチ
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要するにコンティニュエーションフォーメーションとは

  • トレンド継続を示すチャートの形
  • ローソク足の形によって判断する
  • コンティニュエーションフォーメーション発生時は、トレンド方向に抜けた場合に買いサイン・売りサインを示唆する

目次

コンティニュエーションフォーメーションの概要

コンティニュエーションフォーメーションとは、トレンド継続を示すチャートパターンです。

”コンティニュエーション” = ”継続”という意味であり、コンティニュエーションフォーメーションの形が現れた際に、ローソク足がトレンド方向に抜けた場合に、さらにトレンドが継続することを期待して仕掛けていく形です。

コンティニュエーションはトレンド継続、リバーサルフォーメーションはトレンド反転を示唆する形です。

どのコンティニュエーションフォーメーションあっても、高値同士を結んだラインと安値同士を結んだライン(=トレンドライン)を引きトレンド方向に抜けた際に仕掛ける、という基本部分は同じです。

当記事では、コンティニュエーションフォーメーションを

  • 三角保ち合い系
  • ペナント、フラッグ、ウェッジ、レクタングル系

に分けて説明していきます。

コンティニュエーションフォーメーションの種類

下記に、三角保ちあい系と呼ばれる5種類と、ペナント・フラッグ・ウェッジ系の4種類 × 2パターンを紹介していきます。

2パターンというのは、上昇と下降の2パターンがあるという意味です。

三角保ちあい系とペナント・フラッグ・ウェッジ系は、形は似ていますが、考え方が少し異なります。まずは、おおまかな違いについて解説していきます。

三角保ちあい系とペナント・フラッグ・ウェッジ系の違いとは

2つには、期間の違いがあります。

  • 三角保ちあい系
     →中長期で発生するフォーメーション
  • ペナント・フラッグ・ウェッジ系
     →短中期で発生するパターン

下の画像のような形で、三角保ちあい系は長めの期間で見たときにチャート上で形成され、ペナント・フラッグ・ウェッジ系は短めの期間で見たときに形成されます。

ここでいう、”期間” とは5分足、1時間足、4時間足というような、時間足のことを指しているわけではありません。

5分足のような短い時間足であっても、半日・1日という単位では三角保ちあい系にもなり、数分・数時間単位では、ペナント・フラッグ・ウェッジ系ともなりえます。

逆に4時間足のような長い時間足では、数日という単位では三角保ちあい系にもなり、数週間・数ヶ月の単位では、ペナント・フラッグ・ウェッジ系となります。

フォーメーションとパターン分析の違い

それぞれに名前はついていますが、トレンド方向に抜けた際についていくのが基本的な考え方です。

基本的な考え方は同じなので、名前を完璧に覚えるよりも、形としてイメージできるようになっていきましょう。

三角保ちあい系

シンメトリカルトライアングル

シンメトリカルトライアングル
名前成立条件
シンメトリカルトライアングル上昇トレンドの途中で、高値は切り下げ安値は切り上げ、高値のトレンドラインをローソク足が抜けた場合

上の画像は、シンメトリカルトライアングルが出現したチャートです。

シンメトリカルトライアングルは、三角保ちあい系の形で最も出現しやすい形です。

高値は徐々に切り下げ、安値は徐々に切り上げていきます。ローソク足は徐々に上下動が小さくなっていく形になります。

シンメトリカルトライアングルは、P波動とも呼ばれます。また、三角形の線が交わる点(下の画像の赤丸)をアペックスと呼びます。

三角保ちあい系では、アペックスに向かうにつれて値動きが小さくなっていき、トレンド方向に抜けたことを継続のサインとして捉えます。

アペックス

シンメトリカルトライアングルでは、高値同士を結んだ線と安値同士を結んだ線からトレンド方向に抜けた時に買いサインを示唆します。

上昇トレンド、下降トレンド、どちらの場合においても、高値同士を結んだ線と安値同士を結んだ線は必ず引きます。

上昇トレンドであれば高値同士を結んだ線、下降トレンドであれば安値同士を結んで線を抜けるまで待つようにしましょう。

高値は徐々に切り下げ、安値は徐々に切り上げている、いわゆる保ちあいの間は、次の相場への力を溜めている状態と考えられます。

保ちあいの間にポジションを取ったトレーダーたちの損切りラインを巻き込んでいった場合は、より強い値動きになることもあります。

シンメトリカルトライアングルは、三角保ちあい系の中でもっとも出現しやすい形なので、トレンドが一時的に停滞している場合は、この形を意識してみるようにしましょう。

アセンディングトライアングル

アセンディングトライアングル
名前成立条件
アセンディングトライアングル上昇トレンドの途中で、高値は水平ラインで押さえつけられるも安値は切り上げ、高値の水平ラインをローソク足が抜けた場合

上の画像は、アセンディングトライアングルが出現したチャートです。

アセンディングトライアングルは上昇トレンド中に出現する形です。高値を押さえつけられながらも、安値は徐々に切り上げていきます。

高値に何度かアタックしたのちに、あるタイミングでポンっと上抜けして、さらなる上昇が期待できる形になります。

上値が抑えられていることで、「上昇の力が弱まりトレンド転換しようとしているのでは?」とも見えますが、ここでは、「上値を抜くために力を貯めている」と考えます。

上抜け時には、アセンディングトライアングル形成時に溜まっていった売りポジションの損切りを巻き込み、それがさらなる上昇を起こします。

リバーサルフォーメーションのトリプルトップとも形が似ていることがあるので混合しやすいですが、アセンディングトライアングルは安値を徐々に切り上げていることが一番の特徴になります。

相場反転を意味するリバーサルフォーメーションのトリプルトップと、相場継続を意味するコンティニュエーションフォーメーションのアセンディングトライアングルでは、意味合いが正反対になります。

見間違えないためにも、安値を徐々に切り上げていることを確認するようにしましょう。

ディセンディングトライアングル

ディセンディングトライアングル
名前成立条件
ディセンディングトライアングル下降トレンドの途中で、安値は水平ラインで押さえつけられるも高音は切り下げ、安値の水平ラインをローソク足が割った場合

上の画像は、ディセンディングトライアングルが出現したチャートです。

ディセンディングトライアングルは、アセンディングトライアングルを180度反転させた形です。安値は割らないが高値はジリジリと下げてきており、今にも底抜けしそうな形をしているのが特徴です。

安値を抜けた際、それを確認したトレーダーが売りで仕掛け、買いの損切りを巻き込むことでより強い下落が発生することがあります。

下落は上昇の3倍早いとも言われており、時として強い下降が発生することがあります。

戻しを待っていたのに、そのまま下までいってしまうケースがあることを頭に入れておく必要があります。

ディセンディングトライアングルは、アセンディングトライアングルの逆と覚えれば問題ありません。

ディセンディングトライアングルも、トリプルボトムや逆三尊天井とも見間違えることがあります。

いまいち形がはっきりしない場合は、次の値動きを待つことも重要となります。

ブロードニングフォーメーション

ブロードニングフォーメーション
名前成立条件
ブロードニングフォーメーション上昇トレンドの高値圏で、高値も安値も更新しながら値幅が大きくなっていき、安値のトレンドラインをローソク足が割った場合

上の画像は、ブロードニングフォーメーションが出現したチャートです。

ブロードニングフォーメーションは、三角保ちあいを逆にしたような形をしています。

高値も安値も更新しながら時間が進むにつれてボラティリティ(値動きの幅)が大きくなっていく、末広がりな形をしていきます。別名、Y波動とも呼ばれます。

ブロードニングフォーメーションは、一般的に天井圏の反転サインとして出現しやすいと言われています。

あくまで上昇トレンドの天井圏に出現した際の反転サインとして見るのが、通常の使い方です。

したがって、コンティニュエーションフォーメーションというより、リバーサルフォーメーションに近いと言えるでしょう。

広がっていく安値を結んだラインを割ったときに仕掛けるのが売りサインとなりますが、斜め下に勾配がついており、しっかり割ったかどうか判断が難しいことが多いです。

判断が難しいので、エントリーを避けてもいい形です。

ダイヤモンドフォーメーション

ダイアモンドフォーメーション
名前成立条件
ダイアモンドフォーメーション上昇トレンドの高値圏で、ブロードニングフォーメーションと、シンメトリカルトライアングルが隣り合った形が発生し、シンメトリカルトライアングルの安値のトレンドラインをローソク足が割った場合

上の画像は、ダイヤモンドフォーメーションが出現したチャートです。

ダイアモンドフォーメーションは、ひし形のような形をしているのが特徴です。

紹介したブロードニングフォーメーションと、シンメトリカルトライアングルを合わせた形をしています。

二つの決まった形が連続しなければならないことから、発生率は低いです。

ダイアモンドフォーメーションでも、上昇トレンドの天井圏で発生し、シンメトリカルトライアングルの安値を結んだラインを割ったときが、下降を示唆するサインになります。

ペナント、フラッグ、ウェッジ、レクタングル系

上昇ペナント

上昇ペナント
名前成立条件
上昇ペナント上昇トレンドの途中で、高値は切り下げ安値は切り上げ、高値のトレンドラインをローソク足が抜けた場合

上の画像は、上昇ペナントが出現したチャートです。

上昇ペナントは上昇トレンドの途中に発生するパターンで、シンメトリカルトライアングルと同じような形をしています。

上昇ペナントは短い期間で押し目をつける形として発生することが多いです。

上昇ペナントは、シンメトリカルトライアングル同様に、高値を結んだライン・安値を結んだラインを引き、上抜けしたタイミングが買いを示唆するサインとなります。

値動きが一時的に逆行する中で、高値を結んだラインを抜けたタイミングを見極めていきます。

上昇トレンドで押し目を待ち構えていたトレーダーが次々とエントリーをすることで、レートが突然グイッと上に押し上げられることがあります。

また、うまく押し目のタイミングでエントリーできた場合に、利確ポイントを測る方法もあります。

下の画像で示しているように、上昇ペナントができる直前の安値から、ペナントの起点となる高値の長さを図り、再び上昇する起点となった安値に当てます。

トレンドの長さは次も同じくらいの長さになるケースがあることから、一つの利確の目安になります。

もちろん、絶対はない相場においては必ずしも機能するわけではありませんので、一つの傾向として覚えておくといいですね。

トレンドの長さを測る

ペナントはコンティニュエーションフォーメーションの中でもっとも有名な形であり、順張りの押し目エントリーチャンスと考えるトレーダーも多いです。

上昇トレンドの中でペナントが確認できた場合は、高値を結んだラインをブレイクするのを待つようにしましょう。

下降ペナント

下降ペナント
名前成立条件
下降ペナント下降トレンドの途中で、高値は切り下げ安値は切り上げ、安値のトレンドラインをローソク足が割った場合

上の画像は、下降ペナントが出現したチャートです。

下降ペナントは下降トレンドの途中に発生するパターンで、シンメトリカルトライアングルと同じような形をしています。

現在のトレンドが下降トレンドの場合に、下降ペナントが発生したと言います。

安値を大きく割らないながらも、高値を切り下げており、下降への力を溜めている形です。

下降トレンドにおいて一時的に逆行している状況ですので、戻り売りのポイントとして考えるトレーダーがいます。

下降の勢いが強い中で一時的に逆行し、安値を結んだラインを割ったタイミングを売りのサインとして考えます。

下降ペナントにおいても、直前の高値と下降ペナント発生の起点となる安値の長さを図り、安値を結んだラインをブレイクする直前の高値に当てることで、次の目的地を予想できることがあります。

一つの利確の目安として、実際の相場で使ってみてください。

上昇フラッグ

上昇フラッグ
名前成立条件
上昇フラッグ上昇トレンドの途中で、高値と安値は切り上げ、高値のトレンドラインをローソク足が抜けた場合

上の画像は、上昇フラッグが出現したチャートです。

上昇フラッグは、上昇トレンドの途中で出現する形です。

高値を結ぶラインと安値を結ぶラインが右斜めに下げながら平行に推移するのが特徴です。

今まで紹介してきたものは三角形に近い形してきましたが、フラッグは平行な形をしています。

高値を結ぶラインと安値を結ぶ平行のラインを、平行チャネルという呼び方をすることもあります。

上昇フラッグ出現時は、高値結ぶラインが抜けたことで、買いのサインとなります。

上昇トレンドの途中で小さく上下動を繰り返しながら、さらなる上昇の力を貯めている形です。

上昇フラッグの利確ポイントも、トレンドは同じ長さになりやすいという傾向に基づいて、下の画像のように行き先を予測することもできます。

トレンドの長さの目安

上昇フラッグができる前の直前の安値と上昇フラッグの起点となる高値の長さを図り、それを上昇フラッグのブレイクする直前の安値に当てます。

一つの目安として参考にしてみてください。

下降フラッグ

下降フラッグ
名前成立条件
下降フラッグ下降トレンドの途中で、高値と安値は切り上げ、安値のトレンドラインをローソク足が割った場合

上の画像は、下降フラッグが出現したチャートです。

下降フラッグは、下降トレンドの途中で出現する形です。

上昇フラッグとは逆で、高値を結ぶラインと安値を結ぶラインが右斜めに上げながら平行に推移するのが特徴です。

下降フラッグも一時的にトレンドと逆方向に推移することから、戻り売りのチャンスととらえるトレーダーがいます。

何回か高値と安値の間を推移した後に、突然安値を結んだラインを割り、下降の勢いをつけながら下落していくことがあります。

1時間足や4時間足の長い時間足での下降フラッグ発生時は、5分足や15分足の短い時間足で上昇トレンドになっているケースが多いです。

下の画像は、1時間足で下降フラッグが発生しているところです。

1時間足の下降フラッグ

これを拡大して5分足で見ると、次の画像のようになります。

同時間帯の5分足チャート

まずは、長い時間足のトレンド(1時間足の画像における下落トレンド)に対して、短い時間足でトレンドが逆行する中でリバーサルフォーメーション(5分足の画像におけるトリプルトップ)が確認できると、流れに沿ったトレードをすることができます。

上昇ウェッジ

上昇ウェッジ
名前成立条件
上昇ウェッジ上昇トレンドの途中で、高値と安値は切り下げ、高値のトレンドラインをローソク足が超えた場合

上の画像は、上昇ウェッジが出現したチャートです。

上昇ウェッジは、上昇トレンドの途中で出現する形です。上昇トレンドの最中に、一時的に高値と安値を切り下げ逆行していきながら、徐々に高値と安値を結ぶラインの幅は狭くなっていきます。

そして、アペックスに近づいていく中で、高値を結んだラインを上抜けした際が、買いを示唆するサインとなります。

上昇ウェッジもフラッグやペナントと同様に、押し目買いのポイントとして考えているトレーダーは多いです。

結構急激な形になることもあり、短期的には逆張りのような形になることもあります。

きちんと止まれば良いですが、抜け切らなかった場合はそのまま下降していくこともあります。

角度が急激な場合は、下の画像のように一度戻りを待つのも一つの方法です。

戻りがなかった場合はエントリーの機会を逃す可能性もありますが、中途半端なところでのエントリーは防ぐことができます。

戻りを待つ形

下降ウェッジ

下降ウェッジ
名前成立条件
上昇ウェッジ下降トレンドの途中で、高値と安値は切り上げ、安値のトレンドラインをローソク足が割った場合

上の画像は、下降ウェッジが出現したチャートです。

下降ウェッジは、下降トレンドの途中で出現する形です。下降トレンドの中で、一時的に上昇方向へ高値と安値を切り上げながら逆行していく形です。

徐々に高値と安値を結ぶラインが狭くなり値幅が小さくなっていく中で、安値を結ぶラインを下抜けした際に、下降を示唆するサインが出現したと考えます。

下降ウェッジは、多くのトレーダーが戻り売りの形として考えている形です。

一時的に上昇していく形ですので、短い時間足では強め上昇トレンドを形成していることもあります。

上昇レクタングル

上昇レクタングル
名前成立条件
上昇レクタングル上昇トレンドの途中で、高値と安値の水平ラインで推移し、高値の水平ラインをローソク足が超えた場合

上の画像は、上昇レクタングルが出現した画像です。

上昇レクタングルは上昇トレンドの途中で発生する形で、高値と安値が水平かつ平行に推移します。

値幅もほぼ同じくらいで、買い方と売り方の力が拮抗している状況です。

何度か高値を試したのちに上抜けし、その後はさらに高値を伸ばしながら上昇トレンドを継続していく形です。

この形は、リバーサルフォーメーションであるダブルトップやトリプルトップと紙一重の形です。

例えば、3回目の高値チャレンジで抜けた場合は上昇レクタングル、抜け切れなかった場合はトリプルトップとなります。

上昇レクタングルが成立した場合は買いサイン、トリプルトップが成立した場合は売りサインを示唆というように、真逆の考え方になります。

どちらの形も成立しうる場面では、一度次の値動きを待つのも一つの手です。

下降レクタングル

下降レクタングル
名前成立条件
下降レクタングル下降トレンドの途中で、高値と安値の水平ラインで推移し、安値の水平ラインをローソク足が割った場合

上の画像は、下降レクタングルが出現したチャートです。

下降レクタングルは、下降トレンドの途中で出現する形です。

下降レクタングルが形成されているときは、買いと売りの勢力が一時的に拮抗している時と見ることができます。

何度か安値を試したのちに下抜けし、その後は下降方向に安値を伸ばしやすい形です。

下降レクタングルもリバーサルフォーメーションである、ダブルボトムやトリプルボトムと紙一重の形です。安値を下抜けするか、安値付近で反転するかで考え方が真逆になります。

特に最安値付近は、相場に参加しているトレーダー全員が注目しているポイントです。

レートが突然上にも下にも伸びることがあります。下降レクタングル発生時には、慎重に動きを見極めるようにしましょう。

【注意したい形】上昇ウェッジと下降ウェッジについて

上昇ウェッジと下降ウェッジは、出現タイミングによっては、継続(コンティニューエーション)ではなく反転サインとなることがあります。

この二つの出現タイミングは重要ですので、注意してみるようにしてください。

例えば次の画像のように、下降ウェッジが上昇トレンドの天井で発生した際には、トレンド転換のサインと考えることがあります。

相場の天井付近で出る下降ウェッジ

高値を徐々に切り上げながらも徐々に上げ幅は小さくなり、売りの力が息切れして安値をつないだラインを割ることで、下降トレンドへ反転することがある形です。

こちらを反転のサインとして覚えておくと、自分の引き出しの一つになるでしょう。

また、下降トレンドの底で上昇ウェッジの形が出現した場合は、トレンド反転のサインとなることがあります。

これは、安値を切り下げながらも徐々にその幅が狭くなり、売りの力が切れたタイミングで、高値のラインを上抜けして反転し上昇に転ずる形です。

一つの反転のサイン(リバーサルフォーメーション)として覚えておくと、実相場で役に立つ場面がくるはずです。

コンティニュエーションフォーメーションを学べるオススメ本

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コンティニュエーションフォーメーションはなぜ成立するのか

コンティニュエーションフォーメーションが成立する理由は大きく分けて2つが考えられます。

  • 次のトレンドへの力を貯めているため
  • コンティニュエーションフォーメーションを認識しているトレーダーがいるため

それぞれ詳しく解説していきます。

次のトレンドへの力を貯めているため

次のトレンドへの力を貯める

相場は、上下動し時に一方向に強い値動きをすることで、トレンドを形成していきます。

上の画像のようにコンティニュエーションフォーメーションが発生している時は、次へのエネルギーを貯めていると考えられます。

なぜかというと、コンティニュエーションフォーメーション発生中にポジションを持ったトレーダーは、高値・安値に損切り注文を置く人が多いからです。

コンティニュエーションフォーメーション形成中に、トレーダーのポジションはどんどんたまっていきます。

ポジションを持ったトレーダー達は、コンティニュエーションフォーメーションの高値もしくは安値付近に損切りを置きます。

そして、もみ合いをしたのちに抵抗となるラインを超え、トレンド継続したと判断した強気のトレーダーがトレンド方向に仕掛け、損切りを巻き込んでいくことによって、強い値動きとなりコンティニュエーションフォーメーションが形成されます。

コンティニュエーションフォーメーションはトレンドの途中に押し目買い・戻り売りを狙うのに適した形です。

押し目買い・戻り売りエントリーをするときの形状は、コンティニュエーションフォーメーションの形になっていることが多いです。

様々な形を紹介しましたが、高値と安値を結んだ線の中で推移したのちに、トレンド方向に抜けた場合に仕掛ける、という基本的な考え方は共通です。

トレンドの途中でもみ合いを見つけた際は、コンティニュエーションフォーメーションを疑ってみましょう。

コンティニュエーションフォーメーションを認識しているトレーダーがいるため

コンティニュエーションフォーメーションは、リバーサルフォーメーションと同じくらい知られている有名な形です。

チャート上でコンティニュエーションフォーメーションを認識できる人が多ければ多いほど、それを根拠として売買する人が増えます。

言い換えると、コンティニュエーションフォーメーションが明確な形であるほど、有効に機能しやすい傾向がありますす。

チャート上でコンティニュエーションフォーメーションを見極めるために、慣れないうちは過去チャートで練習してみると良いでしょう。

練習を重ねることで、値動きのある実相場でも、コンティニュエーションフォーメーションを見つけることができるようになります。

コンティニュエーションフォーメーションのトレード活用方法

コンティニュエーションフォーメーションをトレードで活用するには、2つのことを心がけると良いでしょう。

  • ブレイクアウトの考え方
  • リターンムーブ

それぞれ解説していきます。

ブレイクアウトの考え方

ブレイクアウト

コンティニュエーションフォーメーションを根拠としたエントリーは、上の画像における赤丸で示したようなブレイクアウトを狙う考え方が基本になっています。

これは、高値と安値を結んだ線をブレイクした方向に乗っかっていく考え方で、ブレイクアウトは順張りや逆張りと共に手法の一つとして世界中で知られています。

ブレイクアウトでのエントリーは、確定したローソク足の実体を確認することが重要です。

ローソク足が実体で、はっきりと高値・安値を結んだラインを割ったことを確認しましょう。

一時的に高値もしくは安値ラインの外側に出たのでエントリーしたが、急速にラインの内側に戻りヒゲとなり、結果そのヒゲによって反発して天井・底掴みになってしまうケースは一番避けたいところです。

確定していないローソク足の場合、(ブレイクライン、ネックライン、レジスタンス、サポート)を割ったとしてもそのままローソク足が確定するとは限りません。

急速にラインの内側に戻って、長いヒゲを伴ったローソク足となる可能性もあります。

コンティニュエーションフォーメーションを根拠とするときは、ローソク足がラインの外で確定したことを確認するようにしましょう。

リターンムーブ

リターンムーブ

リターンムーブとは、上の画像で示しているように、一度トレンドラインをブレイクした後に一時的にレートがトレンドラインまで戻り、今度は抵抗となり反発する現象のことです。

リターンムーブがあると、最初にブレイクした辺りまで戻ってくることがあります。

ラインをブレイク時は、飛び乗りエントリーをしてきたトレーダーによって、値動きが荒れがちです。

こうした状況の中では、一度値動きが落ち着くのを待ち、一時的にブレイクしたトレンドラインに戻ってきて反発した際に仕掛けるようにします。

ブレイクアウトを逃した場合には、次にリターンムーブを意識してみましょう。

コンティニュエーションフォーメーションの注意点、懸念点

コンティニュエーションフォーメーションの注意点、懸念点としては2つが挙げられます。

  • チャートを見るときは主観が入る
  • リバーサルフォーメーションとの見分け

それぞれ解説してきます。

チャートを見るときは主観が入る

シンメトリカルトライアングルが逆行した形
シンメトリカルトライアングルが逆行した形

フォーメーション分析はチャートを見るときに主観が入ると自覚することが重要です。

インジケーターは計算式を基に割安割高を数値で表現するので、明確なものとして私たちは判断できますが、フォーメーション分析では、絵に描いたような明確な形になることはほとんどありません。

高値・安値を結んだ一本の直線に、ローソク足がぴったりと収まることは少ないです。

つまり、フォーメーション分析では、トレーダーの主観が入るということです。

今のチャートに対して自分なりの仮説を立て、今がどのフォーメーションを形成していて、どうなったら撤退を検討するか、筋道を立てて考えることが求められます。

もし、上の画像にあるように自分が考えるシナリオから外れることも少なくないでしょう。

そういった場合には、建値や微損で撤退しマイナスが小さいうちに撤退できると、次のチャンスに備えることができます。

リバーサルフォーメーションとの見分け

トリプルボトム・下降レクタングル、どちらにも見える形

コンティニュエーションフォーメーションの中では、リバーサルフォーメーションと非常に近い形のものが存在します。

レクタングルの項でも紹介しましたが、下記は同じような相場状況で出現する形です。

  • トリプルトップと上昇レクタングル
  • トリプルボトムと下降レクタングル(上の画像)

判断を間違えると真逆のエントリーになる可能性があるので、形が決まることを、きちんと確認するようにしましょう。

コンティニュエーションフォーメーションの成り立ち

コンティニュエーションフォーメーションは、いつから存在していたかは明らかにされていません。

しかし、世界最古のテクニカル分析である、「酒田五法」には、上の画像のような上げ三法・下げ三法という分析方法があります。

これは、”動かないレンジ相場では取引を休み、トレンド方向へ動き出した際に仕掛ける”という考え方です。

「酒田五法」が発案されたのは江戸時代ですので、すでにその頃からブレイクアウトの考え方の元になるものがあったということを示します。

発案から200年近く経つ今でも、有効なフォーメーション分析としてトレーダーに広く知られています。

コンティニュエーションフォーメーションの豆知識

実体に対してヒゲが短い強いローソク足

高値と安値を結ぶラインをローソク足がブレイクしたかどうかを判断するのは、意外と難しいものです。

ヒゲとなって戻ってきたり、中途半端なところで止まって再びラインの内側に戻ってきたり…相場に振り回された経験のある方も多いのではないでしょうか。

何を持ってブレイクしたかを見極めるために、ヒントになりうるのがローソク足の形です。

特徴的なローソク足の形にはそれぞれ名前がついており、次の値動きを示唆するサインとなることがあります。

例えば、下記2つは一方向に強く動いて確定した形であり、値動きの起点で度々現れます。

  • 大陽線
  • 大陰線(上の画像)

しっかりとブレイクしたのを確認するという意味で、確定大陽線、確定大陰線を判断基準とします。

一見ヒゲに見えても、時間足を変えると確定大陽線、確定大陰線でブレイクしている可能性を考慮しましょう。

例えば、4時間足ではヒゲになっているが、1時間足では、実体でブレイクしていることがあります。

ブレイクしたかどうか判断する際の、一つの判断材料として大陽線・大陰線を確認してみてください。

ローソク足は他にも様々な形がありますので、ぜひ下記の記事も覗いてみてください。

コンティニュエーションフォーメーション用語

  • アペックス
  • リターンムーブ
  • P波動
  • Y波動
  • 平行チャネル
  • トレンドライン
  • シンメトリカルトライアングル
  • アセンディングトライアングル
  • ディセンディングトライアングル
  • ブロードニングフォーメーション
  • ダイヤモンドフォーメーション
  • 上昇ペナント
  • 下降ペナント
  • 上昇フラッグ
  • 下降フラッグ
  • 上昇レクタングル
  • 下降レクタングル
  • 上昇ウェッジ
  • 下降ウェッジ

コンティニュエーションフォーメーションを見逃さないために

ローソク足を細くすると見えやすくなる

コンティニュエーションフォーメーションは、トレンドの途中で発生する形です。

例えば上の画像のような上昇トレンドであれば、強く上昇した高値を一度確認し、そこから下がっている途中に発生する形です。

目安となる高値が発生することが多いので、チャート上では比較的発見しやすいかと思います。

また、より多くのトレーダーが認識できるコンティニュエーションフォーメーションこそ、機能しやすい傾向があります。

チャートの形状はチャートソフトによって微妙に違うので、違うソフトを使った場合に見逃してしまうこともあります。

まずは一つのチャートソフトに慣れて、コンティニュエーションフォーメーションを確実に見つけられるようになりましょう。

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Runchaテクニカル分析チーム

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