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MT4とMT5で日本時間を表示!各市場の始まりを見逃さない便利なインジケーターと落とし穴!

2022年09月27日 公開 
2023年11月02日 更新
MT4とMT5で日本時間を表示!各市場の始まりを見逃さない便利なインジケーターと落とし穴!

MT4やMT5の表示時間と日本時間

普段チャートを見ていてMT4やMT5に表示されている時間と、私たちがいつも見ている時計の時間がずれていることに気づいていますか?

MT4やMT5以外の国内FX業者のチャートソフトを使っている方は、MT4やMT5を使い始めた時に特に違和感を感じたかと思います。

日本国内で使用しているにもかかわらず、なぜずれているのでしょうか。

まずはその仕組みから解説していきます。

日本時間とずれているのはニューヨーク市場に合わせられているから

FXの為替相場は平日は24時間稼働していますが、週末の土日は動いていません。

とはいっても日本時間の土曜日早朝7時(冬時間の場合)までは動いています。

この理由はニューヨーク市場がクローズする時間が、日本時間の早朝7時だからです。

日本時間ではすでに土曜日でも、ニューヨークはまだ金曜の夕方だということになります。

この週末一番最後に閉まるニューヨーク市場のクローズ時間にMT4の日付切り替え時間を合わせているということです。

しかし各国には時差がありますのでどこの時間に合わせて表示しているのか、時間に対しての基準が必要です。

そのため「GMT」と呼ばれる世界標準時間を使って、GMTからどれぐらいずらして設定しているのかを各ブローカーは明記しています。

ニューヨーク市場のクローズに合わせたGMTは「GMT+2(冬時間)」と表示されます。

GMTとは世界の標準時間

世界には標準時間というものが存在します。

経度0度にあるイギリスのグリニッジ天文台の時間を世界の標準時間と定義していました。

グリニッジ天文台の時間を基準に、各国の時間がどれぐらいずれているのかを時差として表示しているのです。

このグリニッジ標準時間のことを、通称「GMT(Greenwich Mean Time)」と呼びます。

また「定義していました」と過去形にしたのは、現在の標準時間は原子時計を基に計算された「協定世界時(UTC)」が基準になっているからです。

とはいってもGMTと協定世界時はほぼ同じ時間を示しています。

GMT0の場合

日本時間はGMT「+9

先ほどニューヨーク市場のクローズ時間に合わせたGMTは「+2」だとお伝えしました。

では日本時間はGMTで表すといくつになるのでしょうか。

日本時間をGMTで表すと「+9」です。

もしMT4/MT5のGMTが+2の場合、日本時間のGMTは+9なのでMT4/MT5の表示時間と日本時間の時差は7時間あることになります。

つまり、MT4の時間に7時間を足せば日本時間に変換できるということです。

例えばMT4/MT5の時間が13時を示していれば、日本時間では20時となります。

ここで勘違いしてほしくないのは、MT4/MT5の時間はニューヨーク市場のクローズ時間に合わせているからと言って、ニューヨークの時間とイコールではないということです。

少しややこしいのですが、ニューヨーク市場のクローズ時間は現地時間の17時です。

GMT+2というのはニューヨーク時間の17時にMT4/MT5の日付が切り替わるようになっています。

GMT+2のMT4/MT5の時間というのは、平日5日間の日足を均等に24時間ずつ表示できるタイミングに合わせていると覚えてください。

ちなみにニューヨークのGMTは「-5」です。

日本との時差は14時間となり、現地時間の17時は日本時間の翌日朝7時です。

日本では金曜深夜に日付が変わって土曜日になっても、相場が動いているのはそのためですね。

GMT+2+の場合

サマータイムとは現地時間を1時間早める制度

日本ではあまり馴染みがないですが、アメリカやヨーロッパでは日の出が早い夏の時期に生活サイクルにおける日照時間を増やす(お昼を長くする)目的で時計を1時間早める制度があります。

これは本来「Daylight Saving Time(デイライトセービングタイム)」と呼びますが、日本ではサマータイムと呼ぶことが一般的となっています。

このサマータイムは為替の取引時間にも導入されているので、ニューヨーク市場やロンドン市場のオープンやクローズの時間が変動することを知っておかなければいけません。

サマータイムが適用される時期は、アメリカでは3月第2日曜日から11月第1日曜日、ヨーロッパでは3月の最終日曜日から10月の最終日曜日となっています。

FX取引でのサマータイム導入タイミングはお使いのFXブローカーによって変わります。

米国標準時に合わせているFXブローカーは3月第2日曜日から11月第1日曜日、英国標準時に合わせているFXブローカーは3月最終日曜日から10月最終日曜日がサマータイムの対象となります。

この時期は時計が1時間早められますので、MT4/MT5のGMTが+2から+3に変更され日本との時差も6時間に変わります。

これに合わせてニューヨークのGMTも-5から-4へ変更されます。

例えば、サマータイム導入時の日付切り替え時間は日本時間の朝6時ですが、米国標準時(冬時間)での日付切り替え時間は日本時間の朝7時です。

また、ニューヨーク市場のオープン時間はサマータイム導入時は日本時間の21時ですが、米国標準時(冬時間)では22時となります。

時期によって現地時間が変わることをきちんと理解しておきましょう。

FXブローカー別のGMT一覧

最近ではMT4/MT5を使用できるほとんどの海外FXブローカーはGMT+2を採用しておりますが、国内FXブローカーや一部の海外FXブローカーではその限りではありません。

以下に代表的なFXブローカーのGMT一覧表を作成しましたので、確認をしておきましょう。

FXブローカー名GMT(冬時間 / サマータイム時)サマータイム切り替え時期
XMTrading+2 / +33月最終日曜日〜10月最終日曜日
Axiory+2 / +33月第2日曜日〜11月第1日曜日
TitanFX+2 / +33月第2日曜日〜11月第1日曜日
GemForex+2 / +33月第2日曜日〜11月第1日曜日
FXDD+2 / +33月第2日曜日〜11月第1日曜日
FXGT+2 / +33月第2日曜日〜11月第1日曜日
MYFXMarkets+2 / +33月第2日曜日〜11月第1日曜日
TradersTrust+2 / +33月最終日曜日〜10月最終日曜日
LAND-FX0 / +13月第2日曜日〜11月第1日曜日
OANDA+2 / +33月第2日曜日〜11月第1日曜日
FXTF+2 / +33月第2日曜日〜11月第1日曜日
楽天証券+2 / +33月第2日曜日〜11月第1日曜日
GMOクリック証券+9 / +103月第2日曜日〜11月第1日曜日

※サマータイム切り替え時期は各ブローカーより毎年案内メールが必ず送信されます。

 英国式を採用しているブローカーでも3月第2日曜日より導入する場合もあります。

 必ず案内メールを確認するようにしてください。

MT4やMT5で日本時間を使う

MT4やMT5で日本時間を表示したいという場合にはいくつか方法があります。

日本時間を表示できる機能がはじめからついているものから、外部から専用のインジケーターを導入しなければいけない方法まで、それぞれ解説していきます。

日本時間表示機能を持つ国内のFX業者を使う

国内のFX業者が提供しているMT4には初めから日本時間を表示できるオリジナルのインジケーターが搭載されている場合があります。

今回は国内FX会社のゴールデンウェイ・ジャパンが提供する「FXTF」のMT4で日本時間を表示する手順を解説します。

①FXTFのチャート画面から「挿入」➝「インディケータ」➝「カスタム」と進む

②カスタムインジケーターの中から「FXTF – Japan time」を選択する

③パラメータープロパティが表示されるのでOKを押して適用する

FXTFでの日本時間の表示

MT4時間の上部に日本時間が表示されました。

文字色や縦幅の調整などのカスタマイズをすることもできます。

日本時間が表示された状態

また、この他にも国内FX会社のMT4では同じような機能がある業者もあります。

すでに国内FX業者のMT4をお使いの場合は、ホームページ等でご確認ください。

ゴールデンウェイ・ジャパンのHPリンク

海外FX会社のMT4やMT5で日本時間を表示する

海外のFX会社のMT4やMT5を使用している場合は、わざわざ日本人向けに日本時間を表示できるインジケーターを用意してくれているわけありません。

そのため、日本時間をチャート上に表示できる外部インジケーターをダウンロードしてインストールする手間が必要となります。

ここでは日本時間を表示できるインジケーターのダウンロードから導入までを解説していきます。

日本時間表示インジケーターのダウンロード

MT4、MT5どちらにも対応している日本時間表示インジケーターはまだまだ少ないですが、以下のサイトではどちらにも対応しています。

お使いになっているMT4かMT5のどちらを使っているかによってダウンロード先を選択してください。

FXキーストンの「日本時間に変換するインジケーター」

MT4の方はリンク先ページ少し下の「オレンジ色のダウンロードボタン」を。

MT5の方はリンク先ページ少し下の「青色のダウンロードボタン」を押してください。

自動でインジケーターファイルのダウンロードが完了します。

インジケーターダウンロード画面

日本時間表示インジケーターのインストール

インジケーターをダウンロード出来ましたら、次にMT4にインストールしていきます。

MT5でもやり方は同じですので、MT4で解説していきます。

①MT4のチャート画面から「ファイル」➝「データーフォルダを開く」をクリック

②データフォルダが立ち上がるので「MQL4]をダブルクリックで展開する

③展開したフォルダの中から「indicators」をダブルクリックして更に展開する

インジケーターのインストール

④ダウンロードフォルダを開き先ほどダウンロードしたインジケーターを展開したindicatorsフォルダへドラッグ&ドロップする

インジケーターのコピー

⑤MT4を再起動する

以上でインストールは完了です。

日本時間表示インジケーターをチャートへ適用する

MT4が再起動出来たら実際にチャートへ適用してみましょう。

①MT4のチャート画面から「挿入」➝「インディケータ」➝「カスタム」と進む

②カスタムの中に新たに「keys_Japan_Time」が増えているのでクリックする

③パラメータープロパティが表示されるので「OK」をクリック

インジケーターの挿入

④日本時間がチャートに表示されました

日本時間が挿入された

日本時間表示インジケーターの仕様とパラメーターの解説

次に日本時間表示インジケーターの仕様を解説します。

この日本時間表示インジケーターは時間足によって表示される日本時間が自動で切り替わります。

それぞれどのように切り替わるのかを見ていきましょう。

5分足以下では1時間ごとの区切り線を使って日本時間を表示します。

期間区切り線

15分足から1時間足では1日ごとの区切り線を使って日付と曜日が同時に表示されます。

日付の表示

4時間足では1週間ごとの区切り線を使って何月の何週目かが表示されます。

週の表示

日足では月ごとに区切り線が引かれ、何年の何月かが表示されます。

月の表示

週足では年ごとに区切り線が引かれ、何年かが表示されます。

年の表示

月足では10年ごとに区切り線が引かれ、何年から何年までの期間であるかが表示されます。

年間区切りの表示

続いてパラメーターの解説です。

項目は少ないですし、基本的に変更することはありませんが、カスタマイズした方は参考にしてください。

パラメーター画像

①24時間表記

 5分足以下での時間表示を24時間表示にするか、午前午後で表示するかを選択します。

 「true」で22時のように24時間表示、「false」で午後10のように12時間表示します。

②曜日表示

 15分足から1時間足で表示される日付に曜日を表示するか、非表示にするかを選択します。

 「true」で日付と曜日を表示、「false」で日付のみを表示します。

③残り時間表示

 画面右下に次のローソク足が生成されるまでの残り時間を表示するか選択します。

 「true」で表示、「false」で非表示にします。

④新ロウソク足で音

 表示している時間足でローソク足が新たに生成されたタイミングで音を出すかを選択します。

 「true」で音を鳴らす、「false」で音を鳴らさない設定にします。

⑤音声ファイル名

 ④で「true」にした際の音声ファイルです。

 変更はできません。

⑥縦軸の色

 区切り線の色を変更できます。

 背景が同系色で見えずらい場合や目立ちすぎてチャートが見にくい場合は変更してください。

⑦文字の色

 日本時間を表示する文字の色を変更できます。

 デフォルトでは白が選択されていますので、背景が白の場合は変更して使用してください。

⑧時刻の大きさ

 日本時間を表示しているフォントの大きさを指定します。

⑨残り時間の大きさ

 ③で残り時間を表示する設定にした場合の、残り時間のフォントの大きさを指定します。

⑩日足終値の表示

 1時間足以下の表示をした際に、日足切り替え時間に区切り線を表示するかを選択します。

 「true」で日付切り替え時間に区切り線を表示、「false」で非表示にします。

⑪日足終値の色

 ⑩で日足終値の表示を「true」にした時の区切り線の色を指定します。

スマホのMT4アプリでは使用できない

他の外部インジケーターと同様にスマホ版のMT4アプリには日本時間表示インジケーターの導入はできません。

スマホだけで取引をするという方は、日本時間への変換方法を覚えておきましょう。

まとめ:PCやスマホのMT4で取引をするなら時間の変換をできるようになっておく

PC版のMT4やMT5では日本時間を表示したり、外部インジケーターで変換することができます。

しかしスマホ版では外部からのインジケーターの導入はできません。

そのため、スマホ版MT4、MT5での時間表示を日本時間に瞬時に変換できるようにしておく必要があります。

GMT+2を採用している多くのMT4の時間と日本時間の時差は7時間なので、MT4時間に7を足して計算すると覚えておくことをおすすめします。

ただし、サマータイムが採用されている間は6時間になりますので、切り替えの時期は気を付けておきましょう。

脳内で瞬時に変換できるようになればインジケーターもいりませんし、PC版かスマホ版かを問うことも無くなります。

FXで稼ぐということはその道の上級者であるということです。

ご自身が扱うツールの時刻変換ぐらいは瞬時にできるようになっておきましょう。

MT4/MT5の全てをまとめた記事です。

この記事ではMT4やMT5を日本時間に変換することについて詳しく説明しましたが、MT4やMT5についてさらに詳しく知りたい場合は、MT4、MT5まとめ記事を参考にしてください。

監 修
Runchaテクニカル分析チーム

トレード体験アプリ「Runcha」は、テクニカル分析チームが監修を行っています。これまでにFXおよび仮想通貨初心者向けの学習アプリを開発し、累計100万ダウンロードを突破。「Runcha」はデモトレードの進化版を目指し、トレード練習の概念を一新します。経験豊富な専門家の協力の下、分かりやすく正確な情報を提供しています。


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内田 まさみ ラジオNIKKEI
日経CNBCの番組パーソナリティ
経済雑誌多数連載中
山中 康司 金融リテラシー協会 代表理事
アセンダント取締役
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