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これからFXで自動売買を始める方必見!初心者から中級者の方におすすめしたい自動売買のアレコレ!

2022年08月23日 公開 
2023年10月15日 更新
これからFXで自動売買を始める方必見!初心者から中級者の方におすすめしたい自動売買のアレコレ!
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【FX自動売買】初心者におすすめするFXの自動売買

FXで自動売買をこれから始めるという方は、何を選んだらいいのかがさっぱりわからないと思います。

自動売買には様々な専門用語があったり、よくわからない数字が並んでいたり、設定が難しそうだったりと参入障壁が高く高くそびえ立ちます。

そこで自動売買をこれから始めるなら、まずはこれを選んでみようというものをいくつか紹介していきます。

自動売買はルールに基づいてシステムが自動で取引をする

自動売買と聞くとプログラマーと呼ばれる人がよくわからない言語をコンピューターに打ち込んで…と想像してしまいがちですが、実はそんなに難しいことはしていません。

自動売買はあらかじめ決められたルールに基づいてシステムが自動で売買取引をしてくれるもので、自動売買を使う側が行うのはルールを決めることだけとなります。

ここでいうルールとは、例えば前回の高値を超えたら買う、前回の安値を超えたら売るなどや、移動平均線がゴールデンクロスしたら買う、デッドクロスしたら売るなどのような単純なものです。

このルールを設定しておけば、あとは仕事をしていても寝ていてもシステムが24時間休みなくトレーダーの代わりにチャートを監視し、自動で取引を行ってくれるのです。

つまり相場の見方がよくわからない初心者や、仕事が不規則でなかなか時間が取れないような人でもFX取引を行うことができるのが自動売買です。

まずは年間で5%~10%の利益を目指そう

自動売買のイメージで「短期間で大きな資産を形成できる」というものがありますが、実際の自動売買ではそのようなことはありません。

特に自動売買を始めたての頃は、自分の資金があっという間になくなってしまうようなギャンブル性の高い自動売買には手を出すべきではありません。

通常、FX以外の○○投資と呼ばれる案件の年間リターン率は5%~10%程度です。

投資は年間で5%もあれば優秀とされているのですが、FXでは月利で200%、年利で1000%などの現実味がない広告が当たり前になってしまっています。

そのような期待を胸に来ていたら申し訳ないのですが、FXでもまずは年間5%~10%の利益率で運用することを目標にしましょう。

設定が簡単なFX会社提供型自動売買から始めてみよう!

自動売買には大きく分けて3つの種類があります。

プログラム型自動売買、リピート型自動売買、選択型自動売買の3つです。

プログラム型は少しの専門知識が必要となるので、これから始める方はFX会社が提供するリピート型か選択型から始めてみるのがおすすめです。

リピート型とは、あらかじめ買う値段と売る値段を決めておき、その価格に到達した時点でシステムが自動で売買を行ってくれるものです。

価格は一定の幅の中で上下動を繰り返しますので、その中で繰り返し売買を行い小さな利益を積み上げていくコツコツ型の自動売買です。

売買方法が明確で専門的な知識もいらないわかりやすさから、自動売買初心者に人気があります。

選択型とはFX会社が用意したいくつかの売買手法の中から、ご自身でどれで売買を行うかを選択してシステムに自動で売買を行わせるものです。

プロのトレーダーやFX会社が開発した自動売買戦略を選択して運用します。

各FX会社で様々なものが用意されており、難しいプログラミングの知識や常時PCを起動しておいたりする手間もないことから、こちらも初心者に人気の自動売買です。

ただし、その戦略がどれぐらいの成績を残しているのかなどの情報が公開されていないので、信用しすぎには注意しましょう。

【FX自動売買】中級者以上ならおすすめはMT4!

初心者の方はまずはリピート型か選択型から始めるのをおすすめしましたが、ある程度トレード歴が長くなってくるとご自身の考える取引方法で自動売買を行いたくなってくると思います。

プログラム型の自動売買はそのような要望に応えることができます。

ただし、プログラム型自動売買の多くはMT4や最新版のMT5でのみ稼働するようにプログラムされています。

※MT4/MT5はロシア企業のMetaQuotes Software(メタクオーツ・ソフトウェア)社が開発した無料で提供されているFXの取引プラットフォームのことで、世界中のトレーダー達が最も多く使っていると言われている取引ツールです。

自動売買とEAの違いはMT4・MT5で運用するかしないか

自動売買を調べていると「EA(Expert・Adviser)」という自動売買プログラムが目につくと思います。

EAも自動売買のひとつでMT4やMT5上でプログラムによって動く自動売買のことを指します。

「MQL」と呼ばれる言語を使ってプログラムされており、MT4やMT5のシステム上だけで稼働します。

そのため、MT4やMT5が使えないFXブローカーではEAを使った自動売買を行うことはできません。

自動売買=EAと考えてしまいがちですが、EAと呼んだときはMT4やMT5で運用させることが前提の自動売買であることを覚えておきましょう。

MT4をおすすめする理由は選べるEAの数が豊富だから

この項のタイトルで「おすすめはMT4」と言い切っています。

EAは最新版のMT5でも運用できますが、なぜMT4の方がおすすめなのでしょうか。

それは選択できるEAの数が理由です。

MT5は2010年にリリースされて以降、何度もアップデートが繰り返されてきましたが使用できるブローカーも少なかったことからいまいち浸透しませんでした。

そのためEAの開発も使用者の多いMT4を中心に新規開発を続けており、選択できるEAの総数を考えると2022年8月現在、MT4の方が圧倒的に多くなっています。

MT4とMT5ではプログラム言語が違い互換性がありませんので、せっかく良さそうなEAを見つけたとしてもそれが対応していない場合は使えないということになります。

まずはMT4で自分好みのEAを探すところから始めてみましょう。

ただしMT4はアップデートを終了しており機能が追加されることはありません。

そしてMT5の処理速度や機能を考えるとMT4を圧倒します。

MT5のEAの開発も盛んになってきておりますので、何年か後には切り替えの時期もやってくるでしょう。

上級者になれば自作も可能!

MT4を使う理由としてもう一つ上げられるのは、自分で開発をすることも可能ということです。

「プログラム言語なんか難しくてできない」という方もいらっしゃると思いますが、プログラムが書けなくてもEAを作れるソフトなども販売されております。

とはいっても、EAを動かしたらどのような挙動を見せるのかなどの基礎知識は必要となりますので、まずはMT4でEAを動かし取引を実際にしてみてからということになるでしょう。世の中に自分好みのEAがどうしても見つからないという方は自作するという選択肢をひとつ入れておくのも悪くないかもしれません。

【FX自動売買】EAを選ぶ時のおすすめポイント!

MT4でEAを選択するときには気を付けなければいけないことがいくつかあります。

というのも、FXの知識が無くてもプログラミングの知識があればEAは作れてしまいます。

インターネットでFXの手法を検索して、それをそのままEA化して大した検証もせずに「勝てます」と販売しているものもあるのです。

ここではEAを選ぶときにどこに気を付ければいいのかを5つのおすすめポイントとして解説していきます。

①バックテストは10年が目安!

EAを選ぶときにバックテストの期間は重要です。

バックテストとは過去の相場を使って、そのEAがどれぐらいの利益を上げることができたのかを検証することです。

この期間がどれくらいあるのかというのが重要になってきます。

例えば、1年や2年のバックテスト期間ならその期間だけ勝てるように見せるEAは簡単に作れてしまいます。

最低でも5年以上、できれば10年のバックテスト期間があるEAを選ぶことをおすすめします。

②年間取引回数が100回以上!

取引回数はそのEAがどれくらい取引をしたのかを表示しています。

自動売買のメリットはチャートを見ていない時でもある程度の取引を自動で行ってくれることです。

とはいっても多ければ多いほどいいというわけではありませんし、あまりに取引回数が少ないのも自動売買にする必要を感じません。

またEAの特徴として取引回数を少なくすればするほど優秀なEAが作成できます。

取引条件を厳しく絞るので当たり前ですが、月に1回程度のエントリーしかしないEAでは多くの方は我慢できないでしょう。

バックテスト期間と取引回数から計算し、年間の取引回数が100回を超えるEAを選ぶことをおすすめします。

③損失に対する期待利益の割合「リカバリーファクター」を計算せよ!

EAを選ぶときにプロフィットファクターは見ていても、リカバリーファクターを選択肢に入れている方は少ないと思います。

リカバリーファクターは損失に対してどれぐらいの利益が期待できるかを表した数値ですが、この数値を公表している販売者は少ないのが現状です。

FXに限らず投資の原則として少ないリスクで大きなリターンを得ることが重要なのは言うまでもありませんので、EAの販売ページなどで公表されている項目から「純利益 ÷ 最大ドローダウン(最大損失額)」で計算してみましょう。

リカバリーファクターは最低でも5.0以上、できれば10.0以上あるEAを選ぶことをおすすめします。

④勝率は重要ではない!

自動売買というと勝率が大事だと考えてしまいますが、実は勝率はあまり重要ではありません。

いいEAというのは優位性が高いところで適切にエントリーをして、少ない損失で抑えながら利益はなるべく大きく取ることを繰り返すので、勝率は6割から4割程度の範囲で推移します。

例えば利益100円、損失50円で売買を繰り返すEAがあったとしたら、勝率が40%あれば資産は増えていきます。

また、あまりに勝率が高すぎるものは損切りをしていない可能性があります。

そういったEAは負ける時に大きく資産を減らす恐れもありますので、勝率が5割前後で資産曲線が右肩上がりのEAを選ぶことをおすすめします。

⑤ナンピン系は強制ロスカットの危険があるので最初は外そう!

上記の「勝率は重要ではない」でも少し触れましたが、EAの中には勝率が90%を超えるものが存在します。

取引回数が多いのに勝率が90%を超えるEAとは、ほぼ損切りをしないEAということです。

ポジションを持った後に逆行してしまっても損切りをせず、ナンピンを繰り返しプラスになったポジションから段階的に決済をしていく売買を繰り返します。

そのため価格が一方的に進み続けてしまったときも、損切りをせずにナンピンを繰り返すので負ける時は全損する時ということがほとんどです。

勝率が異常に高いEAというのは爆発的に投資資金が増えることもある反面、常に強制ロスカットの危険と隣り合わせであるということになります。

自動売買を始めて間もない時期は、資金がすべてなくなってしまう恐れのあるナンピン系のEAは選択肢から外すことをおすすめします。

まとめ:派手な広告に騙されないで!

EAの世界というのは残念なことにそもそも勝つことができないようなものを販売している悪徳販売者がいることも事実です。

「ほったらかしで月100万円!」「あなただけに特別に!」「1億円は通過点」などのような、心躍る派手な広告が謳われているEAは殆どが悪徳販売者によるものです。

おすすめポイントを活用してそのような悪徳販売者に引っかからないように自分で自分を守っていきましょう!

EAは正しく選んで使えば24時間あなたの代わりにFXを運用してくれます。

この記事でいいEAを選べる目を養っておきましょう!

FX自動売買の全てをまとめた記事です。

この記事ではFX自動売買でのおすすめについて詳しく説明しましたが、FXの自動売買についてさらに詳しく知りたい場合は、FX自動売買のまとめ記事を参考にしてください。

監 修
Runchaテクニカル分析チーム

トレード体験アプリ「Runcha」は、テクニカル分析チームが監修を行っています。これまでにFXおよび仮想通貨初心者向けの学習アプリを開発し、累計100万ダウンロードを突破。「Runcha」はデモトレードの進化版を目指し、トレード練習の概念を一新します。経験豊富な専門家の協力の下、分かりやすく正確な情報を提供しています。


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内田 まさみ ラジオNIKKEI
日経CNBCの番組パーソナリティ
経済雑誌多数連載中
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