【知らなきゃ損】TradingViewの見やすい設定|使い方や便利機能も図解
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TradingViewは、トレード仲間とつながるSNS機能を有した次世代型チャートツールです。初回限定で、機能が豊富な有料プランを1ヶ月無料で利用可能。ぜひ最高のトレード環境を体験してください。
「TradingViewが見やすくなるおすすめの設定が知りたい!」
「チャート・インジケーター・描画ツールの基本的な使い方は?」
「TradingViewの基本の使い方と合わせて便利な機能も教えてほしい。」
今回は上記の疑問を解決し、この記事を読むことで以下3つのポイントが分かります。
【この記事から分かること】
- TradingViewのチャートの基本的な使い方とおすすめ設定
- インジケーターと描画ツールの基本的な使い方とおすすめ設定
- TradingViewの有料プランの機能を無料で利用できる5つのFX会社
最後には、TradingViewをトレードで利用したくなった方に向けておすすめのFX会社を紹介しています。
TradingViewを使いやすくするための説明書として参考にしてください。
目次
最強のテクニカル分析は?
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TradingViewのチャート画面を見やすく設定しよう
すでに世界で6,000万人超のユーザーが利用するTradingView(トレーディングビュー)はトレード上級者のニーズを満たす機能を搭載しながらも、見た目と操作性に優れることから初心者の方でも直感的に使えます。
FXや暗号資産(仮想通貨)など世界中の取引所に上場する金融商品をチャートに表示でき、ユーザーが投稿した10万個超のインジケーターを基にしたテクニカル分析が可能です。
一方で、豊富な情報はTradingViewを使い始めた人のデメリットになり得るので、使いやすくカスタマイズする必要があります。
「公式サイトのリアルタイムチャート」にアクセスして、デフォルトの表示画面を確認してみましょう。ここからは実際の画面でご説明します。
デフォルト(※)では日経225のチャートとともに出来高、ウォッチリスト銘柄の詳細情報が表示されました。
(※)表示する言語により異なります。Englishを選ぶとチャートはApple、関連情報もApple関連となります(2023年3月20日時点)。
トレード手法にもよりますが、テクニカル分析を重視してトレードする場合、デフォルトの情報の大半が不要になるでしょう。
TradingViewのチャート画面を見やすくするには、4つのメニューバーから設定・変更を行います。
- 上部メニューバー
- 描画ツールバー
- 右サイドバー
- 下部メニューバー
上部メニューバーから操作をして、移動平均線とRSIを表示し、いつでも発注できるようにワンクリック注文の売買ボタンを残しました。
デフォルトのチャート画面と比較して、スッキリしましたね。TradingViewのチャートはテンプレートとして保存できるため、商品・銘柄ごとにカスタマイズして利用するのがおすすめです。
またTradingViewには無数のインジケーターが登録されているので、いまの相場や銘柄ごとに適したテクニカル指標を選別し、さらに最適化して使えるメリットもあります。
マテリアルデザインを採用したTradingViewは、デザインからレイアウトに至るまで感覚的に好まれる工夫が施されており、開発者のこだわりに溢れています。
「神は細部に宿る」と言われますが、TradingViewのチャートを使い込むほどに、極めて高いユーザビリティを実感できるでしょう。
TradingViewのチャート画面の使い方とおすすめ設定
ここからは、TradingViewのチャート画面の主要機能について使い方とおすすめ設定を説明します。
- 通貨ペアを表示する
- 通貨や銘柄をウォッチリストに登録する
- チャートのレイアウトを変更する
- 時間足・チャートタイプを変更する
- ロウソク足の色やテーマカラーを変更する
- 2つのチャートを重ねて表示する
- チャートに出来高を表示する
- タイムゾーンを変更する
- 経済指標(イベント)をチャートに表示する
チャート分析に必要な機能を確認し、カスタマイズする際に役立ててください。
通貨ペアを表示する
TradingViewには「シンボル検索」の機能があり、無数の銘柄から瞬時に検索対象をチャート表示します。
シンボルとは取引所に上場する銘柄を識別するための記号です。ドル円なら「USDJPY」、ユーロドルなら「EURUSD」のアルファベットが該当します。
一例としてFXの通貨ペアを表示する方法を確認しましょう。
ドル円を表示するまでの手順は次の通りです。
- 画面左上の「シンボルアイコン」をクリックするか、チャート上で文字をタイプして「シンボル検索パネル」を開く
- 検索欄に「USDJPY」を入力する
- 価格データ提供元の取引所を確認して選ぶ
TradingViewでは複数のUSDJPYが検索結果に表示されますが、各USDJPYの違いはそれぞれの取引所から提供された価格データに基づいていることです。
同じ銘柄であっても取引所の違いによりチャート形状が変わる可能性があります。USDJPYなどの主要通貨ペアであれば大半の取引所で流動性が保たれるので、チャート形状に大きな違いはありません。
一方でマイナーな通貨ペアの場合、流動性が不足することで秒足の値動きの違い・窓の広さ・ヒゲの長さなどが変わる可能性に留意してください。
続いて、取引所を基準にして通貨ペアを表示する方法を説明します。
特定の取引所が取り扱う通貨ペアを表示する場合、シンボル検索パネルの商品一覧にある「FX」を選んだ後に「すべての提供元」をクリックし、「情報源」パネルから該当する取引所をクリックします。
FOREX.comを選んだ場合、同社が取り扱うFXの全銘柄が表示されます。
なお、TradingViewのYouTube公式チャンネルにある「チャート表示に必要な”銘柄名”の調べ方」も併せて参考にしてください。
通貨や銘柄をウォッチリストに登録する
TradingViewでは通貨や銘柄をウォッチリストに登録することで、登録銘柄の現在値・価格変化・価格変動率・出来高などを一覧表示できます。
ウォッチリストの銘柄を1クリックするだけで高機能チャートに表示できるため、日々トレードする通貨や銘柄を登録しておくことで効率よくテクニカル分析を行えます。
上図のウォッチリストは「FX」「暗号資産」「株式」でカテゴライズしています。シンボル欄にある「USDJPY」をクリックして高機能チャートに表示できます。
ウォッチリストのおすすめの設定は、トレード回数が多い通貨や銘柄を商品別に分けて登録することです。
例えばFXで日本時間はドル円をメインにトレードし、欧州時間以降はユーロとポンドのドルストレートとクロス円のチャートを見て判断する場合、FXのカテゴリを作って以下の銘柄を登録しておくと良いでしょう。
USDJPY、EURUSD、GBPUSD、EURGBP、EURJPY、GBPJPY
変動幅と変動率がリアルタイムに表示されるため、通貨ペアの強弱まで分かります。
加えて、暗号資産は他の金融資産に対して相関性が低く、突発的に一方的な値動きをすることも多いことから、ボラティリティを利用したトレードに適しています。
暗号資産(仮想通貨)のカテゴリを作り、ビットコインやイーサリアムを登録しておけば、短期の裁定取引に役立ちます。
一方でスイングトレードの対象は、新たなカテゴリを作って登録しておくこともおすすめです。日足の終値が確定してからエントリーするかを判断する場合、常時目に映る場所のウォッチリストに登録しておく必要はありません。
代わりに以下の通貨と銘柄のカテゴリを作り、ウォッチリストの上の方に整理しておくことをおすすめします。
- 毎日トレードする(例:FXの主要通貨ペア)
- 急激なボラティリティに乗じたトレードをする(例:暗号資産)
2つのカテゴリを上に配置したTradingViewのチャートを見てみましょう。
頻繁にチャート確認する必要がある商品・銘柄を目視でき、変動幅と変動率まで確認できます。
続いて、銘柄をウォッチリストに登録する方法を説明します。
登録する手順は次の通りです。
- 画面右のアイコンを選択
- 画像の「+」マークをクリック
- 検索欄にシンボルを入力
- データ提供元の取引所を選択
ウォッチリストの最下部に銘柄が追加されるので、該当するカテゴリにドラッグ&ドロップして分類できます。
TradingViewのウォッチリストで通貨と銘柄を整理しておくと、TradingViewを開く度に対象銘柄を検索する手間が省けます。
チャートのレイアウトを変更する
TradingViewでチャートのレイアウトを変更する方法について、レイアウトの種類の選び方と分割表示する方法を通して説明します。
チャートは1タブで最大8枚のチャートを表示でき、レイアウトは最大33種類を利用可能です(※)。TradingViewではチャートの表示枚数に応じて、トレーダーが使いやすいように最適化された分割表示が提案されます。
(※)ノンプロフェッショナル向けプランの場合。なお、ブラウザ1タブに2枚以上のチャートを表示するには有料プランの契約が必要ですが、無料プランのまま複数のチャートを表示できるので、後ほど解説します。
レイアウトは、画面右上の「レイアウト」アイコンから選択できます。
4枚と8枚のチャートを開くレイアウトの中から、それぞれ均等に分割するレイアウトを表示します。
1タブの中にチャートを分割表示しているので、パソコンへの負担も軽くてサクサク快適に動作します。
【Tips】ブラウザ版TradingViewのパフォーマンスを高めよう!
Google Chromeの新機能にパフォーマンスを改善する「メモリサーバー」が追加されました。「オン」にすることでアクティブではないタブのメモリを解放し、今使っているタブやアプリの速度低下を抑えます。
参考:Google Chromeヘルプ「Chromeのパフォーマンスをカスタマイズする」
特に複数のタブでTradingViewのチャートを表示している方は、パソコンの動作が重たくなる原因の解消に役立ちます。
続いて、マルチタイムフレーム分析に最適なチャートのレイアウトの説明です。多くのトレーダーが利用する1画面4枚表示を採用します。
例えばFXでデイトレードをする場合、長期トレンドを把握するための長い時間足と、エントリーに使うための短い時間足を分けて表示したレイアウトがおすすめです。
事前に月足と週足のトレンドを把握した上で、左側のチャートで日足と4時間足のチャート分析をします。水平線を引いたりインジケーターを用いて、強く支持・反発しやすい価格帯の目安を付けていきましょう。
日足と4時間足のトレンドを踏まえて、右側のチャートで1時間足と15分足でトレードタイミングを測ります。
4分割のチャートレイアウトにすることで長期トレンドを常時確認しながらトレードタイミングを決められます。
短い時間足の些末な値動きに惑わされず、一方向にチャートが伸びやすいエントリーポイントを押さえられるメリットがあります。
TradingViewが最適化した分割表示や均等分割が使いにくい場合、手動でチャートのサイズを調整しましょう。
各時間足の外枠をドラッグ&ドロップすることで好みのサイズに変更できます。
その他、グリッド線や十字カーソルの色合いなどの詳細な設定は、チャート上で右クリックした後に表示された「設定」を選び、「チャート設定パネル」内の「外観」でカスタマイズできます。
【節約術】チャートの複数表示に有料プラン契約は必要なの?
TradingViewの無料プラン(Basic)では1タブに1枚のチャート表示のみとなります。2枚~最大8枚を表示するには、以下の有料プランを契約する必要があります。
プラン名 | 表示枚数 | 月額料金(年次契約時) |
---|---|---|
Basic | 1 | 無料 |
Essential | 2 | 12.95ドル/月 |
Plus | 4 | 24.95ドル/月 |
Premium | 8 | 49.95ドル/月 |
※2024年11月時点
無料プランのまま複数のチャートを表示する場合、切り離したタブごとにTradingViewのチャートを表示しましょう。
ブラウザにGoogle Chromeを使用すれば、一定時間使わないタブのメモリ消費を抑えられます。
(※)参考:上記「ブラウザ版TradingViewのパフォーマンスを高めよう!」
無料プランのままTradingViewを試したいときの参考にしてください。
時間足・チャートタイプを変更する
TradingViewで表示できる時間足とチャートタイプを変更する方法を説明します。
まずはチャートに表示できる時間足を確認しましょう。
種類 | 期間 |
---|---|
秒足(Premium限定) | 1、5、10、15、30、45 |
分足 | 1、3、5、15、30、45 |
時間足 | 1、2、3、4 |
日足以上 | 日足、週足、月足、3月足、6月足、12月足(年足) |
カスタム時間足(有料プラン限定) | 分足以上について、任意の時間足を設定可能 |
秒足の表示は有料プランのPremiumに限定され、その他の時間足は無料プランで表示できます。
時間足の変更はチャート左上にある「∨」をクリックしてから該当する時間足を選びます。
各時間足にカーソルを当てたときに表示される「☆」をチェックすると、チャート上部に表示される時間足(青四角枠)に固定でき、1クリックでのクイック表示が可能になります。
また有料プラン(Essential以上)に契約することで、分足以上については任意の時間足を追加できます。
時間足一覧の最下部にある追加設定より、20分足・5時間足・3日足などを自由に設定できます。
カスタム時間足を設定する手順は次の通りです。
- 時間足を分・時間・日・週・月から選ぶ
- 時間足の期間を指定する
- 「追加」をクリックする
MT5の標準仕様で表示できる時間足は1分から月足ですが、TradingViewでは1秒足から年足、さらにはカスタム時間足も表示できます。
TradingViewはスキャルピングから長期保有までの幅広いトレードスタイルに最適なテクニカル分析ができます。
続いてチャートタイプを見ていきましょう。TradingViewでは1クリックで14種類のチャートタイプに変更できます。
TradingViewで選べる14種類のチャートタイプは次の通りです。
①バー ②ローソク足 ③中空ローソク足 ④棒グラフ ⑤ライン ⑥エリア ⑦ベースライン ⑧ハイロー ⑨平均足 ⑩練行足 ⑪新値足 ⑫カギ足 ⑬ポイント&フィギュア ⑭レンジバー
一番下にある「レンジ」とはレンジバーのことで、時間の要素を排除したチャートです。一定の値幅の動きがあったときのみに形成されるので価格動向のみに着目した分析が可能です。
TradingViewの豊富な時間足とチャートタイプはあらゆるトレード手法への対応を可能にし、新たなチャート分析の発想を得やすいメリットがあります。
ローソク足の色やテーマカラーを変更する
TradingViewでローソク足の色やテーマカラーを変更する方法を見ていきましょう。
まずはローソク足の色などをカスタマイズしていきます。
ローソク足の色を変更する手順は次の通りです。
- チャート右上の「設定アイコン」をクリック、または「任意の箇所で右クリック」をしてから「設定」を選ぶ
- 「チャート設定」パネル内にある「シンボル」を選ぶ
シンボルメニュー内にある「ローソク足」で変更できる色は次の通りです。
項目 | 内容 |
---|---|
前のローソク足の終値基準で色を判定 | 陽線・陰線での色分けではなく、現在値が前の終値より高いか安いかで色が決まる |
実体 | 陽線と陰線の色を決める |
枠 | 実体の外枠の色を決める |
ヒゲ | ヒゲの色を決める |
TradingViewはGoogleのフォントカラーのように、やわらかみのある色合いが特徴的です。
ローソク足の実体・枠・ヒゲの色を変更する際に設定できる不透明度の数値を小さくすることで、ローソク足の色が透明に近づいていきます。
シンボルメニューの「ローソク足」の下に表示される「価格ライン」と「データの調整」の設定も確認しましょう。
「価格ライン」では以下3つの価格の表示と色の設定・変更ができます。
項目 | 内容 |
---|---|
現在値 | 現在の価格に水平の点線を引く |
高値・安値 | 表示画面内における高値と安値に水平の点線を引く |
Bid/Ask | BidとAskに水平の点線を引く |
「データの調整」では以下2つを設定・変更できます。
項目 | 内容 |
---|---|
精度 | 小数部分の表示を指定する |
タイムゾーン | 協定世界時(UTC)基準で表示時間を指定する例:東京時間は「UTC+9」 |
ローソク足と合わせて好みの見た目に調整してみましょう。
続いてテーマカラーを変更する方法です。TradingViewではテーマカラー設定から「ダークモード」をクリックするだけでライトカラーから切り替わります。
なおTradingViewの各レイアウトとカラーは、直感的に理解しやすく作られているのでデフォルトがおすすめです。
TradingViewのYoutube公式チャンネルにある「ローソク足の色を変更する方法」も併せて参考にしてください。
2つのチャートを重ねて表示する
TradingViewで2つのチャートを重ねて表示する方法を説明します。
2つのチャートを重ねて表示した比較チャートにより、銘柄間の強弱や相関関係を目視で瞬時に判断する際に役立ちます。
通貨強弱を測る際によく用いられるので、ドル円とユーロドルを例にして比較チャートを表示します。
ドル円のチャートにユーロドルを重ねて表示する手順は次の通りです。
- 「+」をクリックする
- 「シンボル比較」パネルで「EURUSD」で検索する
- 価格データ提供元の取引所を確認して選ぶ
他の銘柄と重ねて表示すると、チャートのスケールがパーセント表記に替わります。これは表示中の銘柄のチャートの左端を基準値:0.00%に揃えた変動率を表しています。
ユーロドルのチャートタイプを「ライン」からドル円と同じ「ローソク足」に変更します。
TradingViewでチャートタイプを変更する方法は次の通りです。
- 画面左上の「設定アイコン」を選ぶか、チャート上で右クリックした後に「設定」を選ぶ
- スタイルメニュー内のスタイル(チャートタイプ)から「ローソク足」を選ぶ
チャートタイプはローソク足を含めて8つの形状から選べます。
バー、ローソク足、中空ローソク足、棒グラフ、ライン、エリア、ベースライン、ハイロー
TradingViewでチャートを重ねて表示する比較チャートは、分散投資における対象銘柄の相関性の把握にも役立ちます。
相関性の低い金融商品に分散させることが長期投資の基本のため、相関性が崩れた(または似てきた)局面では投資先を変更する必要性が生じます。
例えば2023年以降、米国FRBの金融政策がハト派姿勢に転じつつある場面、従来どおりゴールドの価格が上昇しはじめています。
米ドルインデックス(シンボル:DYX)にゴールドETF(シンボル:GLD)価格を重ねて表示し、新興株ETF(シンボル:FM)も加えてみました。
米ドルとゴールド価格は逆相関が保たれており、FRBの金融政策に対する反応が機能しています。一方で米ドルの金利低下局面で価格上昇が期待される新興株の価格が上昇していません。
BRICs全盛期前のように、新興国株への投資妙味が高まっている局面と言えそうです。
TradingViewではFXに限らず世界の取引所に上場する商品を表示できます。FXに限定せずにチャートを重ねて表示することで、強弱・相関関係が瞬時に分かります。
チャートに出来高を表示する
TradingViewのチャートに出来高を表示する方法を説明します。
出来高とは、市場における買い注文と売り注文が成立した取引量を横軸に棒グラフで表すテクニカル指標です。
主に株式トレードで重視され、相場格言「出来高は株価に先行する」にある通り、チャートの先行きを想定するために使われます。
一例として、時価総額世界No.1を誇るアップル(シンボル:AAPL)のチャートと出来高を表示します。
TradingViewのチャートに出来高を表示する手順は次の通りです。
- 画面上部の「インジケーター」をクリックする
- 「インジケーター、指標、ストラテジー検索」パネルで「出来高」または「volume」で検索する
- Volume(出来高)を選ぶ
数ある出来高の中でも、TradingViewに標準搭載されている内蔵インジケーターを表示しました。
内蔵インジケーターについて:基本のパラメータで構成されているためシンプルで使いやすい特徴があります。インジケーターパネル内の「テクニカル」のカテゴリにまとめられています。
TradingViewには他のテクニカル指標を組み合わせた出来高が多数登録されているので、初めて利用するインジケーターであれば、常に内蔵インジケーターから試すことをおすすめします。
また、TradingViewには、上記のような通常の出来高だけでなく、価格帯ごとに出来高を表示する機能も搭載しています。
こちらについては、以下の記事をご覧ください。
タイムゾーンを変更する
TradingViewでタイムゾーン(標準時間帯)を変更する方法を説明します。
現在時刻はTradingViewのチャート右下に表示されています。日本時間(日本標準時)に合わせる際に「UTC(世界協定時)+9」を指定します。
タイムゾーンを日本時間に変更する手順は次の通りです。
- 画面右上の「設定アイコン」をクリックするか、チャート上で右クリックして「チャート設定」パネルを表示する
- 「シンボル」をクリックして「タイムゾーン」から「(UTC+9)東京」を選ぶ
上記の他、画面右下の「時刻」をクリックしたあとに表示される各国標準時の一覧からもタイムゾーンを変更できます。
トレードする際、現地の時間を把握するためにTradingViewのタイムゾーンを設定してみてはいかがでしょうか。
例えばFXでロンドン時間にポンド関連の通貨ペアをメインに取引する方は、ロンドン時間(UTC±0)で表示しておくのもいいかもしれません。
他のトレーダーと差をつけるためのツールを紹介!
TradingViewは、トレード仲間とつながるSNS機能を有した次世代型チャートツールです。初回限定で、機能が豊富な有料プランを1ヶ月無料で利用可能。ぜひ最高のトレード環境を体験してください。
経済指標(イベント)をチャートに表示する
TradingViewで経済指標(イベント)をチャートに表示する方法を説明します。
予定されている経済指標をチャートに表示しておくことで、指標発表前のリスク回避のポジション調整を忘れずに済むメリットがあります。
経済指標(イベント)をチャートに表示する手順は次の通りです。
- 画面右上の「設定アイコン」をクリックするか、チャート上で右クリックして「チャート設定パネル」を表示する
- 「イベント」をクリックして「チャート上に経済イベントを表示」を選ぶ
- 過去の経済イベントが不要であれば「将来のイベンのみを表示」にチェックを入れる
表示中の通貨ペアに該当する国の経済指標(イベント)の発表日に国旗アイコンが表示されます。
上図はドル円の日足のため、日の丸をクリックすると国内の経済指標、星条旗をクリックすることで米国の経済指標の前回・予想・結果を確認できます。
TradingViewのインジケーターの使い方とおすすめ設定
TradingViewにユーザーから寄せられたカスタムインジケーター(※)とアイデアは、すでに1,000万を超えています。
※TradingViewではユーザーが開発したカスタムインジケーターをコミュニティスクリプトと呼んでいます。
今回はTradingViewに標準搭載された100種類以上のインジケーターから3つのテクニカル指標を用いて基本の使い方とおすすめ設定を解説します。
コミュニティスクリプトにもそのまま応用できるので、順番に確認していきましょう。
インジケーターを表示する(移動平均線、ボリンジャーバンド、ジグザグ)
まずはTradingViewにインジケーターを表示する方法です。膨大な数のインジケーターに埋もれているので、Googleブラウザと同じく検索を指定します。
インジケーターを表示するときは、チャート左上の「インジケーター」をクリックして、名称を入力するだけです。
具体例として、移動平均線、ボリンジャーバンド、ジグザグ(ZigZag)を表示していきます。
移動平均線を表示するとき、検索欄に以下のキーワードを入力します。
「移動平均(線)」「sma」「ema」「moving (average)」など(※以下で検索における注意点を解説)
「移動平均」を入力したときの検索結果は次の通りです。
TradingViewのチャートに内蔵インジケーター「SMA(単純移動平均)」を表示しました。
【重要】インジケーターの検索における注意点(2023年3月現在)
TradingViewはGoogleと同じように検索候補を提案してくれますが、1つ注意が必要です。
検索キーワードと登録されているインジケーターの名称が完全一致から外れた場合に表示されないことがあります。
例えば内蔵インジケーターの単純移動平均線は「SMA(単純移動平均)」で登録されており「線」が付いていません。
そのため検索欄に「単純移動平均線」を入力すると、内蔵インジケーターが表示されない結果となります。
また、スペースの有無も同様で、「zigzag」と「zig zag」の検索結果は異なります。
その他、英語検索の方が表示数が多くなります。例えば「移動平均」と「moving average」では表示されるコミュニティスクリプトの数に大差が生じます。
検索漏れを防ぐには「名称の長さ」「スペースの有無」「日本語と英語」を網羅する必要があります。
続いて、ボリンジャーバンドを表示するために以下の検索キーワードを入力します。
「ボリンジャー(バンド)」「bolinger (band)」など(※上記で検索における注意点を解説)
「ボリンジャー」を入力したときの検索結果は次の通りです。
TradingViewのチャートに内蔵インジケーター「BB(ボリンジャーバンド)」を表示しました。
最後に、ジグザグ(ZigZag)を表示するには以下の検索キーワードを入力します。
「ジグザグ」「zigzag」「zig (zag)」など)(※上記で検索における注意点を解説)
「ジグザグ」を入力したときの検索結果は次の通りです。
TradingViewのチャートに内蔵インジケーター「Zig Zag(ジグザグ)」を表示しました。
TradingViewでは検索パネルを活用することで無数の銘柄に異なるインジケーターを速やかに表示でき、効率的なチャート分析が可能になります。
インジケーターを複数同時表示する
TradingViewでインジケーターを複数同時表示する方法は、1つずつ表示した方法と同じく1つずつインジケーターを追加していくだけです。
トレンド系インジケーターの移動平均線とジグザグ(ZigZag)に加えてオシレーター系インジケーターのRSIを同時表示します。
複数のテクニカルインジケーターでエントリーの根拠が重なるほどにトレードの精度が高まります。
TradingViewで勝率の高いトレードをするため、インジケーターの複数同時表示を活用していきましょう。
ちなみに、TradingViewでは無料プランと3つの有料プランで同時に表示できるインジケーター数が異なります。
プラン名 | 表示数 | 月額料金(年次契約時) |
---|---|---|
Basic | 2 | 無料 |
Essential | 5 | 12.95ドル/月 |
Plus | 10 | 24.95ドル/月 |
Premium | 25 | 49.95ドル/月 |
※2024年11月時点
1枚のチャートに3つ以上のインジケーターを表示する方は、有料プランの契約をご検討ください。
インジケーターパラメータを調整する
TradingViewでインジケーターのパラメータを調整する方法を移動平均線、ボリンジャーバンド、ジグザグ(ZigZag)を用いて説明します。
パラメータを調整する手順は他のテクニカル指標も共通のため、3つのインジケーターを使用しない方も参考にしてくださいね。
まずは単純移動平均線のパラメータを調整します。チャート左上の「設定アイコン」をクリックするか、移動平均線上で右クリックをした後に表示される「設定」をクリックします。
単純移動平均線のパラメータを調整する手順は次の通りです。
パラメータ | 内容 |
---|---|
①Timeframe | 異なる時間足の単純移動平均線を表示する際に選択 |
②期間 | 算出に用いる期間を指定する |
③ソース | 算出に用いる価格を指定する |
④オフセット | 表示させる位置を左右に何期間移動するかを指定する |
⑤メソッド | 平滑化ラインを表示する際の移動平均線のタイプを選ぶ |
⑥期間 | 平滑化ラインの期間を指定する |
⑤の平滑化ラインを表示するには、設定パネルの「スタイル」内にある「平滑化ライン」にチェックを入れてください。
なお、移動平均線には複数の種類があり、売買ポイントの見極め方が異なります。
基礎知識や時間足の違いによるパラメータの設定値を以下の記事にまとめたので、併せて参考にしてください。
続いてボリンジャーバンドのパラメータを調整する方法です。チャート左上の「設定アイコン」をクリックするか、ボリンジャーバンド上で右クリックをした後に表示される「設定」をクリックします。
ボリンジャーバンドのパラメータを調整する手順は次の通りです。
パラメータ | 内容 |
---|---|
①Timeframe | 異なる時間足の単純移動平均線を表示する際に選択 |
②期間 | 算出に用いる期間を指定する |
③ソース | 算出に用いる価格を指定する |
④標準偏差 | 算出に用いる標準偏差を指定する |
⑤オフセット | 表示させる位置を左右に何期間移動するかを指定する |
なおボリンジャーバンドの基礎知識やリアルトレードにおける売買ポイントの見極め方は以下の記事を参考にしてください。
最後にジグザグのパラメータを調整する方法です。チャート左上の「設定アイコン」をクリックするか、ジグザグ上で右クリックをした後に表示される「設定」をクリックします。
ジグザグのパラメータを調整する手順は次の通りです。
パラメータ | 内容 |
---|---|
①Price deviation for reversals (%) | 転換・反転前の価格の乖離率。数値が小さいほど値幅の狭い高値・安値を結ぶ。 |
②Pivot legs | 暫定高値・暫定安値の発生を判定する期間。数値が小さいほど短い期間で判定する。 |
③Line color | ラインの色と透明度 |
④最後のバーまで延長 | 高値・安値から現在形成中のバーまでラインを伸ばす |
⑤Display reversal price | 高値・安値の価格を表示 |
⑥Display cumulative volume | 累積した出来高を表示 |
⑦Display reversal price change | 高値・安値の価格または上昇・下落の値幅による変化率で表示 |
ジグザグの「スタイル」設定では、高値・安値とライン自体の表示・非表示を選択できます。
ZigZagの基礎知識やリアルトレードの手法と戦略を以下の記事にまとめたので、ぜひ参考にしてください。
ラインの太さや色を変更する
TradingViewでインジケーターのラインの太さや色を変更する方法について単純移動平均線を用いて説明します。ラインの太さや色を変更する手順は他のテクニカル指標も共通です。
まずはチャート左上の「設定アイコン」をクリックするか、移動平均線上で右クリックをした後に表示される「設定」をクリックします。
「スタイル」メニュー内にある「青い四角とライン」のアイコンをクリックします。インジケーターのラインの太さや色を変更する手順は次の通りです。
項目 | 内容 |
---|---|
①カラーパネル | 80種類のカラーから選ぶか、「+」をクリックしてHTMLカラーコードを指定する |
②不透明度 | 数値を小さくすることで透明度が高くなる |
③太さ | 4種類から太さを指定する |
TradingViewのインジケーターの設定パネルでは「パラメータ」の右に「スタイル」が並んでいるので、好みの見た目に変更したいときに利用しましょう。
TradingViewの描画ツールの使い方とおすすめ設定
TradingViewには50個以上の描画ツールが登録されていて、チャートの左にある描画ツールバーの6つのアイコンの中にまとめられています。
TradingViewで使える描画ツールは次のように分類されています。
分類 | 内容 |
---|---|
①トレンドラインツール | トレンドラインや水平線などが使える |
②ギャン&フィボナッチツール | フィボナッチリトレースメントなどが使える |
③パターン | ハーモニックパターンなどが使える |
④予測・測定ツール | ポジション管理ツールや相場の予測などが使える |
⑤幾何学的図形 | さまざまな図形や矢印などを描画できる |
⑥アノテーションツール | テキストやノートなどをチャート上に残せる |
⑦アイコン | 目印となるアイコンを描画できる |
ここからはトレンドラインと水平線の引き方を通して、全ての描画ツールに共通する基本の使い方を説明します。
知っておくと便利なマグネットモードの使い方も紹介しますね。
トレンドラインの引き方
TradingViewでトレンドラインを引くには、描画ツールバーにある「ラインアイコン」をクリックしてから「トレンドライン」を選びます。
トレンドラインの起点と終点を定めて引きます。
トレンドラインをクリックすると編集メニューが表示されます。
描画ツールで主に変更する3つの項目は次の通りです。
項目 | 内容 |
---|---|
①カラー | 80種類のカラーから選ぶか、「+」をクリックしてHTMLカラーコードを指定する。不透明度を変える。 |
②太さ | 1、2、3、4pxの太さから選ぶ |
③ラインの種類 | 実線、破線、点線から選ぶ |
【便利】TradingViewのショートカットキー
TradingViewの描画ツールはショートカットキーでも表示できます。
描画ツール | ショートカットキー |
---|---|
トレンドライン | Alt + T |
水平線 | Alt + H |
マグネットモードを一時的にオン/オフ | 「Ctr」+ ポイントを移動 |
なお、トレンドラインを使った分析手法について興味がある人は、以下の記事をご覧ください。
水平線の引き方
TradingViewで水平線を引くには、描画ツールバーにある「ラインアイコン」をクリックしてから「水平線」を選びます。
水平線を引く価格(高値・安値など)を一点定めて引きます。
カラー・太さ・ラインの種類を変更する方法は上記「トレンドラインの引き方」の内容と同じです。
水平線の具体的な活用方法について興味のある方は、以下の記事をおすすめします。
マグネットモードの使い方
TradingViewのマグネットモードとは、チャートに対して描画が磁石のようにペタペタと張り付く機能です。
チャートタイプや描画の種類を問わず、チャートの高値・安値など認識して描画が吸い寄せられていきます。
TradingViewでマグネットモードを使うには、描画ツールバーにある「マグネットアイコン」をクリックして「弱いマグネット」「強いマグネット」から選びます。
「強いマグネット」を選ぶと、描画が定めたい価格からズレてしまうこともあります。微調整をする際はマグネットモードをオフにするためキーボードの「Ctr」を押したままポイントを移動してください。
TradingView対応のおすすめFX会社・ブローカー
ここからはTradingViewを自社ツールに搭載したおすすめFX会社・ブローカーを紹介します。
有料プランでしか使えないTradingViewの最先端機能が無料になる数が多いFX会社から見ていきましょう。
なお、TradingViewの有料機能の詳細については、以下の記事をご確認ください。
みんなのFX:有料プラン相当の機能(一部)が使い放題!
みんなのFXは東証スタンダード市場に上場するトレイダーズHDが提供するFXに特化したサービスです。
同社は金融商品ごとにサービスを立ち上げ、みんなのシストレ・みんなのオプション・みんなのコインをシリーズ化したことにより有名ブランドのごとく広く知られています。
名称 | 内容 |
---|---|
みんなのFX | FXのレバレッジ取引、FXのスワップポイント |
みんなのシストレ | FXの自動売買 |
みんなのオプション | FXのバイナリーオプション |
みんなのコイン | 暗号資産のレバレッジ取引 |
「みんなのシリーズ」がブランド化して浸透した理由は、みんなのFXの成功にあり、それは銘柄数を絞って稼ぎやすい取引条件を設定したことにあります。
FXの主要通貨ペアで業界最狭水準のスプレッドを提示し、手続きから取引の手数料が全て無料。通常の最大注文数量を100万通貨に押さえて高い約定力を提供しています。
個人トレーダーは取引コストをほぼ無料にしてストレスのない快適にトレードできるメリットがあります。
くわえて、高いスワップポイントがインカムゲインを狙う投資家を呼び込み、3代高金利通貨で業界トップクラスのスワップポイントを提示し続けています。
通貨ペア | 買いスワップ(10万通貨あたり) |
---|---|
メキシコペソ円 | 191円 |
トルコリラ円 | 140円 |
南アフリカランド円 | 131円 |
さて、みんなのFXが人気の理由は稼ぎやすいサービス提供の他、トレーダー目線を徹底した取引ツールの開発にもあります。
特にTradingViewを内蔵した独自ツール「FXトレーダー」に注目です。デスクトップ(ダウンロード版)とスマホアプリで提供されており、アップデートを繰り返しながらトレード上級者も満足できる進化を続けています。
FXトレーダーにはFXで稼ぐために必要な情報と機能が1画面にまとめられているため、TradingViewのデフォルトよりもトレードしやすいと評判です。
みんなのFXが独自開発したシンプルチャートに不足する機能は、TradingViewを内蔵することでカバーしています。
チャートタイプの比較 | TradingView | シンプルチャート |
---|---|---|
インジケーター数 | 85個以上 | 20個 |
描画ツール | 80個以上 | 15個 |
チャートの表示数 | 6枚 | 6枚 |
操作性 | 高機能チャートを直感的に操作できる | シンプルな機能で迷わず操作できる |
高機能チャートを6枚同時に表示できることが、FXトレーダーを使うインセンティブになっています。
TradingViewでは1タブに2枚以上のチャートを表示するには有料プランに限定され、5枚以上の表示はPremium(月額49.95ドル)の契約が必要です。
FXトレーダーなら、マルチタイムフレーム分析に必要な複数のチャート表示を完全無料でTradingViewの高機能チャートで行えます。
シンプルチャートからTradingViewへの切り替えはチャート右上のアイコンを1クリックするだけです。
簡単なチャート分析で済ませたい時にはシンプルチャート、時間をかけてテクニカル分析をする際にTradingViewへと切り替えるのがおすすめです。
みんなのFXの口座開設や維持費に手数料は一切かかりません。ぜひこの機会にTradingViewの有料機能を完全無料でお試しください。
LIGHT FX:スワップポイントが高く高機能
LIGHT FXもトレイダーズHDが提供するサービスで、以前まではみんなのFXよりもスワップポイントが高い傾向にありました。
独自ツールのパソコン版「アドバンスドトレーダー」とスマホ版「LIGHT FXアプリ」の両方にTradingViewが実装されています。
無料のまま利用できるTradingViewの有料プランの機能については「みんなのFX:有料プラン相当の機能が使い放題!」を参考にしてください。FXトレーダーと同じ仕様です。
2023年3月現在、高金利通貨のトルコリラ・メキシコペソ・南アランドのクロス円で、みんなのFXと同じスワップポイントです。また、主要通貨ペアのスプレッド(原則固定)はほぼ同じです。
最小取引単位などの取引条件にも差がないことから、みんなのFXのサブ口座として利用するのが良いでしょう。
口座の使い分け方としては、レバレッジ取引をみんなのFXで集中し、スワップポイント狙いの長期投資をLIGHT FXで運用することで、異なる取引手法における適切な資金管理に役立ちます。
また時期によって開催されるキャンペーンが違うため、2つの口座を持っておくだけでいつでもイベントに参加できる楽しみも生まれます。
ゴールデンウェイ・ジャパン:国内FX業界No.1の最狭スプレッド
「FXTF」のブランドで有名なゴールデンウェイ・ジャパンは、日本FX業界No.1の最狭スプレッドに挑戦し続ける姿勢が高く評価されています。
原則固定のスプレッドは以下の通りで、国内FX業者の動向を見ながら主要通貨ペアで0.1銭、0.1pip狭くしているようです。
裁量トレードの取引手数料を無料(※)にして、取引コストが安い国内FXの先導役を果たしています。
(※)EA/スクリプトは全通貨ペア一律で新規1万通貨あたり20円の取引手数料がかかります。
主要通貨ペアのスプレッドが狭いことから、流動性が高い銘柄でスキャルピングをする方にFXTFはおすすめです。
さらには独自ツール「FXTF GX」にTradingViewを採用することで、高度なテクニカル分析をスムーズに行なえるメリットがあります。
FXTF GXはパソコン版とスマホアプリ版の使い分けができ、ダウンロード不要のWeb版も用意されています。
TradingViewのチャートでスキャルピングをしたい方は、取引コストが安いゴールデンウェイ・ジャパンのFXTFをご利用ください。
OANDA証券:世界9カ国に拠点を構えてグローバルに展開している
OANDA証券は設立26周年を迎えた老舗FX会社で、世界9カ国に拠点を構えて金融サービスをグローバルに展開しています。
OANDA証券はグローバル版の日本法人です。近年CFDにも力を入れており、主要な株価指数CFD15銘柄の他、貴金属・エネルギー・コモディティCFDが追加されました。
CFDはFXと同じくレバレッジを使って売りからも注文することができ、先物取引のように限月を気にすることなく中長期の投資にも適しています。
TradingViewユーザーからOANDA証券が評価されているポイントは、Premiumプラン(月額49.95ドル・年次契約時)の機能が一部無料になることです。
自社開発したFX専用の取引ツール「fxTrade」にTradingViewを実装し、OANDA証券で口座開設した方全員が無料で利用できます。
「fxTrade」でTradingViewのPremiumプランのどんな機能が使えるのかを無料プラン「Basic」と比較して確認しましょう。
サービス比較 | Premium | fxTrade | Basic |
---|---|---|---|
取扱商品 | FX・暗号資産・株式など | FXのみ | FX・暗号資産・株式など |
チャートの表示数(1タブ内) | 8枚 | 8枚 | 1枚 |
インジケーターの表示数 | 25個 | 25個超 | 3個 |
広告表示 | なし | なし | あり |
月額料金 | 月額59.95ドル(約7,800円) | 無料(口座開設した方限定) | 無料 |
fxTradeでは、TradingViewの最高グレード「Premium」にしか使えない「チャートの同時表示数8枚」と「インジケーターの同時表示可能数25個」の機能が無料になります。
fxTrade Web版には、デイトレードに必要なマルチタイムフレーム分析の効率性を高め、スキャルピングで多数銘柄のボラティリティを同時確認できるメリットがあります。
その他4個以上のインジケーターを同時表示してトレードする方は、TradingViewに登録されたインジケーターの中から25個以上を同時表示できる点も押さえておきましょう。
【注目】TradingViewから直接売買を可能にする口座連携について
TradingViewからFXや暗号資産などのトレードをするには、証券会社の口座と連携(紐づけ)する必要があります。
口座連携するメリットは、TradingViewから直接の発注や決済が可能となり、TradingViewのチャート上でトレードを完結できることです。
2023年3月現在、TradingViewと口座連携できるのは「OANDA証券」「FOREX.com」「サクソバンク証券」の3社に限られます。
TradingViewを使いたい方、そして3社いずれかの取扱商品でトレードしたい方は、この機会に口座開設を検討してください。
FOREX.com:TradingViewとの口座連携が可能
FOREX.comは、金融市場で100年以上の実績を有するフォーチュン500企業の1社、StoneXグループの日本法人が提供するサービスです。
FOREX.com口座ではFX、株価指数CFD、ノックアウト・オプションを取引できます。同口座を開設して使える取引ツール「FOREX.comウェブ」にはTradingViewのチャートが内蔵されています。
TradingViewの有料プランと同じく広告が表示されないメリットがあります。その他にも80個以上のインジケーターを使えますし、10種類以上のチャートタイプを使い分けられるなど、TradingViewの機能を利用できます。
ただしFOREX.comで使える機能は、TradingViewの無料プランよりも限られています。FOREX.comの商品を高機能ツールでトレードしたい方は、TradingViewとの口座連携がおすすめです。
サクソバンク証券:上級トレーダーの向けのFXブローカー
サクソバンクは1992年の設立以来、デンマークで最も信頼されるオンライン金融機関の1つです。世界15カ国に拠点を構えて、180カ国81万人を超えるユーザーに金融サービスを提供しています。
サクソバンク証券はグローバル版の日本法人です。上級トレーダーのニーズを満たす豊富な商品数に定評があり、独自ツールSaxoTraderシリーズで高度なトレードを可能にします。
TradingViewを内蔵した独自ツールは使えないものの、TradingViewからサクソバンクに口座連携できることから、TradingViewのアクティブユーザーにおすすめです。
サクソバンク証券は先に紹介した5つの証券会社を遥かに上回る数の銘柄で取引できます。
取扱商品 | 特徴 |
---|---|
FX | 150種類以上の通貨ペアを取引できる |
CFD | 日本株・株価指数・貴金属・コモディティ・エネルギー・外国株式・海外ETFのCFDができる |
外国株式 | 米国株6,000銘柄以上、合計11,000銘柄以上を取引できる |
先物 | 株価指数・エネルギー・貴金属・金利など300銘柄以上を取引できる |
FX・貴金属オプション | FXオプション40銘柄、貴金属オプション2銘柄を提供 |
外国株式オプション | 国内唯一の提供(2021年5月時点) |
海外ETF | バンガードやiシェアーズシリーズに投資できる |
サクソバンク証券の口座1つでポートフォリオを簡単に分散化できますね。TradingViewから口座連携をすれば、豊富な銘柄でトレードチャンスを増やせるメリットもあります。
まとめ:TradingViewをカスタムすれば最強のトレードツールになる!
TradingViewが見やすくなるおすすめ設定を活用していただくため、基本の使い方や便利な機能を解説してきました。
誰でも使いこなせるように工夫されており「チャート画面」「インジケーター」「描画ツール」の配置のみ知っておくだけで、直感的に使えることもTradingViewのメリットです。
TradingViewをカスタムすれば、トレードが円滑になること間違いなし。独自の取引手法にマッチした最強のトレードツールへと進化させられます。
この記事で基本の使い方を押さえつつ、周りと差をつける便利な機能を取り入れながら、TradingViewを使いこなすためのファーストガイドとしてお役立てください。
なお有料プランの機能は高度なテクニカル分析を可能にします。初めてTradingViewを利用する方は30日間無料で利用できるので、ぜひ実際に触ってみることをおすすめします。
TradingViewの機能を手軽に体験してみたい方は、まずは無料スマホアプリ「Runcha」で練習してみるのもおすすめです。
TradingViewのチャートを使って手軽にFXの練習ができるだけでなく、リーマンショックなどの過去の大相場も体験可能。トレード結果の振り返り機能やランキング機能も備えており、楽しみながらスキルアップできます。