【勝率が上がるFX手法】RCIの4つの売買シグナルと使い方を解説
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「RCIで押さえておきたい売買シグナルって何?」
「RCIのシグナルを使うときの注意点を知りたい」
RCIを使っているFXトレーダーの中にはこういった悩みを抱えていて、売買シグナルについてしっかり学びたいという人も多いのではないでしょうか。
【この記事で分かること】
- RCIにおける4つの売買シグナル
- RCIのインジケーターとしての特徴
- RCIとRSIのシグナルを比較
本記事では、RCIの売買シグナルを具体的に紹介した上で、その特徴について丁寧に解説していきます。
RCIの売買シグナルについてしっかりと理解して、実戦トレードに生かしていただけると幸いです。
目次
最強のテクニカル分析は?
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RCIにおける4つの売買シグナル
RCIは「順位相関指数」と訳され、相場の過熱感や現在価格の割高割安感などの投資家心理をグラフとして視覚的に確認できるテクニカル指標系インジケーターです。
価格と時間の相関関係を見ることで買われ過ぎや売られすぎを判断し、売買タイミングを知るために使います。
ここではRCIで確認できる代表的な売買シグナルを見ていきましょう。
シグナル①:0ラインのクロスはトレンド継続
RCIのウインドウには中央に「0%のライン」があります。
このラインは上昇と下落の分岐点と考えられており、トレンドの継続を知るための目安として使用できます。
0ラインより上にRCI線があるときは上昇方向に圧力が強いと判断され、0ラインより下にRCI線があると下落方向に圧力が強いと判断されます。
その特性を使ってRCI線が下から0ラインを上抜けるタイミングが買いのシグナル、RCI線が上から0ラインを下抜けるタイミングを売りのシグナルとして使用することができます。
シグナル②:±80%ラインのブレイクはトレンド転換
RCIのウインドウには中央の0ラインの他に上部と下部に±80%のラインがあります。
このラインは買われ過ぎや売られ過ぎなど相場の過熱感を示唆するラインと考えられており、トレンドの転換を捉える目安として使用できます。
RCI線が+80%のラインを超えた時に買われ過ぎと判断され、−80%のラインを超えた時に売られ過ぎだと判断されます。
計算期間をn日間(期間)として算出するRCIは、n日間価格が上昇をし続けると+100%になります。
そのため+80%を超えるということは価格は長い期間上昇を続けており、一般的に買われすぎ(割高)であると判断されやすくなります。
逆にn日間価格が下落をし続けると−100%になるので、−80%を超えるということは長い期間下落が続いており一般的に売られすぎ(割安)であると判断されやすくなります。
その特性を使ってRCI線が+80%のラインを超え、それを再度下抜けた時に売りのシグナル、RCI線が−80%のラインを超え、それを再度上抜けた時に買いのシグナルとして使用します。
シグナル③:±100%付近の張り付きは相場の勢いが強さをあらわす
RCI線が±80%のラインを超えている状態は相場の過熱感を示唆していましたが、ラインを再度割り込むまでは売り買いの圧力が強い状態が保持されています。
そのため買いや売りの圧力が強いときは±80%のラインをさらに超えて±100%のライン付近でRCI線が張り付くことがあります。
その特性を使って長期と短期のRCI線でトレンドフォローを行うことができます。
例えば長期RCIが+100%付近で張り付いている時に短期RCIが−80%ラインを超えた後に再度上抜けた時に買いのシグナル、長期RCIが−100%付近で張り付いている時に短期RCIが+80%ラインを超えた後に再度下抜けた時に売りのシグナルとして使用できます。
シグナル④:RCIのゴールデンクロスとデッドクロスは長期に順張り
長期RCIと短期RCIの交差を使って売買のシグナルを確認することもできます。
長期RCIの傾きは長期トレンドの方向を示唆しておりますので、その傾きの方向に向かって短期RCIがクロスするタイミングがポイントとなります。
例えば長期RCIが上向きに傾いている時に短期RCIが下から上抜いた時に買いのシグナル、長期RCIが下向きに傾いている時に短期RCIが上から下抜いた時に売りのシグナルとして使用できます。
注意点としては長期RCIの傾きの方向にだけポジションを持つようにすることです。
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RCIは相場の過熱感だけでなくトレンドの勢いと方向を教えてくれる
RCIによる売買シグナルを見ていただいて気づかれた方もいるかと思いますが、RCIは買われ過ぎ売られ過ぎを判断し逆張りをするだけのインジケーターではありません。
RCIの傾きや±80%のラインを超えても再度割り込むまでは、相場の勢いの方向を教えてくれるトレンドを判断するインジケーターとしても機能します。
この多様性を生んでいる要因として時間要素を計算式に組み込んでいることが挙げられます。
そのため上昇や下落の圧力の勢いが今後も続きそうなのか、小康状態になったのかがRCIの傾きにより判断することができ、長期間のRCIと中期間や短期間のRCIを組み合わせることによりトレンドとレンジの両方を把握することができるようになります。
RCIのシグナルは利確タイミングでも機能する
RCIの使い方として、エントリータイミングだけでなく利確タイミングの目安として使うこともできます。
ポジションを持っている場合、どこまで上昇するか下落するのかというのはなかなか判断することは難しく、伸びると思っていたのに急に戻されてしまったり、もう伸びないと思って利確したらその後さらに伸びてしまったりと、値頃感で利確判断をするとうまくいかないことが多くあります。
RCIには過熱感を判断する±80%のラインがありますので、この±80%のラインへの到達を一つの利確タイミングとしたり、到達後に再度割り込むところを利確タイミングとして使うことができます。
値頃感ではなく、インジケーターのトレンド転換の示唆を使うことで機械的に取引を行うことができるようになります。
RCIのシグナルはRSIに比べて緩やか
RCIと同じく相場の過熱感をみるインジケーターとして代表的なものにRSIがあります。
名前も似ていることから同じようなものだと混同されることも多いですが、計算式が全く違うのでシグナルがでるタイミングも違います。
RSIは値幅を元に計算を行うためボラティリティがないと動きが少なかったり、値動きに敏感に反応してジグザグとした動きになりやすく、RCIは時間と価格の順位づけで計算をしますので値幅がなくても大きく動いたり、値動きに対して敏感に反応せず相場の方向に向かって緩やかな動きを見せます。
それぞれの特性を理解することで、自分の取引スタイルによってどちらを使うのがいいのか、取引するタイミングによってどちらを使えばいいのかがわかるようになります。
まとめ:RCIのシグナルに頼りすぎない
RCIはトレンドでもレンジでも機能しやすいインジケーターですが、RCIのシグナルだけで勝ち続けるのは難しいでしょう。
あくまで価格と時間の相関関係で相場の方向性や継続転換を知るための目安にすぎません。RCIの売買シグナルが出たとしてもその通りになる保証も確約もありません。
さらに強固なシグナルとするため他のインジケーターを組み合わせたり、売買シグナルが出たとしても取引をする判断材料の一つとして使うなど、頼りすぎないようにすることも大切です。
うまく使えば売買判断を有利に進められますので、計算式を理解した上で使うことをおすすめします。
RCIの全てをまとめた記事です。
この記事ではRCIのシグナルについて詳しく説明しましたが、RCIについて詳しく知りたい場合は、RCIまとめ記事を参考にしてください。