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【必見】少額トレーダー175名を調査!取引量を増やせない理由の42.9%は「大損への恐怖心」という結果に|脱・少額トレーダーに必要な要素とは?

2024年09月25日 公開 
2024年09月25日 更新
FXのお悩み調査 - 少額トレードから脱せないワケ
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投資専門サイト『テクニカルブック』は、FXで少額トレードから抜け出せないトレーダーが多い原因を調査する目的で、FXについて「取引金額(取引量)を増やせていない」という悩みを抱えている20歳以上の男女175名を対象にアンケートを行いました。本調査からは、FXに対する恐怖心が取引量を増やす際の大きなハードルとなることが見えてきました。

調査サマリー

今回の調査結果に関する概要は以下の通りです。

  1. FXを始めて5年以上の人が27.4%、1年~2年未満が23.4%
  2. FXの目的1位は「長期的な資産増加」の31.4%、「短期的な利益獲得」をわずかに上回る
  3. 1回あたりの平均取引量は1万通貨未満が65.3%
  4. 1ヶ月あたりの取引回数は「20回~30回未満」が24.6%と最多、「10回~20回未満」が20.6%でこれに続く
  5. 取引量が増やせない原因は「恐怖心」が42.9%で最も多い
  6. 約8割の人がトレードルールを決めている
  7. 「練習アプリは取引量を増やす後押しになる」と考える人が71.4%

調査の実施概要

調査機関 :自社調査
調査方法 :インターネット調査(株式会社ジャストシステム「Fastask」)
対象エリア:日本全国
対象者  :FXで取引金額(取引量)を増やせない20歳以上の男女
調査期間 :2024年7月16日~7月21日
有効回答 :175名

主な調査結果

過去に行ったFXの実態調査(リンクは後述)において、現役FXトレーダーを対象にFXについて抱えている悩みについて質問したところ、「取引金額(取引量)を増やせていない」が35.4%で2位という結果が出ました。このことからは、少額トレードから抜け出せていない人が多いことがうかがえます。

今回は、この質問で「取引金額(取引量)を増やせていない」と回答した人を対象に追加質問を行い、取引金額を増やせていない原因について分析を行いました。

1.FX歴はFXを始めて5年以上の人が27.4%、1年~2年未満が23.4%

以下は、今回の調査対象であるFXで取引量を増やせずに悩んでいる人の、FX経験を示したグラフです。

FX取引を始めてからの期間(「取引量を増やせない」と悩むFXトレーダー)

最も多いのが「5年以上」で27.4%となっており、これに「1年~2年未満」が23.4%、「2年~3年未満」が18.9%で続いています。

この結果からは、FXを始めて2年頃が取引量に関する悩みを最も抱きやすいことがうかがえます。それ以降は取引量に関する悩みを持つ人は減っていますが、この悩みが解消しないまま長期化するケースも多いと考えられます。

2.取引目的の1位は「長期的な資産増加」の31.4%、「短期的な利益獲得」をわずかに上回る

FXで取引量を増やせずに悩んでいる人には、FXをどういった目的で始めた人が多いのかについて調査を行いました。以下のグラフは、その結果です。

FX取引の主な目的(「取引量を増やせない」と悩むFXトレーダー)

最も多かったのは「長期的な資産増加」で31.4%、これに「短期的な利益獲得」29.1%で続いています。一般的にレバレッジをかけられるFXは短期目線になりやすいと考えられますが、僅差で長期目線の人が多いというやや意外な結果です。

このことからは、長期目線で慎重にトレードを行っている人ほど、取引量を増やせないという悩みを抱えやすいと推測されます。

FXにおいて長期的な視点を持って慎重に取り組むのは、基本的にはトレーダーとして望ましい姿勢といえるでしょう。しかしながら、こういった慎重な姿勢がトレードの機会を逃し、結果として取引量の増やせない要因となることもあると考えられます。

3.1回あたりの平均取引量は1万通貨未満が65.3%

次に、FXで取引量を増やせずに悩んでいる人を対象に、1回あたりの平均取引量について質問した結果です。(メキシコペソ/円など、1通貨あたりの取引金額の水準が極端に異なる通貨ペアを中心に取引している人は、除外して集計しています。)

最もよく取引する通貨ペアの1回あたりの平均取引量(「取引量を増やせない」と悩むFXトレーダー)

最も多いのは「1,000通貨~5,000通貨未満」で30.0%、これに「1万通貨~5万通貨未満」が24.1%、「5,000通貨~1万通貨未満」が22.4%が続いています。

また、「1,000通貨未満/1,000通貨~5,000通貨未満/5,000通貨~1万通貨未満」を合計すると65.3%で、過半数の人が1万通貨未満の少額トレードを中心に取り組んでいるという結果です。

【参考】メインの取引通貨ペアはドル円が64.6%と圧倒的トップ

上記は、「最もよく取引する通貨ペア」の1回あたりの平均取引量を質問した結果でした。参考として、「最もよく取引する通貨ペア」の割合をまとめたグラフを紹介します。

最もよく取引する通貨ペア(「取引量を増やせない」と悩むFXトレーダー)

最も多いのは「米ドル/日本円」で、64.6%と過半数を占める割合となっています。「米ドル/日本円」は日本人にとっては最も馴染みのある通貨ペアで入手できる情報も多く、FXをする際にも取引がしやすいと考えられます。

2位は「英ポンド/円」で13.1%、3位は「豪ドル/日本円」で8.6%でした。世界的に最も取引量の多い「ユーロ/米ドル」は4位の4.6%となっており、基本的にはクロス円の通貨ペアを取引している人が多いようです。

4.1ヶ月あたりの取引回数は「20回~30回未満」が24.6%と最多、「10回~20回未満」が20.6%でこれに続く

続いて、FXで取引量を増やせずに悩んでいる人を対象に、1ヶ月あたりの平均取引数を質問した結果です。

1ヶ月あたりの平均取引数(「取引量を増やせない」と悩むFXトレーダー)

最も多いのが「20回~30回未満」で24.6%、これに「10回~20回未満」が20.6%、「30回以上」が17.1%で続いています。1ヶ月のうちFXトレードができるのは約20日なので、1日に1回取引するかどうかといった人が多いといえそうです。

なお、「1回未満/1回~5回未満/5回~10回未満/10回~20回未満」を合計すると56.0%となっており、1ヶ月の取引回数が20回未満の人が過半数を超えているという見方もできます。取引スタイルにもよりますが、取引回数を増やせていない人が多いことが読み取れます。

【参考】勝ち越しFXトレーダーの月間平均取引回数は約141回

auカブコムFXが公開した2023年3月から2024年2月までの1年間のユーザー取引データの集計結果によると、この期間に利益を出したFXトレーダーの月間平均取引回数は約141回でした*1。このことからは、成功しているトレーダーが活発に取引を行っていることがうかがえます。

一方で、FXで取引量を増やせずに悩んでいる人の多くは、月間平均取引回数が20回未満にとどまっています。FXで良い結果を出すことができたトレーダーと比較すると、取引回数が著しく少ないことがわかります。

取引回数が少ないことは、経験を積む機会の減少につながります。そのため、トレードに対する不安や恐怖心が解消されにくくなり、結果として取引量を増やすことがさらに困難になるという、悪循環が生じている可能性も考えられます。

*1 auカブコムFX勝ち越しユーザーの取引データまとめ

5.取引量が増やせない原因は「恐怖心」が42.9%で最も多い

以下のグラフは、FXで取引量を増やせていない原因について質問した結果です。

取引量を増やせていない理由

最も多かったのが「大きな損失を出すのが怖い」で42.9%、これに僅差で「投資資金が少ない」が40.0%で続くという結果です。3位は「エントリータイミングを見つけられない」の32.0%ですが、上位2つとは差が開いています。

この結果からは、取引量を増やせない原因として、大きくトレーダーの心理面と資金面という2つの側面があることがわかります。このうち心理面については、トレードをたくさんこなして経験を積むことによって、ある程度は解消可能と考えられます。

ただし、トレードにはリスクが伴うため、悩みを解消するためにトレードをたくさんこなす場合は、リスク管理も重要です。自分にとって心理的な負担が少ない金額で、積極的にFXに取り組むのが望ましいでしょう。

6.約8割の人がトレードルールを決めている

次のグラフは、FXで取引量を増やせずに悩んでいる人は、どの程度トレードルールを決めているのかまとめたものです。

トレードルールを決めている人の割合(「取引量を増やせない」と悩むFXトレーダー)

エントリー/取引数量/利食い/損切りについて、約8割がトレードルールを「明確に決めている/何となく決めている」と回答するという結果になりました。FXで取引量を増やせずに悩んでいる人は、真面目にFXに取り組んでいる人が多いようです。

なお、「明確に決めている」と回答した人の割合についても、以下のように高い数字となっています。

  • エントリー:32.0%
  • 取引数量 :41.1%
  • 利食い  :30.9%
  • 損切り  :34.9%

【参考】上級者に比べると明確には決められていない傾向

過去にFXで安定的に利益を上げている人(以下、「FX上級者」と表記)を対象に行った調査(リンクは後述)で、同様の質問を行っています。参考として、その結果をまとめたグラフも以下に紹介します。

FX取引においてトレードルールを決めていた人の割合(FX上級者)

FX上級者の方も、エントリー/取引数量/利食い/損切りについて、トレードルールを「明確に決めている/何となく決めている」と回答した人が大多数を占めるという結果が出ています。これは、FXで取引量を増やせずに悩んでいる人との共通点です。

注目したいのは、「明確に決めている」と回答した人の割合については、以下のようにFXで取引量を増やせずに悩んでいる人よりもさらに高い数字となっている点です。

  • エントリー:50.9%
  • 取引数量 :57.5%
  • 利食い  :49.1%
  • 損切り  :46.2%

この結果からは、FXで取引量を増やせずに悩んでいる人はトレードルールを決めて真面目に取り組んでいる人が多いものの、FX上級者ほどは明確に決め切れていないことがわかります。これは、トレードルールを決めているものの、まだ安定して利益を上げられる自信を持てていないことが背景にあると推測されます。

7.「練習アプリは取引量を増やす後押しになる」と考える人が71.4%

最後に、取引量を増やせないという悩みを解消するにあたって、練習アプリが有効かについて質問を行いました。練習アプリとは、過去のチャートを再生しながら本番に近い形でFXのトレードを練習できるツールで、リスクなしで短時間に多くの取引体験ができる特徴があります。

「取引量を増やせない」と悩むFXトレーダーのFX練習アプリに対する印象

結果は、「非常に思う」が27.4%、「それなりに思う」が44.0%で、合計71.4%の人がポジティブな回答でした。一方、「全く思わない」は7.4%、「あまり思わない」は20.6%で、ネガティブな回答をした人は28.0%にとどまっています。

取引量を増やせない悩みの背景には、大きな損失に対する恐怖心がありますが、これはトレードをたくさんこなして経験を積むことが有効と考えられます。トレードの経験を積む上で、練習アプリを活用することも一定の効果が期待できるといえそうです。

【参考】練習アプリをまだ使ったことがない人が過半数

以下のグラフは、FXで取引量を増やせずに悩んでいる人の、練習アプリに対する認知度と実践度を示したものです。

FX練習アプリの取り組み状況(「取引量を増やせない」と悩むFXトレーダー)

最も多いのは、「練習アプリの存在は知っているが、使ったことはない」で38.9%でした。これに「現在、練習アプリを使っている」が24.0%、「練習アプリの存在を知らない」が19.4%、「練習アプリを使ったことはあるが、もうやめた」が17.7%で続いています。

「練習アプリの存在を知らない/練習アプリの存在は知っているが、使ったことはない」を合計すると58.3%で、過半数がまだ練習アプリを使ったことがないようです。取引量を増やせないという悩みを解消するための対策のひとつとして、練習アプリを使いやすい環境を整えることが重要と考えられます。

ただし、練習アプリの使用をやめた人が一定数いる点も無視できません。練習アプリは、トレーダーが必要とする機能を実装できるよう、改善を続けていく必要があるといえるでしょう。

弊社では、トレーダーが利益アップを目指すための練習アプリ『Runcha』を提供しています。FX上級者の声なども参考にしながら、トレーダーが本当に必要とする新機能の開発にも取り組んでおりますので、FXのレベルアップを目指している人はぜひご活用ください。

まとめ

今回の調査結果からは、取引量を増やせないという悩みを持つ人には、以下のような特徴があることが明らかになりました。

  • トレード開始2年目の人が多く、悩みが解消せずに長期化するケースも目立つ
  • 1回あたりの取引量は、平均1万通貨未満が過半数を占める
  • 取引頻度は、1ヶ月あたり20回前後(1日あたり1回前後)の人が多い
  • 大きな損失への恐怖心が、取引量を増やせない最大の要因となっている
  • 7割以上が、練習アプリは取引量を増やす後押しになると考えている

この結果からは、取引量を増やせないという悩みの解消には、心理的な障壁を克服することが重要であることがうかがえます。そのための手段としては、少額トレードの積極的な実施や練習アプリの活用などが挙げられるでしょう。

無理なく取引量を増やしていくためにも、ご自身の取引スタイルや性格に応じて、リスクや心理的負担の少ない環境でトレードを重ねることが大切と考えられます。

著者
Runchaテクニカル分析チーム
チーム紹介ページ

日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト|4大監査法人出身者|TradingViewインジケーター開発者|EA開発者|

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監 修
Runchaテクニカル分析チーム

トレード体験アプリ「Runcha」は、テクニカル分析チームが監修を行っています。これまでにFXおよび仮想通貨初心者向けの学習アプリを開発し、累計100万ダウンロードを突破。「Runcha」はデモトレードの進化版を目指し、トレード練習の概念を一新します。経験豊富な専門家の協力の下、分かりやすく正確な情報を提供しています。



所有者
株式会社アドバン

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監修者
山中康司

有限会社アセンダント

学歴: 慶應義塾大学卒業

著書: 『FXチャート分析マスターブック FX ボリンジャーバンド常勝のワザ』(2013年12月)

来歴: アメリカ銀行バイスプレジデント → 日興シティ信託銀行為替資金部次長を歴任。・金融コンサルティング会社アセンダント設立。金融リテラシー協会代表理事を務める。


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内田 まさみ ラジオNIKKEI
日経CNBCの番組パーソナリティ
経済雑誌多数連載中
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