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【注目】勝ち組FXトレーダー106人に質問!9割以上が「利益アップに有効」と考える方法とは?|FXのスキルアップのヒントを徹底調査

2024年09月10日 公開 
2024年09月11日 更新
FXの強者に質問「検証・練習は大事?」
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テクニカル分析専門サイト『テクニカルブック』は、FXのスキルアップに効果的な方法を調査する目的で、FXで安定的に利益を得ている20歳以上の男女106名を対象にアンケートを行いました。本調査からは、トレードの数をこなすことがスキルアップの近道であることが見えてきました。

調査サマリー

今回の調査結果に関する概要は以下の通りです。

  1. 過去チャートの検証や振り返りを行っている人が82.1%
  2. トレードルールを決めている人が大半、エントリータイミングは82.0%、取引数量は90.5%に上る
  3. 過去チャートを使用したトレード練習に意識的に取り組んだことがある人が74.5%
  4. FX上級者の91.5%が「トレードの数をこなすことはスキルアップに有効」と回答
  5. FX上級者の55.7%がトレード練習ツールを使用、重視するのは「操作性」と「パフォーマンス分析機能」

調査の実施概要

調査機関 :自社調査
調査方法 :インターネット調査(株式会社ジャストシステム「Fastask」)
対象エリア:日本全国
対象者  :FXで安定的に利益を得ている20歳以上の男女
調査期間 :2024年6月20日~2024年6月27日
有効回答 :106名

主な調査結果

本調査は、過去に実施したFXトレーダーの実態に関する調査において、自身のFXスキルについて「上級者:安定した利益を得ている」「プロ:安定した利益が生活費を大きく上回りFXのみで生活することも可能」と回答した人(以下、「FX上級者」と表記)を対象に行いました。

有効回答数は106名で、回答者の男女/世代/FX経験年数の割合は、以下の通りです。

アンケート回答者(FX上級者)の男女/世代/FX経験年数の割合

それでは、調査結果の詳細を紹介していきます。

1.過去チャートの検証や振り返りを行っている人が82.1%

次のグラフは、FX上級者に過去チャートの検証や振り返りの実施状況について質問した結果です。

過去チャートの検証や振り返りを行っているFX上級者の割合

「定期的に行っている」と回答した人は62.3%に上り、半数以上のFX上級者が過去チャートの検証や振り返りを日常的に行っているようです。「不定期だが行っている」と回答した19.8%と合わせると82.1%で、大半の人が過去チャートの検証や振り返りを行っていると回答をしています。

この結果からは、FXで安定的に利益をあげる上で、過去チャートの検証や振り返りが重要であることがうかがえます。

2.トレードルールを決めている人が大半、エントリータイミングは82.0%、取引数量は90.5%に上る

エントリー/取引数量/利食い/損切りに関するトレードルールを決めているかについても、質問を行いました。

FX取引においてトレードルールを決めていた人の割合(FX上級者)

上のグラフの通り、エントリー/取引数量/利食い/損切りのいずれにおいても、「明確に決めている/何となく決めている」と回答した人が大半を占めるという結果となりました。特に「明確に決めている」と回答した人が以下のように約半数となっており、非常に高い割合です。

  • エントリー 50.9%
  • 取引数量 57.5%
  • 利食い 49.1%
  • 損切り 46.2%

このように、FX上級者の多くがあらゆる局面においてトレードルールを定めており、客観的な判断に基づいてトレードを行っていることがわかります。

【参考情報】FXをやめた人と比較

過去にFXをやめた人を対象に行った調査において、同様の質問を行っています。参考として、その結果をまとめたグラフについても見てみましょう。

FX取引においてトレードルールを決めていた人の割合(FXをやめた人)

「明確に決めていた/何となく決めていた」と回答した人が過半数となっていますが、FX上級者と比較すると低い割合となっています。「明確に決めていた」と回答した人の割合については、以下の通りです。

  • エントリー 13.5%
  • 取引数量 17.6%
  • 利食い 14.5%
  • 損切り 20.3%

FX上級者では約半数がトレードルールを明確に決めていたのに対して、FXをやめた人においてはトレードルールを明確に決めていた人は限られているようです。このことからは、FXで安定した成績を残す上でトレードルールがいかに重要であるかがうかがえます。

3.過去チャートを使用したトレード練習に意識的に取り組んだことがある人が74.5%

FXにおける一般的なトレード練習のひとつに、過去のチャートを用いてトレードのシミュレーションを行う方法があります。FX上級者に、これまでに意識的にこの練習方法に取り組んだことがあるか、質問を行いました。

過去チャートを使用したトレード練習に意識的に取り組んだことがあるFX上級者の割合

結果は、「十分に取り組んだ」と回答した人が44.3%と最も多く、これに「ある程度取り組んだ」と回答した人が30.2%で続くという結果となりました。両者を合計すると74.5%で、多数のFX上級者がこれまでに過去チャートを使用したトレード練習に意識的に取り組んだ時期があったことがわかります。

この練習方法のメリットは、ノーリスクでたくさんのトレードをこなすことができる点です。過去チャートを通してトレードの数をこなすことで、スキルを伸ばしてきたFX上級者が多いといえそうです。

なお、別途行った「勝ち組FXトレーダーの実態に関する調査(以下のリンク)」では、FX上級者が考える効果的なスキルアップ方法について質問を行いました。最も回答が多かったのは「過去チャートでの練習・振り返り」で、こちらも過去チャートを使用したトレード練習の重要性を示唆する結果が出ています。

4.FX上級者の91.5%が「トレードの数をこなすことはスキルアップに有効」と回答

前項に関連して、FXのスキルを伸ばす上でトレードの数をこなすことの有効性についても質問を行いました。

「トレードの数をこなすこと」が有効と考えるFX上級者の割合

結果は、「とても有効」と回答した人が54.7%、「それなりに有効」と回答した人が36.8%でした。両者を合計すると91.5%で、ほとんどのFX上級者が、たくさんトレードを行うことがFXの上達につながると考えているようです。

FXで安定的な成績を残せるようになるためには、インプットで知識や手法を学ぶだけでなく、アウトプットとしてトレードの数をこなすことも非常に重要であることがうかがえます。

5.FX上級者の55.7%がトレード練習ツールを使用、重視するのは「操作性」と「パフォーマンス分析機能」

FXでは、過去チャートを使用したトレードの練習を効率良く行うためのさまざまなツールやアプリが開発されています。FX上級者にこういったツールの認知度や実践度を質問したところ、次のような結果になりました。

FX上級者のトレード検証・練習ツールの認知度・実践度

「知っており、使用したことがある」と回答した人が55.7%で最も多く、過半数のFX上級者がトレード検証・練習ツールを使用したことがあるようです。

続いて、トレード検証・練習ツールに求められる機能について質問した結果です。

FX上級者が考えるトレード検証・練習ツールに重要な要素

最も多かったのは「操作性・使いやすさ」で、30.2%でした。このことからは、トレード検証・練習ツールをストレスなく使いこなせることが、効果的かつ継続的な練習につながると考えるFX上級者が多いことがうかがえます。使いやすさは、スキルアップにおいて非常に重要な要素といえそうです。

2位は「自分のパフォーマンス分析機能」で、28.3%でした。FX上級者は、単に過去チャートを使ってトレードの練習をするだけでなく、自身のトレードパフォーマンスを詳細に分析し、強みや弱みを把握して改善につなげていくところを重視しているようです。

以上のように、トレード検証・練習ツールには使いやすさが求められると同時に、トレードの振り返りをサポートする機能へのニーズが高いことがうかがえます。

弊社は、スマホで手軽に過去の相場を体験しながらスキル向上を目指せる、トレード検証・練習アプリ『Runcha』を開発しています。詳しくは、以下のページをご覧ください。

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まとめ

今回の調査結果をまとめると以下の通りです。

  • FX上級者の大半が、過去チャートの検証や振り返りを行っている
  • FX上級者の4人に3人は、過去チャートを使用したトレードの練習に意識的に取り組んだ経験がある
  • ほとんどのFX上級者が、トレードの数をこなすことがスキルアップに有効と考えている
  • トレード練習ツールには、使いやすさとトレードの振り返りをサポートする機能が求められている

この結果からは、FXで安定的に利益を得るためには、過去チャートを活用した練習と実戦的なトレード経験の積み重ねが重要であることが示唆されます。使いやすく分析機能が充実した練習ツールは、個々のFXトレーダーの成長を促すとともに、FX業界全体の健全な発展の後押しにもつながると考えられます。

著者
Runchaテクニカル分析チーム
チーム紹介ページ

日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト|4大監査法人出身者|TradingViewインジケーター開発者|EA開発者|

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監修者
山中康司

有限会社アセンダント

学歴: 慶應義塾大学卒業

著書: 『FXチャート分析マスターブック FX ボリンジャーバンド常勝のワザ』(2013年12月)

来歴: アメリカ銀行バイスプレジデント → 日興シティ信託銀行為替資金部次長を歴任。・金融コンサルティング会社アセンダント設立。金融リテラシー協会代表理事を務める。



所有者
株式会社アドバン

『ユーザーの新しい挑戦や、ワクワクの手助けができるサービス作り』をビジョンに、投資を始めたい人・よくわからない人の支えになるようなFX初心者ガイドや、トレード練習アプリを運営しております。
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内田 まさみ ラジオNIKKEI
日経CNBCの番組パーソナリティ
経済雑誌多数連載中
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