株式投資は何歳から始められる？未成年から始めるメリットやデメリットも解説

2023年08月15日 公開　
2023年08月15日 更新

株式投資に年齢制限はなく、親権者の同意さえ得れば未成年からでも始められます。

早いうちから株式投資を始めることで、時間を味方につけられ長期的な資産形成ができます。

さらに、投資に興味を持って、経済の動向や企業の業績をリサーチする経験を積むことは、将来さまざまな場面で役立つでしょう。

株式投資に興味のある方や、早いうちから株式投資で資産形成を始めたい方は必見です。

未成年から株式投資を始めることができる

株式投資は未成年（満18歳未満）でも始めることができます。ただし、多くの証券会社では未成年が自身の判断のみで証券口座を開設することが禁止されています。

未成年が証券口座を開設するためには、親権者の同意を得る必要があるのです。

またジュニアNISAのような未成年向けに提供されている証券口座であっても、利用には親権者の同意を得なければなりません。

株式投資は何歳からでも始められる

日本では、株式投資に年齢制限はなく、何歳からでも株式投資を始められます。

中学生や高校生はもちろんのこと、極端な話をすれば0歳からでも親権者の同意さえ得られれば株式投資を始められるのです。

未成年が証券口座を開設するためには3つの書類が必要

未成年が証券口座を開設するためには、主に以下の3つの書類を提出しなければなりません。

• 未成年者の本人確認書類
• 戸籍謄本（親権者と未成年者との続柄が分かる書類）
• 親権者の同意書

口座開設に必要となる書類は証券会社によって異なるので、口座開設前に確認しておくようにしましょう。

未成年から株式投資を始める3つのメリット

未成年が株式投資を始めるメリットとして以下の3つがあります。

• 資産形成を早くから始められる
• 金融リテラシーが身につく
• 経済へ興味が持てる

資産形成を早くから始められる

未成年から株式投資を始めることで、人生の早い段階から資産形成を始められます。

早い段階から株式投資を始めることで時間的な優位性を得られ、投資期間を長く取った分、より多くの資産を形成できる可能性が高まるのです。

金融リテラシーが身につく

株式投資は、未成年にとって金融リテラシーを身に付けるための良い機会となります。

株式投資をする際には、企業や市場の情報をリサーチし、経済やビジネスの仕組みを理解して投資判断やリスク管理をおこなわなければなりません。

早いうちから投資へ取り組んで金融や経済に対する理解を深めることは、長期的に資産形成をする際に役立ちます。

経済へ興味が持てる

株式投資を始めると、株式がどのようにして変動しているのか、どのような経済活動が株価に影響を与えるのかなど、経済に対する興味が次第に高まっていきます。

また株式投資に関連することを学ぼうとして、ニュースや新聞をチェックする習慣が身に付きます。

経済への興味が高まることは、将来のキャリアや職業に対する興味を持つきっかけともなるでしょう。

未成年が株式投資を始める3つのデメリット

一方で、未成年が株式投資を始める際には以下のようなデメリットには注意しましょう。

• 損をする可能性がある
• 学業に支障が出る可能性がある
• 信用取引が禁止されている

損をする可能性がある

株式投資を始めたからといって必ず儲けられるというわけではなく、損をする可能性もあります。

株価は常に上昇し続けるのではなく、結果として上昇するとしても短期的に下落するケースが多いのです。

したがって投資にはリスクが伴うことを理解して、少額からまず始める、損切り位置を決めるなどのリスク管理をしっかりと行うようにしましょう。

学業に支障が出る可能性がある

株式投資では情報収集や市場の動向を追うために時間が必要となります。

株式投資に没頭してしまうと学業に割く時間が減り、成績に影響を及ぼす可能性があるのです。

学業が安定している時期や休暇期間を利用して投資を行うなど、投資と学業のバランスを考えて、投資へ取り組むようにしましょう。

信用取引が禁止されている

未成年は原則として信用取引ができません。

信用取引とは、証券会社から株式を借り入れて行う取引方法です。信用取引では少額から大きな利益を狙える一方で、自己資金以上の損失を被る可能性があります。

大きな損失を被るリスクを防ぐために、未成年者の信用取引は禁止されています。

まとめ：株式投資へ早いうちから取り組んで、長期的な資産形成を目指す

株式投資へ早いうちから取り組んで、経済に興味を持ち、投資に対する理解を深められると、経済的な自立や長期的な資産形成で成功できる可能性が高まります。

一方で株式投資は元本が保証されているわけではなく、損をする可能性もあることは理解しておきましょう。

自身でしっかりとリスクを管理することも大切ですが、親権者のサポートを受けて一緒に投資へ取り組んでみることもオススメします。