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FXのピボットポイント(PIVOT POINT)とは
- 前期間の価格を用いてサポレジや相場の勢いを予測できる
- 有効な期間が限定されているので短期トレード向けのツール
- 計算式が世界共通なうえ設定が固定されているので世界中みんな同じ基準で見ている
ピボットポイントは取引の予測によく使われる先行指標で、サポートライン、レジスタンスラインなど重要なテクニカル情報を示します。特に海外での外国為替市場において人気があるツールになります。
目次
- 無料で最強チャートツールを手に入れよう
- FXのピボットポイント(PIVOT POINT)とは
- 最強のテクニカル分析は?
- ピボットポイントをアプリで表示
- ピボットポイントの元祖~リアクション・トレンド・システム(THE REACTION TREND SYSTEM)
- ピボットポイント計算方法
- ピボットポイント計算式の意味
- 他のトレーダーと差をつけるためのツールを紹介!
- ピボットポイントの種類
- FXのピボットポイントの基本的な使い方
- ピボットポイントが示す売買ポイント
- ピボットポイントの応用的な使い方
- ピボットを使用した相場分析やトレンドの判断基準
- ピボットを用いた逆張りや順張りのトレード手法
- ピボットポイントの注意点・懸念点
- ピボットポイントを学べるオススメ本
- ピボットポイントを学べるYouTube動画
- ピボットポイントの成り立ち
- ピボットポイントの豆知識
- ピボットポイントの用語
- ピボットポイントの類似・派生インジケーター
- ピボットポイントが使えるFX/証券会社
- ピボットポイントがMT4/5で使えるか
最強のテクニカル分析は?
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ピボットポイントをアプリで表示
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ピボットポイントの元祖~リアクション・トレンド・システム(THE REACTION TREND SYSTEM)
ピボットポイント(Pivot Points)は現在さまざまな種類がありますが、テクニカル分析で有名なRSI、DMI、などを開発した人物であるJ.W.ワイルダー氏が考案したリアクション・トレンド・システム(THE REACTION TREND SYSTEM)がピボットポイントの基本であり正式名称になります。
▼J.W.ワイルダー氏については以下の章をご参照ください
ピボットポイントの成り立ち
現在、リアクション・トレンド・システムは通常「ピボットポイント」もしくは「ピボット」とよばれています。
ピボットポイントは通常デイリーピボットポイントが使われており前日の高値、安値、終値を基に当日の値を算出します。
ピボットポイントは日足だけではなく週足、月足でも算出できます。
デイリーピボットポイント以外にウイークリーピボットポイント、マンスリーピボットポイントというものがあります。
名前 | 設定期間 | 機能 |
---|---|---|
ディリーピボットポイント | 前日の高値、安値、終値からピボットポイント(P)を算出 | 当日のサポレジとして機能する |
ウィークリーピボットポイント | 前週の高値、安値、終値からピボットポイント(P)を算出 | 今週のサポレジとして機能する |
マンスリーピボットポイント | 前月の高値、安値、終値からピボットポイント(P)を算出 | 今月のサポレジとして機能する |
このピボットポイント(P)を用いて当期間のレジスタンスラインとサポートラインを示すテクニカル指標です。
Pivot(ピボット)とは和訳すると旋回軸、回転軸などの意味です。コンパスで針を軸に円を描くイメージをしてみてください。求めたピボットポイント(P)を中心にした円の直径がサポートラインとレジスタンスラインの値幅となることを意味しています。
本記事では、下の画像に表示しているようなデイリーピボットポイントをベースに解説します。
ピボットポイント(P)は、前日の高値、安値、終値を用いて当日の値を算出します。
チャート上に基軸となるピボットポイントを中心に上下3本ずつ合計7本のラインを表示します。
ピボットポイントはサポートラインが3本、レジスタンスラインも3本引かれます。
日が変わるとピボットポイント(P)はリセットされて新たに前日の高値、安値、終値を用いて当日の値を算出します。
つまり今日引かれているレジスタンスラインとサポートラインは当日のみ有効となります。
このため基本的に日足の3本値を使いデイトレードに利用されます。
このような日足の3本値で算出したピボットポイントが一般的につかわれておりデイリーピボットポイントと呼ばれています。
通常この期間設定をしたものをデイトレードで使います。
移動平均線など他のインジケーターは設定値を決める必要がありますが、ピボットポイントは前日の高値、安値、終値から求めるためトレーダーが何かを設定する必要はありません。
なぜなら、ピボットポイントは前日の高値、安値、終値を基に算出されているからです。
各トレーダーが、同じタイミングでピボットポイントを見ている場合、同じサポートラインとレジスタンスラインが表示されていることになります。
前日の高値、安値、終値という共通の値を用いるピボットポイントを活用すれば、大勢のトレーダーが意識する価格を把握できます。
このようなことからピボットポイントは世界中のトレーダーに使われており、海外のプロトレーダーから意識されていると言われてます。
ピボットポイント計算方法
ピボットポイント(P)の計算式
ピボットポイント(P) = ( 前日高値 + 前日安値 + 前日終値 ) / 3
ピボットポイント(P)の計算式
H = 高値
L = 安値
C = 終値
ピボットポイント(P) :X = ( H + L + C ) / 3
以上のように定義してます。
リアクション・トレンド・システムではピボットポイントを「X」としてますが、現在は通常「P」とします。
ピボットポイントは、前日の高値、安値、終値の平均値です。
ピボットポイント(P)による当日値幅の軸を求めたら
求めたピボットポイント(P)から各レジスタンスライン(R1、R2、R3)と各サポートライン(S1、S2、S3)を算出します。
ライン | ピボットポイントで一般的に用いられる指数 | リアクション・トレンド・システム |
---|---|---|
サポートライン1 | S1 | B1(Buy1) |
レジスタンスライン1 | R1 | S1(Sell1) |
ここでは近年ピボットポイントで一般的なS1とR1を用います。
S1(サポートライン1)、R1(レジスタンスライン1)の求め方は
S1 = P – ( 前日高値 – P )
R1 = P + ( P – 前日安値 )
算出したS1(サポーライン1)、R1(レジスタンスライン1)は、ピボットポイント(P)を軸として一番近い位置の下にS1上にR1と配置されるイメージです。
次はピボットポイント(P)を前日高値と安値の差で求めた値を引いてS2(サポートライン2)、加えてR2(レジスタンスライン2)を求めます。
S2(サポートライン2)、R2(レジスタンスライン2)の求め方は
S2 = P – ( 前日高値 – 前日安値 )
R2 = P + ( 前日高値 – 前日安値 )
そしてS1を前日高値と安値の差で求めた値を引いてS3(LBOP)、R1に前日高値と安値の差で求めた値を加えてR3(HBOP)を求めます。
ライン | ピボットポイントで一般的に用いられる指数 | リアクション・トレンド・システム |
---|---|---|
サポートライン3 | S3 | LBOP(ローブレイクアウトポイント)Low Break Out Point |
レジスタンスライン3 | R3 | HBOP(ハイブレイクアウトポイント)High Break Out Point |
3(Lbop) = S1 – ( 前日高値 – 前日安値 )
R3(HBOP) = R1 + ( 前日高値 – 前日安値 )
算出したS3とR3はピボットポイント(P)から一番離れた位置にあります。
このS3からR3の間(値幅)をリアクション・トレンド・システムではリアクションモード(REACTIONMODE)と定義しています。
この著書では通常はS1とR1の間、最大でもS3とR3の間を価格が行き来するという想定になってます。
S3とR3間で上振れたら売りサイン、下ぶれたら買いサインというように逆張り手法に向いたツールといえます。
S3とR3の外側、つまりS3より安値、R3より高値をトレンドモード(TRENDMODE)としています。
S3(LBOP)、R3(HBOP)を価格が突破(ブレイクアウト)したらピボットポイントは通常の機能であるリアクションモードからトレンドモードへ移行します。
これは逆張りのリアクションモードを価格が突破したためにリアクションモードが機能しないと判断され順張りのトレンドモードへ移行することを意味します。
トレンドモードではトレンドフォローでのトレーリングストップを継続します。
ピボットポイント計算式の意味
ピボットポイント計算式について
ピボットポイント(P)は「P = ( 前日高値 + 前日安値 + 前日終値 ) / 3」で求めます。
上記イメージ画像の場合、前日価格が陽線で終わってます。
つまりピボットポイントは高値から3分の1のところにありこの位置が当日のピボットポイントに移行するわけです。
S1とR1計算式の意味
S1とR1は当日のトレードにまず意識される部分かと思われます。
S1とR1計算式ついて上記イメージ画像を基に解説します。
前日の高値からピボットポイント(P)を引いて求めた値を(a)とします。
ピボットポイントを(a)で引いて求めた値が(a1)でありサポートライン1のS1になります。
ピボットポイント(P)を前日安値で引いて求めた値を(b)とします。
ピボットポイント(P)に(b)を加えて求めた値が(b1)でありレジスタンスライン1のR1になります。
ピボットポイントを軸にS1に前日の高値R1に前日の安値と逆の値を用いて求められてますね。
S2とR2計算式の意味
S2とR2計算式ついて上記イメージ画像を基に解説します。
前日高値と前日安値の値幅を(H)とします。
ピボットポイント(p)を(H)で引いた値、つまりピボットポイント(P)の下の(H)がサポートライン2のS2になります。
ピボットポイント(p)に(H)を加えた値、つまりピボットポイント(P)の上の(H)がレジスタンスライン2のR2になります。
S3とR3計算式の意味
S3とR3計算式ついて上記イメージ画像を基に解説します。
前日高値と前日安値の値幅を(H)とします。
S1(サポートライン1)を(H)で引いた値、つまりS1の下の(H)がサポートライン3のS3になります。
R1(レジスタンスライン1)に(H)を加えた値、つまりR1の上の(H)がレジスタンスライン3のR3になります。
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ピボットポイントの種類
ピボットポイントとは、前日の高値・安値・終値から基本になるピボットポイントという値を算出し、これを用いてピボットポイントの下と上にそれぞれ3本、ピボットポイントを含めて合計7つのラインを表示する指標です。
先にも述べたように、ピボットポイントは種類がいろいろありますが、J.Wワイルダー氏が考案したリアクション・トレンド・システムからピボットポイントのアイディアを得ています。
リアクション・トレンド・システムがピボットポイントの基準になりますがその後、派生したピボットポイントがいくつか考案されました。
▼以下の章ではさまざまなピボットポイントを紹介しています
類似・派生インジケーター
よく知られている派生ピボットポイント分析は
- フィボナッチピボットポイント:Fibonacci Pivot Points
- カマリラピボットポイント:Camarilla Pivot Points
- ウッディピボットポイント:Woodie’s Pivot Points
以上の方式があります。
FXのピボットポイントの基本的な使い方
ピボットポイントは前日価格の値動きから、当日のサポートラインとレジスタンスラインを示す指標であり通常デイトレードなどの短期売買で使われます。
ピボットポイント(P)を軸に価格がサポートライン(S1、S2、S3)とレジスタンスライン(R1、R2、R3)の範囲内(リアクションモード)では各ラインに触れたら逆張りする手法が基本的な使い方になります。
ピボットポイントは通常は価格がS1とR3の範囲で推移すると想定してますがときには強いトレンドが発生することもあります。
S3(LBOP)を価格が下抜けしたら強い下降トレンド、R3(HBOP)を価格が上抜けしたら強い上昇トレンドと判断され(トレンドモード)順張りのトレーリングストップ継続となります。
ピボットポイント設定値
ピボットポイントは、日足、週足、月足などの期間設定をそれぞれ変更できます。
日足、前週、前月からピボットポイントを求めたものをそれぞれディリーピボットポイント、ウィークリーピボットポイント、マンスリーピボットポイントと呼びます。
通常ピボットポイントの期間は日足を用います。
ディリーピボットポイントピボットポイント:前日の高値・安値・終値を使ってピボットポイントを算出しテクニカル分析に有効な期間は当日限り
ウィークリーピボットポイント:前週の高値・安値・終値を使ってピボットポイントを算出しテクニカル分析に有効な期間は今週限り
マンスリーピボットポイント:前月の高値・安値・終値を使ってピボットポイントを算出しテクニカル分析に有効な期間は今月限り
ピボットポイントが示す売買ポイント
ピボットポイントによる売買ポイントは、上の画像に示しているようにいろいろなパターンの手法が考えられます。
まず基本を理解し状況に応じて各自の裁量でピボットポイントによる取引手法を拡張しましょう。
以下に基本的な売買ポイントの解説をいたします。
1、S1(サポートライン1)とR1(レジスタンスライン1)
J.Wワイルダー著書:リアクション・トレンド・システムの解説ではリアクションモードの売買ポイントについて以下のように記されています。
- S1で押し目買い、利食い狙いはR1
- R1で戻り売り、利食い狙いはS1
次の画像では、実際のチャートでこの手法に従った売買タイミングを示しています。
2、S2(サポートライン2)とR2(レジスタンスライン2)
上記の1、を基にエントリーした場合、予想に反してこのラインを突破してもナンピンしないほうが無難です。
増し玉するのであれば再びこのラインまで戻した場合、買い増しまたは売り増しを検討する手法が基本です。
- S2に戻したら買い増し
- R2に戻したら売り増し
3、S3(LBOP)とR3(HBOP)
S3(LBOP)とR3(HBOP)はブレークアウトポイントと呼ばれ、ここからトレンドモードに入ります。
つまりこの先は逆張りが見込めず順張り手法に移行するポイントです。
ここまで価格が到達した場合、損切りもしくはドテンが一般的な手法といえます。
- S3で損切りまたはドテン買い
- R3で損切りまたはドテン売り
ピボットポイントの応用的な使い方
ここまでピボットポイントの基本的な売買ポイントを解説しました。
ここまでの基本的な売買ポイントとは冒頭で述べたリアクション・トレンド・システムを基にした売買ポイントについて解説しています。
リアクション・トレンド・システムに基づいた手法でトレンドモードの場合
S1で押し目買い、利食い狙いはR1
R1で戻り売り、利食い狙いはS1
になりますが、これらの値幅の軸であるピボットポイント(P)が価格の反転ポイントとなるパターンも見逃せません。
- 価格がピボットポイント(P)の下にあり価格が(p)まで届かない場合S1で押し目買い、利確目標(P)
- 価格がピボットポイント(P)の上にあり価格が(p)まで届かない場合R1で戻り売り、利確目標(P)
この手法はリアクション・トレンド・システムが定義した利確目標より狭い値幅のうえ意識されやすいピボットポイント(P)が利確目標なので勝率は比較的高いとされてます。
ピボットを使用した相場分析やトレンドの判断基準
ピボットを使った相場分析について、実際のチャートで解説します。
上昇トレンド
これはXAUUSDの15分足チャートにデイリーピボットポイントを表示させたものです。
日中はR1で反発したものの、NY時間にR1とR2を一気に上抜けていきました。
そのままR3まで達しています。
かなり強い上昇トレンドが発生していると判断できるでしょう。
安易な売りは危険といえ、買うとしても伸びた先なので、押し目をしっかり待たなければなりません。
下降トレンド
こちらはGBPUSDの15分足チャートにデイリーピボットポイントを表示させたものです。
S1とS2を下抜け、S3もわずかですが下抜けており、強い下降トレンドが発生していると判断できます。
売るなら戻しを待ちましょう。
逆張りでの買いは上級者向けとなりそうです。
レンジ相場
一方、下降トレンドの翌日のチャートはPとS1の間をウロウロしていました。
前日に比べて値動きが小さく、レンジと判断できます。
このように各ラインとの位置関係を見ることで、トレンドやレンジを把握しやすくなるのが、ピボットピボットの利点です。
ピボットを用いた逆張りや順張りのトレード手法
「ピボットポイントが示す売買ポイント」で解説した手法を、実際のチャートで試します。
上記の画像は、XAUUSDの5分足チャートにデイリーピポットポイントを表示させたものです。
午前中にR1へ達したので、反発を狙って売ります。
短期的には上昇してきているので、直前の値動きに対しては逆張りです。
しばらく揉み合ったものの、R2には到達せずに下げていきました。
S1で利益確定します。
その際、S1から新たに買うことも可能です。
R1まで一気に伸び、スムーズに利益確定できました。
そこでさらにR1から売ってみたものの、利確目標であるS1には届かず、R2まで逆行しました。
ナンピンで売り増しをするなら、R2で行いましょう。
その後R2も超えており、上昇トレンドを確認できます。
このまま下げなかったり、R3まで到達したりするようであれば、売りポジションは損切りをしたほうがよさそうです。
翌日は、前日が強い上昇トレンドだったことを踏まえ、順張りで買いを狙います。
しかし買いの勢いが強いのか、S1までも下げてきません。
本来ならS1まで待ちたいところですが、Pでしっかり止まっているのを見てから買ってみてもいいでしょう。
その後、思惑どおりの方向へ伸びていきました。
R1またはR2で利益確定です。
ピボットポイントの注意点・懸念点
ピボットポイントは、逆張り手法に適したツールです。
そのため長時間強いトレンドが発生している場合、リアクションモードが機能しなくなりトレンドモードに移行しますが、これはピボットポイントの基本的な使い方とは言えません。
有効な期間に制限がある
当日のピボットポイント(P)は前日の高値、安値、終値を用いて算出します。
これは、日が変わると初期化されて、また新たなピボットポイント(P)を算出するため当日のみ有効な値となります。
つまり長期間の取引には向いてないことを意味します。
ピボットポイントを学べるオススメ本
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ピボットポイントについて書籍で学ぶなら、『しろふくろうのPIVOTトレード術』がオススメです。
自らもピボットポイントによって稼いでいる個人投資家・しろふくろう氏が、ピボットポイントの魅力や使い方を徹底解説しています。
しろふくろう氏は、テクニカル指標の統計研究に熱心な人物としても有名です。
この本においても、過去10年以上のデータを使って、ピボットポイントの優位性を検証しています。
その結果をもとに導き出した、もっとも効率の良いエントリーとエグジットの方法を解説しているのが、当書の魅力です。
書籍の内容を真似すれば、誰でも統計的に優れたトレードができるので、初心者でも着実に利益を積み重ねられるでしょう。
ピボットポイントを学べるYouTube動画
ピボットポイントについて動画で見たいなら、ヒロセ通商の『YEN蔵のピボットトレード手法解説』がオススメです。
20年以上、外国為替ディーラーとして活躍してきたYEN蔵氏が、ピボットポイントを使った手法について分かりやすく解説してくれます。
実際のチャートを見てどのように売買の判断をするのか丁寧に説明してくれるので、この動画を見れば、ピボットポイントをトレードに活かせるようになるでしょう。
ピボットポイントの成り立ち
考案者
J.W.ワイルダー、1935年6月11日、テネシー州ノリスで生まれました。アメリカでの機械エンジニアから不動産開発者に転向した経歴があり、その後1978年にNew Concepts in Technical Trading Systemsを発表したことでテクニカルアナリストとして世界的な著名人になりました。これに含まれるATR、RSI、DMI、ADX、パラボリックSAR等は現在も相場で幅広く活用されている代表的なテクニカル指標です。
2021年4月18日、85歳没。
種類
トレンド系
歴史
1978年出版されたJ.W.ワイルダーの著書New Concepts in Technical Trading Systemsの記事でリアクション・トレンド・システムとして解説されています。
ピボットポイントの豆知識
日本の相場における歴史は江戸時代から酒田五法で有名な本間宗久が考案したローソク足による4本値 (始値、高値、安値、終値)を用いた米取引が行われていました。
現在でもローソク足を用いた4本値は日本の主要な相場価格であると言えます。
当時の欧米での相場価格はカギ足による3本値 (高値・安値・終値) が主に使われてました。
近年では欧米でもローソク足を用いた4本値をよく使われるようになりましたがピボットポイントが3本値を基に求められている歴史にうなずけます。
ピボットポイントの用語
日中足
ピボットポイント
サポートライン
レジスタンスライン
トレーリングストップ
買い増し
売り増し
リアクションモード
トレンドモード
ドテン買い
ドテン売り
増し玉
ナンピン
ピボットポイントの類似・派生インジケーター
フィボナッチピボットポイント:Fibonacci Pivot Points
フィボナッチピボットポイントは、中世、イタリアの数学者レオナルド・ダ・ピサの愛称がレオナルド・フィボナッチと呼ばれフィボナッチの由来と言われていますが他の説もあり定かではありません。
フィボナッチ数列は「隣り合う2つの数を加えると次の数に等しくなる」という原則があります。
この隣り合う数から求めた比率を「黄金比」と呼ばれてます。
この数列の比率は古来から人間がもっとも落ち着く、美しいと魅了する神秘な比率として知られています。
このフィボナッチの概念を標準ピボットポイントに取り入れた指標がフィボナッチピボットポイントになります。
フィボナッチピボットポイント計算式
R4(HBOP)=P+(前日高値-前日安値)×1.382
R3(レジスタンスライン3)=P+(前日高値-前日安値)×1.0
R2(レジスタンスライン2)=P+(前日高値-前日安値)×0.618
R1(レジスタンスライン1)=P+(前日高値-前日安値)×0.382
・ピボットポイント(P)=(前日値幅+前日安値+前日終値)/3
S1(サポートライン1)=P-(前日高値-前日安値)×0.382
S2(サポートライン2)=P-(前日高値-前日安値)×0.618
S3(サポートライン3)=P-(前日高値-前日安値)×1.0
S4(LBOP)=P-(-前日高値前日安値)×1.382
フィボナッチピボットポイントは標準ピボットポイントと同じ計算式で算出したピボットポイント(p)を軸にしています。
サポートラインはピボットポイント(P)から前日高値と前日安値の価格差を引いた値にフィボナッチ比率を掛けて求めています。
レジスタンスラインはピボットポイント(P)に前日高値と前日安値の価格差を加えた値にフィボナッチ比率を掛けて求めています。
ここではS4(LBOP)、R4(HBOP)を各ブレークアウトポイントとして定義してます。
S3(サポートライン3)、R3(レジスタンスライン3)をブレークアウトポイントとして定義して利用する方法もあります。
フィボナッチピボットポイントの使い方は基本的に標準ピボットポイントと同様です
カマリラピボットポイント:Camarilla Pivot Points
カマリラ・ピボットポイントは、1989年ニックスコット氏によって考案された、派生のピボットポイントになります。
カマリラピボットポイント計算式
R4(HBOP) = ( 前日高値 – 前日安値 ) x 1.1 / 2 + 前日終値
R3(レジスタンスライン3) = ( 前日高値 – 前日安値 ) x 1.1 / 4 + 前日終値
R2(レジスタンスライン2) = ( 前日高値 – 前日安値 ) x 1.1 / 6 + 前日終値
R1(レジスタンスライン1) = ( 前日高値 – 前日安値 ) x 1.1 / 12 + 前日終値
S1(サポートライン1) = 前日終値 – ( 前日高値 – 前日安値 ) x 1.1 / 12
S2(サポートライン2) = 前日終値 – ( 前日高値 – 前日安値 ) x 1.1 / 6
S3(サポートライン3) = 前日終値 – ( 前日高値 – 前日安値 ) x 1.1 / 4
S4(LBOP) = 前日終値 – ( 前日高値 – 前日安値 ) x 1.1 / 2
カマリラピボットポイントはS1からS3、R1からR3の間、つまり中心部分の各値幅ラインが狭く外側へ向かうほど値幅ラインが広がっていきます。
さらに値幅が大きく広がったラインS4とR4はブレークアウトポインとします。
このような特徴から狭い値幅で売買するトレーダーに好まれるようです。
ウッディピボットポイント:Woodie Pivot Points
ウッディピボットポイントはWoodies CCI(ウッディーズCCI)で有名なケン・ウッド氏が考案した派生ピボットポイントになります。
ウッディピボットポイント計算式
R1(レジスタンスライン1) = 2 × P – 前日安値
R2(レジスタンスライン2) = P + 前日高値 – 前日安値
ピボットポイント(P) = ( 前日高値 + 前日安値 + 2 × 前日終値 ) / 4
S1(サポートライン1) = 2 × P – 前日高値
S2(サポートライン2) = P – H + 前日安値
ウッディピボットポイントの特徴は前日の終値に重みを加えてピボットポイント(p)を算出しています。
ピボットポイント(P)が当日の始値付近に表示されやすくなる傾向があります。
S1とS2、R1とR2の計算式は標準ピボットポイントと同じです。
ピボットポイントが使えるFX/証券会社
ピボットポイントが使えるFX会社
DMM FX
GMOクリック証券
外為オンライン
LINE FX
SBI FXトレード
ピボットポイントが使える証券会社
SBI証券
楽天証券
松井証券
ピボットポイントが使える仮想通貨取引所
GMOコイン
DMM Bitcoin
ピボットポイントがMT4/5で使えるか
利用可能です。
通常MT4/5にピボットポイントは標準でインストールされておりません。
ピボットポイントを使うためにはカスタムインジケーターをインストールする必要があります。
MT4/5にピボットポイントをインストールする方法
MT4/5にピボットポイントをインストールする方法は一部フォルダー名が違いますがMT4、MT5どちらも基本的に同じです。
カスタムインジケーターをダウンロードする
“mt4 ピボット” などのキーワードで検索するとカスタムインジケーターをダウンロードできるサイトが
複数ヒットすると思います。
その中から使ってみたいインジケーターをPCにダウンロードして任意のフォルダーに保存します。
MT4/5にインストール
起動しているMT4/5のメニューバー「ファイル」→「データフォルダを開く」をクリック。
ポップアップメニューの「MQL4」→「Indicators」をクリック。(MT5の場合フォルダ名が「MQL5」)
さきほどダウンロードしたインジケーターを「Indicators」フォルダにコピペします。
「Indicators」フォルダ内にコピペしたインジケーターが確認できたらMT4/5を再起動します。
これでインジケーターがインストールされました。
インジケータを表示させる
MT4/5を起動します、メニューバーの「表示」→「ナビゲーター」をクリック。
「ナビゲーター」ポップアップメニューのインディケーターフォルダ内にあるさきほどインストールしたインジケーター名をダブルクリックまたはチャートにドラッグアンドドロップすると表示されます。