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高配当株は安定した収入源?高配当株の選び方やおすすめ銘柄を紹介

2024年06月03日 公開 
2024年11月11日 更新
高配当株は安定した収入源?高配当株の選び方やおすすめ銘柄を紹介
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高配当株は安定した収入を得るための魅力的な投資先として注目されていますが、実際にどの株を選べば良いのか迷っていませんか?

高配当株を選ぶポイントとして「配当利回り」が良く知られていますが、配当利回りが高い銘柄へむやみに飛びつくのはリスクが伴うため、慎重に選ばなければなりません。

この記事では、高配当株の概要から選び方、具体的なチェックポイントについて詳しく解説します。

この記事を読むことで、高配当株の選定基準や注意点を理解し、安定した配当収入を得るための具体的な投資方法を学べます。

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高配当株とは

配当とは、企業が得た利益の一部を株主に還元することです。

高配当株とは、他と比べて高い配当が支払われる株式を指し、安定した収入源を目的とする投資家に人気があります。

高配当株を見極める1つの基準が「配当利回り」です。

配当利回りは以下の計算式で算出される指標であり、保有する株式から投資家が得られる配当金の割合を示します。

配当利回り(%)=(1株あたりの年間配当金 ÷ 株価)× 100

例えば、株価が1,000円で年間配当金が50円の場合、配当利回りは5%です。

市場や業界によって異なりますが、一般的に配当利回りが4%以上の銘柄が高配当株とみなされます。

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高配当株へ投資するメリットとデメリット

高配当株への投資には、メリットがあればデメリットもあります。高配当株へ投資するメリットとデメリットをそれぞれ見ていきましょう。

メリット

高配当株への投資には以下のようなメリットがあります。

  • 安定的な収入源ができる
  • 値動きが安定している

安定的な収入源ができる

高配当株へ投資すると、配当という安定した収入源を得られます。

このような安定した収入源は、定期的な収入を求める投資家にとっては魅力的でしょう。

また、配当を再投資に回すことで、さらなる資産増加を期待できます。

値動きが安定している

高配当株は、値動きが比較的安定している傾向にあります。

これは、高い配当を狙う投資家が多く、需要が安定しているので株価が一定の底値を保ちやすいからです。

リスクをなるべく抑えたい投資家にとって、値動きが安定していることは大きなメリットでしょう。

チャート:TradingView

日本製鉄/1月足/2024.5.27

デメリット

高配当株へ投資する際には、以下のようなデメリットもあることを覚えておきましょう。

  • 株価の変動リスクは無視できない
  • 短期的に大きな利益を狙いにくい

株価の変動リスクは無視できない

高配当株は値動きが安定しているといっても、株価が下落するリスクはあります。

得た配当以上のキャピタルロスが発生するケースもあるので、値動きを全く気にしなくていいわけではないのです。

特に、経済状況の悪化や企業の業績不振が原因で配当が減少すると、株価も大きく下落する可能性があるので注意しましょう。

短期的に大きな利益を狙いづらい

高配当株は価格が安定しているがゆえに、キャピタルゲインを狙いづらいです。

高配当株の配当金は高いといっても、一般的に支払われる金額は株価の数%程度なので、短期的に大きな利益は狙いづらいのです。

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高配当株の選び方

高配当株の選び方について、順を追って見ていきましょう。

配当利回りや配当性向を確認する

高配当株を見極める際に役立つのが、「配当利回り」と「配当性向」です。

先ほど紹介した通り、一般的に配当利回りが4%以上の銘柄が高配当株とみなされます。

また、配当性向とは企業が純利益の中からどれだけの配当金を支払っているかの割合を示す指標であり、算出方法は以下の通りです。

配当性向(%)=(1株あたりの年間配当金 ÷ 1株当たりの当期純利益)× 100

例えば、配当性向が20%の場合、企業は純利益の20%を配当として支払っていることになります。

一般的には、配当性向が40%程度の銘柄が高配当株とみなされます。

ただし、あまりにも配当性向が高いと成長投資を行っていない可能性が高く、将来的に株価が大きく下落する可能性も考えられるので注意しましょう。

財務健全性をチェック

企業の財務健全性をチェックすることも重要です。

これは、企業が安定して配当を支払い続ける能力を持っているかを確認するためです。

企業の財務健全性は、以下のような指標から確認しましょう。

  • 負債比率:企業の総資産に対する負債の割合。負債比率が低いほど財務状況は健全
  • キャッシュフロー計算書:安定したキャッシュフローがあるかを確認できる

業界の安定性も確認しておく

最後に業界の安定性も確認しておきましょう。

安定した業界に属する企業は、経済の悪化に対しても強く、安定した配当を期待できます。

業界の安定性を確認する際の基準は、以下の通りです。

  • 成長が期待される業界に属するかどうか
  • 業界内の競争がそれほど激しくないか
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おすすめ高配当株5選

高配当株の選び方を踏まえた上で、おすすめ高配当株を5つを表でまとめました。なお以下は2024年5月27日時点の情報です。

銘柄配当利回り配当性向
ディア・ライフ(3245)5.38%41.86%
オリエンタル白石(1786)4.00%40.61%
日本製鉄(5401)4.70%26.81%
バルカー(7995)4.01%53.67%
JT(2914)4.35%71.40%

体験談に基づいたおすすめ高配当米国株の詳細を知りたい方はこちらへ

まとめ:配当利回りや配当性向を慎重に評価する

高配当株は、安定した収入源を求める投資家にとって非常に魅力的な投資先です。

配当利回りや配当性向を確認することで、企業がどれだけの配当金を支払っているかを把握でき、高配当株を見極められます。

ただし配当利回りや配当性向が極端に高い株式は、企業の経営状況に難がある可能性があるので慎重に評価しましょう。

高配当株に興味を持った方は、この記事で紹介した高配当株の選び方を参考にして、自分に合った投資先を見つけてください。

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やさしい欧州株の買い方 でも欧州株の魅力について丁寧に解説されています。

著者
Runchaテクニカル分析チーム
チーム紹介ページ

日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト|4大監査法人出身者|TradingViewインジケーター開発者|EA開発者|

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監修者
山中康司

有限会社アセンダント

学歴: 慶應義塾大学卒業

著書: 『FXチャート分析マスターブック FX ボリンジャーバンド常勝のワザ』(2013年12月)

来歴: アメリカ銀行バイスプレジデント → 日興シティ信託銀行為替資金部次長を歴任。・金融コンサルティング会社アセンダント設立。金融リテラシー協会代表理事を務める。



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内田 まさみ ラジオNIKKEI
日経CNBCの番組パーソナリティ
経済雑誌多数連載中
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