FXと株、初心者でも稼げる投資はどっち？違いや向いている人などを徹底解説

2023年06月06日 公開　
2023年06月16日 更新

FXと株は、現代の金融市場における2つの主要な投資手段です。

それぞれの特徴を理解することで、あなたの投資スタイルに最適な選択をすることが可能となります。

FXと株式投資の基本

FXと株はどちらも投資の一種で、資本を増やす手段として広く利用されています。

しかしこれら二つの投資手段には、大きな違いがあります。

FX（外国為替証拠金取引）とは、外国の通貨を売買する金融商品です。

この取引では、2つの通貨を比較し、価値の変動により利益を得られます。

一方、株式投資とは、企業の所有権の一部を買う行為です。

企業が利益を上げると、その分配金（配当）が投資家に分配されます。

FXと株の違い

FXと株の間には多くの違いがあります。

投資対象

FXにおける投資の対象は外貨で、通貨ペア（例：USD/JPYやEUR/USDなど）を選んで売買します。

一つの通貨を別の通貨で評価し、その価値（為替レート）が変動することで利益を得ます。

株の投資対象は、企業の株式です。

株主となることで、企業の利益（配当）を得られます。

また、株価が上昇した場合には売却により利益を得ることも可能です。

取引時間

FX市場は24時間営業しており、いつでも取引を行うことが可能です。

特に、ロンドン市場・ニューヨーク市場・東京市場といった主要な市場が開いている時間帯には取引が活発になります。

一方、株式市場の取引時間は各国の証券取引所によって定められており、一般的には平日の日中に限られます。

例えば、東京証券取引所の場合、午前9時から午後3時まで取引が可能です。

レバレッジ

FXでは、一般的に高いレバレッジが許されています。

これには、少ない資金で大きな取引を行えるというメリットがあるものの、反面、リスクも大きくなるので注意が必要です。

国内FX会社のレバレッジは、最大25倍までと法律で制限されていますが、海外では200倍以上のレバレッジを許可しているところもあります。

株式取引では、レバレッジは通常、最大で2〜3倍程度です。

FXに比べてレバレッジが低いので、リスクは抑えられますが、それだけ利益の上限も低くなります。

FXと株、どちらが初心者に適しているか？

FXと株、どちらが初心者に適しているかは、投資の目的やリスク許容度によります。

ただしFXでは、短期間で大きな価格変動が起こることもあり、スピーディな判断と専門知識が求められます。

そのためどちらかといえば、株のほうが初心者向けといえるでしょう。

しかし株式投資においても、企業や業界のこれからについて、きちんと知っておく必要はあります。

以下に、それぞれの投資手段が向いている人の特徴をまとめたので、参考にしてください。

FXが向いている人の特徴

• 短期的な投資に興味がある
• 早朝や深夜にも取引したい
• ハイレバレッジで効率良く稼ぎたい
• グローバルな経済動向に興味がある
• リスク許容度が高い

株式取引が向いている人の特徴

• 長期的な投資に興味がある
• 企業の業績や成長性に基づいて投資を行いたい
• 配当金や株主優待が欲しい
• 比較的リスクを抑えた投資をしたい

FX・株で稼ぐために重要な取引のコツ

相場分析の手法を勉強する

取引における最も重要なスキルの一つが相場分析です。

相場分析には「テクニカル分析」と「ファンダメンタル分析」の2つの主要な手法があります。

テクニカル分析は、過去の価格データやチャートパターンを使用して、将来の価格動向を予測します。

一方、ファンダメンタル分析は、経済指標、企業の業績、業界の動向など、投資対象の基本的な要素を分析する方法です。

これらの手法を理解し、実際の取引に活用しましょう。

デモトレードで練習する

デモトレードは、仮想的な資金を用いて実際の取引を模擬的に行う方法です。

主に、取引の練習や自分の投資戦略のテストに使われます。

リアルな取引環境を模したデモトレードは、リスクを伴わずに相場の動きに対する理解を深めることが可能です。

また自分の戦略が期待どおりに動くかどうかを確認できるので、実際の取引に移行する前の重要なステップとなります。

余剰資金で本番取引を始める

投資は、必ずしも利益をもたらすものではありません。

そのため生活費や必要経費に影響を及ぼすお金で投資を行うのは避けるべきです。

投資には余剰資金、つまり失っても生活に影響のない資金を使用するべきです。

根拠を持って取引する

取引を行う際は、常に明確な根拠を持つことが重要です。

その根拠は、ファンダメンタル分析やテクニカル分析など、トレーダーによって異なるでしょう。

しかし一貫したルールに従うことで、自分の投資戦略が正しいのか見極められます。

感情的な取引はしない

投資において、感情的な判断は避けるべきです。

特に、損失を出した際に慌ててさらにリスクの高い取引を行ったり、利益を出したからと言って無理な取引を行ったりするのは、破産につながります。

冷静な判断と綿密な分析に基づいた取引が必要です。

リスクリワードと勝率のバランスを意識する

投資には、常にリスクが伴います。

そのリスクと見込まれるリターンのバランス（リスクリワード）を常に考慮することが重要です。

また、すべての取引が利益をもたらすわけではないので、勝率も考慮に入れましょう。

リスクを抑えつつも、十分なリターンが期待できる投資戦略を構築することが求められます。

まとめ：FXと株、自分に合った投資戦略で賢く稼ごう

FXと株、どちらを選ぶべきかは、あなた自身の投資目的・リスク許容度・時間的制約などによります。

どちらも理解と研究が必要ですが、自分の求める投資スタイルに適した選択をすることが重要です。

テクニカルブックではFXと株、それぞれの始め方を詳しく解説しているので、参考にしてください。

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