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ビットコインETFはいつ日本で買える?承認されたらどうすべきか、影響や買い方を解説

2023年05月26日 公開 
2024年08月05日 更新
ビットコインETFはいつ日本で買える?承認されたらどうすべきか、影響や買い方を解説
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「ビットコインETFってどんな商品なのか。」

「ビットコインETFに投資するメリット・デメリットを教えて。」

「そもそもビットコインETFは日本で購入できるの?」

これらの疑問を解決し、ビットコインETFについて初心者にも分かりやすく解説します。

【この記事で分かること】

  • ビットコインETFとは何か
  • ビットコインETFのメリット・デメリット
  • 日本でのビットコインETFの将来性

この記事では、ビットコインETFについて概要から将来性まで詳しく解説しています。

現在日本では、ビットコインETFを購入できませんが、ビットコインETFについてビットコインETFについてあらかじめ知っておくことで、日本で購入可能となった際に、すぐにビットコインETFへの投資が始められます

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ビットコインETFはビットコインと連動する上場投資信託

ビットコインETFの特徴

ビットコインETFの概要と誕生した背景について解説していきます。

ビットコインETFとは

ビットコインETFとは、ビットコイン価格と連動した運用成果を目指す投資信託のことです。

そもそもETFは、日経平均株価やダウ平均株価など、ある指数と連動することを目的に運用されている、金融商品取引所に上場している金融商品です。

ETFという名がついているように、ビットコインETFもまた金融商品取引所に上場しており、誰でも手軽に取引できます。

また近年、ビットコインETFだけでなく、複数の仮想通貨に投資できる仮想通貨ETFも登場しています。

ビットコインETF誕生の背景

2013年、アメリカの仮想通貨投資家として知られているウィンクルボス兄弟がはじめてビットコインETFの申請を行いました。

しかし当時、ビットコインをはじめとする仮想通貨の信頼性がまだ薄く、米国証券取引委員会(SEC)は申請を棄却しました。

その後、さまざまな仮想通貨支持者によりビットコインETFが申請され、2021年2月カナダの金融規制当局がついに承認をしたことで、初のビットコインETFが誕生したのです。

ビットコインETFのメリット・デメリット

ビットコインETFのメリット

ビットコインをビットコインETFで運用することには、以下の3つのメリットがあります。

  • 運用はプロ任せなので初心者でも始めやすい
  • 手軽に分散投資できる
  • セキュリティ面で安心

それぞれのメリットについて詳しく解説していきます。

運用はプロ任せなので初心者でも始めやすい

ビットコインETFのメリットとして、まず運用を証券会社、つまり投資のプロに任せられるので、仮想通貨取引に関する知識がない初心者でも安心して始められる点が挙げられます。

仮想通貨は株式や債券などとは異なり、比較的新しい投資先であるため、知識不足やリスクに対して不安を持つ方も多いかと思います。

しかしビットコインETFでは、売買タイミングや価格変動の分析を投資のプロに任せられるので、特に初心者にオススメの投資先なのです。

手軽に分散投資できる

仮想通貨ETFでは、一つのETFを購入するだけでビットコインを始めとした、さまざまな仮想通貨に分散投資できます。

複数の仮想通貨に分散投資することでビットコインが下落しても他の仮想通貨が上昇していれば、下落リスクを緩和することができ、急激な価格変動によるリスクを分散できます。

また複数の仮想通貨へ投資するためには、さまざまな仮想通貨銘柄の中から、投資先を選定し、セキュリティに気をつけながら複数銘柄をウォレットで管理しなければいけません。

投資先の選定にかかる時間や知識や、ウォレットで複数の銘柄を管理する手間が複数の仮想通貨へ投資する際の課題として挙げられていました。

手軽に仮想通貨の分散投資を始められることは、仮想通貨取引の初心者だけでなく、経験者にとっても嬉しいポイントです。

セキュリティ面で安心

ビットコインETFがセキュリティ面で安心できる点もメリットの1つです。

本来個人で仮想通貨投資を保管する際、ウォレットを利用して自身で管理しなければならず、ウォレットへのハッキングによって仮想通貨を盗難されるリスクがあります。

一方でビットコインETFは証券会社を通して購入し、証券会社によって管理されるため、ウォレットによる仮想通貨の直接保有は不要です。

証券会社を通してビットコインETFを購入するだけで疑似的に仮想通貨を保有できるため、個人がセキュリティに関する問題を抱える必要がなく、安心して取引・管理ができます。

ビットコインETFのデメリット

ビットコインETFにはメリットがあるものの、一方で以下の2つのデメリットには注意が必要です。

  • 売買できる時間が限られる
  • 管理手数料がかかる

売買できる時間が限られる

1つ目のデメリットは、仮想通貨を売買できる時間に制限がある点です。

仮想通貨市場は原則24時間365日開いているため、個人で仮想通貨を取引する場合、いつでも市場を通して仮想通貨を売買できます。

しかしビットコインETFは、金融取引所に上場しているETFであるため、売買できる時間は取引所が開いている時間に限られます。

管理手数料がかかる

2つ目のデメリットは、ビットコインETFへの投資には管理手数料がかかる点が2つ目のデメリットです。

ビットコインETFに限らず、ETF全般に投資する際は、証券会社へ運用・管理の手数料として管理手数料を支払う必要があります。

プロに運用・管理を任せられるものの、個人で仮想通貨へ投資するよりも取引コストが高くなります。

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ビットコインETFは日本で買えない?いつ承認される?

ビットコインETFがいつ承認されるか

ビットコインETFは初心者の方でも簡単に仮想通貨への投資を始められ、リスク・セキュリティ面でも安心できる魅力的な金融商品です。

しかし日本ではまだビットコインETFが承認されていないため、購入ができません。ここでは日本および世界各国におけるビットコインETFの承認状況を紹介していきます。

日本におけるビットコインETFの承認状況

ビットコインETFは取引所に上場する必要があり、上場するためには各国の金融当局から承認を得なければなりません。

日本の金融庁は、まだビットコインETFを承認していないので上場ができず、購入することもできないのです。

現状、日本でいつビットコインETFが承認されるかは未定です。

しかし世界各国では、ビットコインETF承認の流れが進んでいるため、今後日本でも承認される可能性が十分に考えられます。

海外におけるビットコインETFの承認状況

日本ではビットコインETFは承認されていませんが、以下の国では既にビットコインETFが承認されています。

  • カナダ
  • ブラジル
  • アメリカ

それぞれの国での承認過程や現状についてみていきましょう。

カナダ

2021年2月、カナダの投資会社「パーパス・インベストメンツ」のビットコインETFが、北米初のビットコインETFとしてカナダのトロント証券取引所に上場しました。

取引開始直後から人気を集め、売買代金は約170億円にまで上り、パーパス・インベストメンツは運用するビットコインの量を拡大し続けています。

またカナダでは、「Evolve Bitcoin ETF」、「CI Galaxy Bitcoin ETF」など他にもビットコインETFが上場しています。

ブラジル

ブラジルでは、ブロックチェーン投資会社「QRキャピタル」のビットコインETFが証券取引所「B3」に南米で初めて上場しました。

またブラジルではビットコインETFだけでなく、仮想通貨ETFも上場しています。

ブラジルで上場している仮想通貨ETFはDeFi関連のETFであり、ユニスワップ(UNI)、カーブ(CRV)など計10銘柄から構成されています。

アメリカ

金融取引の中心地であるアメリカでは、2017年から米国証券取引委員会(SEC)に対してビットコインETFの承認申請が行われていました。

仮想通貨市場の規制がまだ進んでいないことや、相場操縦や相場の監視体制が整っていないことを理由に申請が却下され続けたのです。

しかし、ついに2021年10月、米資産運用会社のプロシェアーズが運用するアメリカ初のビットコイン先物ETFがニューヨーク証券取引所に上場しました。

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ビットコインETF・仮想通貨ETFの将来性

ビットコインETFの将来性

ビットコインETFは日本ではまだ承認されていませんが、アメリカをはじめとした世界各国では承認・取引が行われています。

今後ビットコインETFや仮想通貨ETFの上場は進むのか、また仮想通貨市場がどのような影響があるのか、専門家の意見を交えて将来性を紹介していきます。

世界最大市場であるアメリカで上場した

2021年、ビットコインETFが世界最大の金融市場であるアメリカ市場に上場したことで、さらに各国でも承認が進んでいくのではないかと期待が高まっています

アメリカ市場にビットコインETFが上場をしたことをポジティブにとらえた投資家も多く、上場時には一時ビットコイン価格も上昇しました。

ビットコインETFに対する専門家の意見はさまざま

多くの専門家がビットコインETFの将来性について高い期待を寄せている中、ビットコインETFのリスクの高さや異常な過熱感を指摘する意見もあります。

JPモルガン

ビットコインETFがゴールドETFのパフォーマンスを上回っていることを受けて、アメリカの大手金融機関であるJPモルガンはレポートを発表しました。

レポートでは、「以前ゴールドETFに投資していた一部の投資家が、ビットコインをゴールドに代わるものと見ている可能性がある」という考え方を示しています。

アナリスト

アナリストのビットコインETFに対する意見はさまざまです。

ビットコインETFに期待するアナリストは「ビットコインに関連するETFが承認されれば、ビットコイン投資がより身近なものになり、市場全体のセンチメントが高まる」としています。

しかし、一部のETF専門家は「ビットコイン先物ETFにはデメリットがある。先物ETFがスポットよりも低いパフォーマンスとなったり、ロールオーバーのコストが投資家の利益を圧迫する可能性がある」と警告しています。

投資会社CEO「マーク・ユスコ氏」

2021年10月、クリーク・キャピタル・マネジメントのCEOマーク・ユスコ氏は、CNBCのインタビューで以下のように述べました。

「今月、40%も上昇したが、まだ15日しか経っていない。今、これほど買われ過ぎていることを考えると、下落しても驚かないだろう」

このようにビットコインETFの過熱感をリスクに感じている専門家もいるようです。

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ビットコインETF・仮想通貨ETFの買い方

ビットコインETFや仮想通貨ETFが日本で承認された場合、以下のような手順でETFを購入できるでしょう。

  • ビットコインETFを扱う証券会社で口座開設する
  • 口座に入金する
  • ETFを購入する

それぞれの手順について詳しく解説していきます。

ただし、ビットコインETFが日本で承認されるかどうかは未定であり、承認される場合でも、具体的な購入方法や条件が異なることが考えられます。

ビットコインETFを取り扱う証券会社が増えるにつれて、より詳細な情報が出てくるでしょう。

ビットコインETFを扱う証券会社で口座開設する

まず、ビットコインETFを取り扱っている証券会社の口座を開設します。口座開設の手続きはオンライン上から可能です。

口座開設手続きの際には、免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類の提出が必要となるため、事前に用意しておくとスムーズに手続きを進められます。

他のETFへの投資のために既に口座開設手続きが完了している場合は、口座開設手続きを新たに行う必要はないでしょう。

口座に入金する

口座開設手続きが完了したら、ETFを購入するために必要な金額を口座に入金します。口座への入金は、銀行振込またはクレジットカードでの入金が可能です。

証券会社によっては、最低取引金額や入金額による入金手数料が設定されていることがあるため、事前に確認しておくようにしましょう。

ETFを購入する

口座に入金が反映されたら、実際にETFを購入できます。ビットコインETFや仮想通貨ETFは、通常のETFと同じく証券会社の取引プラットフォーム上から注文します。

取引プラットフォームへのアクセスはPC、スマートフォンどちらでも可能です。

取引プラットフォームにて「買い」または「売り」の注文ボタンを選択することで注文が完了します。また積立の設定も可能です。

また証券会社によって、時間外取引が禁止されているかいないか、注文受付時間が異なるため確認が必要です。

ビットコインETF購入にオススメの証券会社3選

ビットコインETFを購入する際、証券会社の選択が非常に重要です。

どの証券会社で購入できるかは未定ですが、現在海外ETFの取扱いがあり、ビットコインETFに対応する可能性が高い証券会社として以下の3社が挙げられます。

  • SBI証券
  • 楽天証券
  • マネックス証券

それぞれの証券会社について詳しく解説していきます。

SBI証券

SBI証券

引用元:Google Play 株式会社SBI証券

SBI証券は、ETFに投資できる証券会社の中でも、「豊富な銘柄数」「最低水準の手数料」でトップクラスの人気を誇っています。

SBI証券では、約200銘柄の国内ETF、約400銘柄の海外ETFに投資が可能です。

また取引手数料0円で取引できるプランも用意されているため、取引コストを抑えたい方にオススメの証券会社です。

楽天証券

楽天証券

引用元:Google Play 楽天証券株式会社

楽天証券は、1999年からサービスの提供を開始している実績のある証券会社です。

取り扱い銘柄数も豊富で、約300銘柄の国内ETF、約400銘柄の海外ETFに投資できます。

初心者から上級者まで利用しやすい、機能が充実した取引ツールを利用できることが楽天証券の最大の特徴です。

マネックス証券

マネックス証券

引用元:Google Play MONEX, Inc.

マネックス証券は、米国ETFのサービス提供に力を入れている証券会社です。

「米国ETF買い放題プログラム」では、米国ETF17銘柄を対象として現物の購入手数料が無料となっています。

また1株単位から投資を始められることで、投資初心者にも人気を集めています。

ビットコイン・仮想通貨の購入にオススメの取引所3選

現在日本国内ではビットコインETFを購入できませんが、取引所を通じて個人でビットコインや仮想通貨を購入することはできます。

仮想通貨やビットコインを購入する際にオススメできる取引所は以下の3つです。

  • bitFlyer
  • DMM Bitcoin
  • bybit

それぞれの取引所について詳しく解説しています。

bitFlyer

bitFlyerロゴ

引用元:Google Play bitFlyer

bitFlyerは2014年に設立された日本の仮想通貨取引所です。取り扱い銘柄数が豊富で人気が高く、日本国内で最も多い取引量を誇っています。

bitFlyerでは、売買手数料や仮想通貨の送付手数料・入出金手数料など、ほとんどの手数料が無料または安く、コスト面で優れています。

またセキュリティ体制が整っていたり、1円から仮想通貨銘柄に投資できたりと、初心者の方でも安心して取引が始められます。

DMM Bitcoin

DMM Bitcoinロゴ

引用元:Google Play DMM Bitcoin

DMM Bitcoinは、株式会社DMM Bitcoinが運営している仮想通貨取引所です。

DMM BitcoinはbitFlyerと同様、仮想通貨FXが可能です。その上仮想通貨FXができる取引所の中では26銘柄と最も多い銘柄を取り扱っています。

初心者だけではなく上級者のニーズにも合わせた高性能の取引ツールや、手数料が抑えられるオリジナルの注文方法を提供しているなど、万人にオススメできる仮想通貨取引所です。

Bybit

Bybitロゴ

引用元:Twitter Bybit

Bybitは、bitFlyerやDMM Bitcoinと異なり、海外の仮想通貨取引所です。日本語サポートが充実しているため、Bybitは多くの日本人に利用されています。

取り扱い銘柄数は200種類以上と圧倒的で、その他ステーキングやコピートレードなどさまざまなサービスを提供しています。

また最大レバレッジ100倍のハイレバレッジ取引ができるという海外取引所ならではの特徴もあり、短期的なトレードにも適しています。

まとめ:ビットコインETFは今後注目したい金融商品

ビットコインETFは、ビットコイン価格と連動を目指すETFであり、証券会社を通じて購入できるので、仮想通貨自体を直接保有する必要がありません。

また運用をプロに任せられるため、簡単かつ安全に仮想通貨に投資できる魅力的な金融商品です。

まだ日本ではビットコインETFが承認されておらず買えませんが、アメリカをはじめとした世界各国では承認が進んでいるため、日本でも今後承認される可能性が高いでしょう。

承認された際、すぐに投資を始められるように、今回紹介したビットコインETFに対応する可能性が高い証券会社の口座開設を事前にしておくことがおすすめです。

またビットコインETFについて注目している方は、個人で今すぐにでも仮想通貨の取引を始められるため、知識をつけるためにも挑戦してみてはいかがでしょうか。

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著者
Runchaテクニカル分析チーム
チーム紹介ページ

日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト|4大監査法人出身者|TradingViewインジケーター開発者|EA開発者|

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監修者
山中康司

有限会社アセンダント

学歴: 慶應義塾大学卒業

著書: 『FXチャート分析マスターブック FX ボリンジャーバンド常勝のワザ』(2013年12月)

来歴: アメリカ銀行バイスプレジデント → 日興シティ信託銀行為替資金部次長を歴任。・金融コンサルティング会社アセンダント設立。金融リテラシー協会代表理事を務める。



所有者
株式会社アドバン

『ユーザーの新しい挑戦や、ワクワクの手助けができるサービス作り』をビジョンに、投資を始めたい人・よくわからない人の支えになるようなFX初心者ガイドや、トレード練習アプリを運営しております。
株式会社アドバンコーポレートサイト
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当サイトでは、バランスの取れた多様で中立的な意見提言を得ることを目的として、各分野における有識者で構成されるアドバイザリーボードを設置しています。それぞれの専門の立場から、ファイナンシャル教育のあり方や、当サイトの運営などについてアドバイスをもらっています。

内田 まさみ ラジオNIKKEI
日経CNBCの番組パーソナリティ
経済雑誌多数連載中
山中 康司 金融リテラシー協会 代表理事
アセンダント取締役
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