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割安株(バリュー株)とは?割安株の見つけ方や投資するメリットを解説!

2023年08月21日 公開 
2024年08月06日 更新
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割安株(バリュー株)とは、企業の実体価値に対して、割安の株価で取引されている株です。

割安株へ投資することで、値上がりが期待できる株式をお得に購入でき、配当や株主優待によるインカムゲインも狙えます。

本記事では、割安株の特徴や投資するメリット、投資に伴うリスクを詳しく解説します。

割安株を見つける際に役立つ指標も紹介しているので、割安株への投資を始めたいという方は必見です。

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割安株とは企業の価値に対して割安で取引されている株

割安株とは、業績や資産などを基に評価された企業の実体価値に対して、割安の株価で取引されている株です。

また割安株は、割安という意味の英単語「Value(バリュー)」と組み合わせて「バリュー株」、割安株への投資は「バリュー投資」と呼ばれます。

株式が割安で取引される理由

株式が割安で取引される理由として、企業の実体価値が盤石であるにもかかわらず、悪いニュースの影響を一時的に受けていることがあげられます。

投資家の間でネガティブな話題が広まると、その企業に対する信頼が揺らぎ、株価が一時的に下落することがあるのです。

また市場全体に対して、企業が生み出している利益の規模が小さく、知名度が低いことも理由として挙げられます。

知名度の低い企業は、利益が安定しているにもかかわらず投資家から注目を浴びないので、取引が活発に行われず過小評価されます。

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割安株(バリュー株)を見つける際に役立つ2つの指標

以下の2つの指標は割安で取引されている株式を見つける際に役立ちます。

  • 株価収益率(PER)
  • 株価純資産倍率(PBR)

株価収益率(PER)

株価収益率(PER)は株価を1株当たりの利益で割って求められる指標であり、企業の株価が利益に対してどれだけ割安であるのかを示します。

例えばPERが「10倍」であれば、株価は企業の1株当たりの利益に対して10倍で取引されているということになります。

したがってPERが低い場合、株価は企業の利益に対して割安であると判断できるのです。

一般的にPERが15倍以下の株式が割安株だとみなされます。ただし15倍という数値はあくまでも目安として考えてください。

株価純資産倍率(PBR)

株価純資産倍率(PBR)は、株価を1株当たりの純資産で割って求められる指標であり、企業の株価が純資産に対してどれだけ割安であるかを示します。

例えばPBRが「0.5倍」であれば、株価は企業の1株当たりの純資産に対して半分の価値であるということになります。

したがってPBRが低い場合、配当など株主への利益還元の原資となる純資産に対して株価が割安であると判断できるのです。

一般的にPBRが1倍未満の株式が割安株だとみなされます。ただしPER同様、1倍未満という数値はあくまでも目安として考えてください。

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割安株(バリュー株)へ投資する3つのメリット

割安株への投資には以下のようなメリットがあります。

  • 値上がりが期待できる株式をお得に購入できる
  • 株価下落のリスクが低い
  • 配当や株主優待制度が充実していることが多い

値上がりが期待できる株式をお得に購入できる

割安株は、一時的に過小評価されているにすぎず、今後企業の実体価値に見合った水準まで株価が上昇すると期待できます。

したがって割安株への投資では、将来的な値上がりが期待できる株式をお得に購入できるのです。

株価下落のリスクが低い

割安株は既に株価が下落しているので、さらに大きく株価が下落するリスクが低いのです。

また割安株には利益が安定している大手企業が多いという点でも、株価の下落リスクは限定的であるといえます。

配当や株主優待制度が充実していることが多い

割安株には利益が安定している大手企業が多く、投資家に対して利益を還元するための配当や株主優待制度が充実していることが多いです。

割安株への投資では、将来的な値上がりによるキャピタルゲインを期待できつつ、株式を保有して得られるインカムゲインも狙えます。

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割安株(バリュー株)へ投資する際の2つの注意点

割安株は魅力的な投資先ではありますが、投資する際には以下の2つの点に注意しましょう。

  • 大きなリターンが狙えるとは限らない
  • 株価が割安になっている原因を見極めなければならない

大きなリターンが狙えるとは限らない

割安株は、企業の実体価値と比べて過小評価されているだけであって、必ずしも将来的な成長を期待できるとは限りません。

割安株への投資では、株価が企業の本来の価値に見合った水準に戻ることは期待できます。

しかし企業が成長して、株価がさらに上昇し続けるかは企業の努力次第であり、大きなリターンを確実に狙えるわけではないのです。

株価が割安になっている原因を見極めなければならない

株価が割安になる原因はさまざまなので、企業の価値がただ過小評価されているだけなのか見極めなければなりません。

一時的な悪いニュースや知名度の低さが原因である場合、株価が企業の実体価値を表す水準まで戻る可能性が高いと考えられます。

しかし市場において将来的な成長が期待されておらず、多くのトレーダーから売りに出されて株価が下落している場合は、株価の上昇が期待できないのです。

したがってなぜ株価が割安になっているのか原因を見極め、企業の実力と将来性を総合的に評価しましょう。

まとめ:割安株への投資ではリスクを抑えて安定した利益を狙える

割安株は株価が企業の実体価値に対して割安で取引されている株式であり、割安株への投資ではリスクを抑えて安定した利益を期待できます。

しかし株価がなぜ割安になっているのか原因を見極めなければ、過小評価されたまま株価が上昇しない可能性もあります。

PERやRBRなどの指標を参考にしたり、複数の銘柄へ分散投資したりすると、バリュー投資で失敗するリスクを抑えつつ、リターンが狙えるようになるでしょう。

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著者
Runchaテクニカル分析チーム
チーム紹介ページ

日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト|4大監査法人出身者|TradingViewインジケーター開発者|EA開発者|

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監修者
山中康司

有限会社アセンダント

学歴: 慶應義塾大学卒業

著書: 『FXチャート分析マスターブック FX ボリンジャーバンド常勝のワザ』(2013年12月)

来歴: アメリカ銀行バイスプレジデント → 日興シティ信託銀行為替資金部次長を歴任。・金融コンサルティング会社アセンダント設立。金融リテラシー協会代表理事を務める。



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内田 まさみ ラジオNIKKEI
日経CNBCの番組パーソナリティ
経済雑誌多数連載中
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