投資経験者の42.7%がテクニカル分析を活用!チャートを重視する人は投資満足度が高くなる傾向あり|人気のテクニカル分析ランキング3位はダウ理論、2位はローソク足分析、1位は?
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テクニカル分析専門サイト『テクニカルブック』は、テクニカル分析の有効性や投資家の活用状況を調査するために、現在投資を行っている328名を対象にアンケート調査を行いました。本調査の結果からは、テクニカル分析と投資成果に対する満足度の関係や、現在人気のあるテクニカル分析の手法などが見えてきました。
※本記事では、プレスリリースに掲載していない調査データも紹介しています。より詳細な補足情報を確認したい方は、ぜひ記事全文をご覧ください。
目次
調査サマリー
今回実施したアンケート調査の結果から得られた主な考察は、以下の通りです。
- 投資判断にテクニカル分析を活用している人は42.7%
- チャートを最重要視する投資家は満足度が高くなる傾向
- 投資家が多く使っているテクニカル分析の1位はチャートパターン分析で42.9%、2位はローソク足分析の34.3%、3位はダウ理論の33.6%
- テクニカル分析を行う人は短期取引を行う人が多く、ギャン理論/エリオット波動理論/ダウ理論使用者はその傾向が特に強い
- 投資成果に満足している割合が最も高いのはギャン理論の82.1%(サンプル数が極端に少ないRCIを除く)
調査の実施概要
調査機関 :自社調査
調査方法 :インターネット調査(株式会社ジャストシステム「Fastask」)
対象エリア:日本全国
対象者 :「現在、投資に取り組んでいる」と回答した20歳以上の男女
調査期間 :2023年6月1日~6月2日
有効回答 :328名※
※20〜29歳が66名、30〜39歳が66名、40〜49歳が65名、50〜59歳が65名、60歳以上が66名。各年代均等となるようにサンプルを取っています。
主な調査結果
以下、主な調査結果を具体的な数値とともに紹介していきます。
1.投資判断にテクニカル分析を活用している人は42.7%
投資判断をするために行っている分析方法について質問したところ、テクニカル分析を行っている人の割合は42.7%、テクニカル分析を行っていない人の割合は57.3%でした。テクニカル分析を活用している投資家は少なく、活用していない人の方が多数派のようです。
2.チャートを最重要視する投資家は満足度が高くなる傾向
上のグラフは、投資判断において最も重要視している要素別に、直近1年間の投資成果に対する満足度を集計したものです。「非常に満足/やや満足」と回答した人の割合が最も多かったのは、「情報(経済ニュース/企業の業績など)」を最重要視する人で47.9%、「チャート」を最重要視する人は僅差で2位の47.5%となりました。
また、「チャート」を最重要視する人については、「非常に満足」と回答した人が14.6%と最も多いのが特徴です。テクニカル分析によって投資の満足度が上がりやすいことが読み取れます。
上のグラフは過去に公開した分析結果の再掲で、投資判断をするために行っている分析方法別に、直近1年間の投資成果に対する満足度を集計したグラフです。
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これによると、「非常に満足/やや満足」と回答した人の割合が最も高いのは、「テクニカル分析」を行っている人の55.7%でした。こちらの結果からも、テクニカル分析の有効性を確認できます。
3.投資家が多く使っているテクニカル分析の1位はチャートパターン分析で42.9%、2位はローソク足分析の34.3%、3位はダウ理論の33.6%
重視しているテクニカル分析について具体的に質問したところ、投資家が使用している割合は以下のような結果になりました。
1位:チャートパターン分析(ダブルトップ/三尊天井など) 42.9%
2位:ローソク足分析(ヒゲ/つつみ足/明けの明星など) 34.3%
3位:ダウ理論 33.6%
4位:エリオット波動理論 30.0%
5位:ギャン理論 27.9%
6位:移動平均線(グランビルの方を区を含む) 25.7%
上位には、王道的な分析手法、分析理論が並ぶ結果となりました。特にチャートに現れるパターンから将来の相場推移を予測するチャートパターン分析が、2位以下を大きく引き離して1位となりました。
4.テクニカル分析を行う人は短期取引を行う人が多く、ギャン理論/エリオット波動理論/ダウ理論使用者はその傾向が特に強い
上のグラフは、投資における取引スパンについて、テクニカル分析を行っている人と行っていない人に分けて集計したものです。数分/数時間の短期取引、数日/数週間の中期取引、数ヶ月/数年の長期取引は、それぞれ以下のような割合になりました。
・テクニカル分析を行っている人
- 短期取引:37.1%
- 中期取引:30.0%
- 長期取引:32.9%
・テクニカル分析を行っていない人
- 短期取引:13.3%
- 中期取引:15.4%
- 長期取引:71.3%
この結果からは、テクニカル分析を行っている人は長期取引の割合が減り、短中期取引(特に短期取引)の割合が増えていることが読み取れます。
上のグラフは、投資における取引スパンを、投資家が使用している割合が1位~6位だったテクニカル分析毎に集計したものです。このグラフを見てみると、テクニカル分析の手法によって取引スパンに差があることが読み取れます。
この中で短期取引が最も多い割合となったのは「ギャン理論」で56.4%、僅差で2位が「エリオット波動理論」の54.8%、3位が「ダウ理論」の51.0%となっています。逆に、短期取引が極端に少なかったのは「移動平均線(グランビルの法則を含む)」で16.6%という結果でした。
【補足】全てのテクニカル分析手法における取引スパンの集計結果
上のグラフは、投資における取引スパンを、全てのテクニカル分析毎に集計したものです。短期取引の割合が多かった順番で整理しています。なお集計結果にはサンプル数が極端に少ないものが入っている点にご留意ください。
このグラフによると、最も短期取引の割合が多かったのが、「RCI/ウィリアムズ%R」の66.6%となっています。ギャン理論の56.4%は、この後に次ぐ3位という形です。
なおサンプル数が非常に少ない「RCI/ウィリアムズ%R」を除くと、短期取引の割合が50%を超えるのは「ギャン理論/エリオット波動理論/ダウ理論」という相場理論系のものが並んでいます。移動平均線やボリンジャーバンドなどのインジケーターにおける短期取引の割合を大きく超えているのは、少し意外な結果となりました。
テクニカルブックでは、ダウ理論と移動平均線を活用した短期取引でも使える手法を公開しているので、興味のある人は以下の記事をご覧ください。
5.投資成果に満足している割合が最も高いのはギャン理論の82.1%(サンプル数が極端に少なかったRCIを除く)
上のグラフは、直近1年間の投資成果についての回答を、テクニカル分析毎に集計したものです。なお集計結果にはサンプル数が極端に少ないものが入っている点にご留意ください。
これによると、「非常に満足/やや満足」の割合が最も多かったのは、RCIで100%となりました。2位はギャン理論の82.1%、3位はエリオット波動理論の76.2%です。サンプル数が極端に少ないRCIを除くと、満足度が最も高かったテクニカル分析はギャン理論といえるでしょう。
なお、サンプル数が少ないとはいえ、全ての人が満足したとの回答が出ているRCIも要注目です。興味のある人は以下の記事もご覧ください。
テクニカル分析が投資成果に対する満足度向上につながる可能性
今回の調査結果からは、投資家のテクニカル分析の活用状況が見えてきました。投資家のうちテクニカル分析を行っているのは42.7%で、テクニカル分析を行っている人はポジションの保有期間が短くなり、かつ、投資成果に対する満足度が高くなりやすいことが推測できます。
また、最も人気のテクニカル分析はチャートパターン分析で、投資家の42.9%が重要視しているという結果になりました。チャート形状から将来の相場展開を予測するチャートパターン分析はシンプルなので、チャートを分析する際に活用しやすい側面があるのかもしれません。
本調査の結果を踏まえながら、『テクニカルブック』は、読者の一人一人がテクニカル分析を通じて投資成果を向上させられるよう、有用な情報提供に尽力してまいります。