高金利と外貨積立で楽々資産形成!?外貨積立に潜むリスクとメリット!
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目次
外貨積立とは外貨で積立預金を定期的に行う積立投資
外貨積立はその名の通り「日本円以外」で積立預金を定期的に行う積立投資のひとつです。
現在は日本円で普通口座へ預けたとしても金利は0.001%しかつきません。
一方、外国通貨の中には普通口座でさえ0.15%の金利がつくものもあります。
その差は150倍。
その高金利を生かして積立投資を行うものが外貨積立です。
外貨普通預金と外貨定期預金
外貨預金も私たちが普段使う円建ての口座と仕組みはほとんど同じです。
外貨普通預金を選択すれば預け入れや引き出しは自由にできます。
日本円建ての口座で預けるよりは高金利ではありますが積み立てをするにはあまり向いていません。
一方、外貨定期預金を選択した場合は、初めに決めた期間までは原則中途解約はできません。
その代わりに普通預金よりも大きな金利が適用されますので、まとまった金額を入金してその金利で利益を取るイメージです。
外貨普通預金 | 外貨定期預金 | |
取扱通貨数 | 9種類+(銀行による) | 9種類+(銀行による) |
金利 | 定期預金よりも低い | 普通預金よりも高い |
期間 | 指定なし | 開始時に指定 |
預金の引き出し | 自由 | 原則不可 |
途中解約 | 自由 | 原則不可(解約の場合金利の再計算あり) |
元本 | 選択した外貨 | 選択した外貨 |
預金保護 | 対象外 | 対象外 |
複利運用 | 選択可 | 選択可 |
外貨の積立は普通口座・定期積立口座ともにメリットがある
外貨の積立預金を行う際は上記どちらの口座でもできますし、専用の貯蓄口座で行う銀行もあります。
普通積立口座なら普通口座の金利が適用されますが、いつでも引き出しができるなど自由度が高い積立ができます。
定期積立口座なら普通口座よりも高い定期口座の金利が適用されますが、満期まで原則引き出しができないなどの縛りがあります。
貯蓄型口座なら上記2つの中間程度の貯蓄口座の金利が適用されますが、積立開始から1〜2ヶ月の据え置き期間が設けられ期間経過後に引き出せるようになるなどのルールがあります。
それぞれよく確認してからご自身のやりやすい口座を選択しましょう。
積立できる通貨は主に9種類
外国通貨といってもどこの国の通貨でもいいということではありません。
経済的なリスクを考え選択できる通貨はある程度絞られています。
多くの銀行では主に9種類の外貨を取り揃えていますので、簡単に紹介していきます。
アメリカドル
世界一の経済大国であるアメリカで使用されている通貨です。
ドルといえばアメリカドルを指すことが一般的です。
世界の基軸通貨であり取引量も多いため、為替手数料も安く変動幅も安定しており初心者にオススメです。
ユーロ
ヨーロッパのEU加盟国で主に使用されているのがユーロです。
米ドルに次いで取引量が第2位で変動幅も安定していますが、金利はそれほど高くはありません。
イギリスポンド
イギリス国内で使用されており、かつては基軸通貨でしたが現在の取引量は第4位となっているのがイギリスポンドです。
値動きが激しいのが特徴なので、短期で保有し為替差益を狙う通貨としての側面が強いです。
積み立てには不向きと言えるでしょう。
オーストラリアドル
ドルと名前がついていますがアメリカドルと関係はなく、オーストラリア国内で使用されている通貨です。
かつては高金利通貨No.1でしたが、金利の低下が著しく前ほどの盛況ぶりはありません。
とはいっても政治や経済面での不安要素が少ないので、リスクの少ない外貨として根強い人気があります。
ニュージーランドドル
こちらもドルとついていますが、ニュージーランド国内でのみ使用されている通貨です。
オーストラリアドルと並んで高金利通貨として人気がありましたが、現在はその金利も大きく下がってしまっています。
貿易依存が高く、オーストラリアや中国経済の影響を直接受けるので、好景気になれば金利の上昇も期待できる通貨です。
カナダドル
カナダはアメリカのお隣の国ですが通貨は独自のカナダドルを使用しています。
とはいっても地理的関係からアメリカドルの影響を強く受けます。
石油や天然ガスなどのエネルギー系の資源が豊富なので原油価格の影響により通貨価値が変動する特徴があります。
スイスフラン
映画などでも「スイス銀行に・・・」と表現されるように、永世中立国という立場を取っているため大きな値動きのない安全資産という位置付けになります。
そのため金利は低く、利益を求める外貨積立の候補としてはあまりお勧めされていません。
資産を守るという点に関しては、スイスフランで保有するメリットはあるでしょう。
香港ドル
中国内にある特別行政区である香港は独自の通貨を持っています。
香港ドルはアメリカドルとの固定相場制を採用しているため、ほぼアメリカドルと連動します。
安定性はありますが金利の面でアメリカドルに劣るため、外貨積立としての魅力には少し欠けてしまいます。
南アフリカランド
アフリカ大陸の中で唯一G20に参加している南アフリカの通貨です。
最近の高金利通貨の代表格ですが、欧米諸国に比べると政治や経済が不安定なので為替相場が乱高下しやすいのが特徴です。
南アフリカランドを外貨積立として選択するときは、ハイリスクハイリターンであることを認識しておきましょう。
外貨積立のメリット
株や投資信託では配当金や分配金を期待できる反面、利益が確実にあるとは言い切れません。
一方、日本円よりも高い金利が期待できる外貨積立では金利収入を確実に受け取ることができます。
外貨で積み立てをする場合に得られるメリットは他になにがあるのか確認していきましょう。
手間がかからない
外貨積立のメリットというよりは積立投資のメリットという方が正しいでしょう。
積立投資では一度積立のサイクルと金額を設定してしまえば、あとは自動的に毎月積み立てを行ってくれるサービスがあります。
毎月、窓口へ行ったり振り込み手続きを行わなくてもいいので、手間がかからず続けやすいのが特徴です。
円で積立するよりも高金利である
日本円で積立した場合の普通預金金利は0.001%と限りなくゼロに近い状態です。
為替リスクの少ない外貨は高金利と言えないものも中にはありますが、それでも日本円で預けているよりは何十倍も金利は高いです。
ただただ円で貯金をするよりは何倍もの金利収入を受けることができます。
為替変動時に為替差益が得られる
外貨積立は日本円から外貨へ両替をして積み立てを行います。
そのため満期時に積み立てをしたタイミングより円安に推移していれば、円への換金時に為替による「差益」がでます。
利息に加えて元本も増えて帰ってくることもあるということです。
資産の分散管理ができる
外貨で資産を持つということは、万が一日本の経済が崩壊し円の価値が半分になってしまっても、外貨で持っている資産分の価値は残ります。
しかし円のみで預金をしていた場合はその価値は半分になっているということです。外貨積立はそのようなリスクを減らす「資産の分散管理」という側面も持っているのです。
外貨積立のデメリット
金利もついて、資産の分散管理もできて、元本も増える可能性のある外貨積立。
一見いいことばかりに聞こえますがもちろんデメリットもあります。
ここでは私たちに不利になる3つのデメリットについて見ていきましょう。
為替手数料がかかる
外貨で積み立てをする場合、日本円を両替しなくてはいけません。
その際に必ず「為替手数料」がかかります。
反対に、満期を迎えて外貨を日本円に戻す時にも為替手数料はかかります。
つまり、往復分の手数料を取られてしまうということです。
銀行によって手数料の額は様々ですが、無料ではないので余分な経費がかかるということは覚えておきましょう。
為替変動時に為替差損が生じる
メリットの部分で積み立て開始時よりも円安に推移していれば差益が出ると書きましたが、反対に円高に推移した場合は日本円への換金時に為替による「差損」が発生します。
せっかくの高金利で得た利息も換金タイミングを間違えると、全部なくなってしまうこともあります。
最悪、利息を含めても元本割れする可能性もあります。
日本円への換金するタイミングは見定めるようにしましょう。
預金保護対象にならない
日本円の預金には、万が一預け入れをしている銀行が破綻してしまった時に預金者を保護する制度「ペイオフ」があります。
しかし外貨預金はペイオフの対象外となっており、銀行が破綻した場合積み立てていた預金は保護されません。
大きな銀行が破綻することはそうそうありませんが、リーマンブラザーズの破綻以降規模が大きくて潰せないは今後はないと言われております。
外貨積立はペイオフがないということを理解して行いましょう。
※ペイオフとは保険のようなもの
ペイオフとは私たちがお金を預けている銀行などの金融機関が万が一破綻してしまい、預け入れた預金が引き出せなくなってしまった場合にその預金を保護してくれる制度を指します。
銀行などの金融機関が破綻した際の破綻処理方式の1つとして、預け入れていたお金に対する保険金を預金保険機構が直接預金者に支払う方式のことを言います。日本での対象は日本国内の銀行で「日本円で預け入れている預金のみ」と「1金融機関1預金者あたり合算で1000万円まで」となっています。
外貨積立の注意点
外貨積立を実際に運用する際に注意しておきたいポイントが2つあります。
少しでも有利に運用したり、リスクをどれだけ許容するかよく検討して運用していきましょう。
単利方式ではなく複利方式を選ぶ
外貨積立をする際にどれぐらいの金利がつくのかを見ると思いますが、単純に金利が高ければいいというわけではありません。
金利には「単利方式」と「複利方式」があります。
単利方式とは、元本についた利息は利益として元本とは別で管理されます。
そのため、何年運用しようが元本の金額は変わらないということになります。
100万円で運用している場合、10年後も元本は100万円のままということです。
一方、複利方式は元本についた利息を元本へ組み入れて再運用する方法が取られます。
そのため元本が増え、元本に付く利息も年々増えていくことになります。
100万円で運用している場合、10年後の元本は100万円よりも増えているということです。
一般的に単利方式の方が金利が高く設定されていることが多くなっていますが、積立投資は時間をかけて行う長期投資ですので、複利方式の方が圧倒的に有利になります。
目先の金利の高さに惑わされ単利方式を選んでしまわないように気をつけておきましょう。
ただし毎月の金利収入を受け取りたいという場合には、複利方式では受け取ることはできませんので単利方式を選択する必要があります。
金利の高い通貨は政治や経済が不安定である可能性が高い
金利が高い通貨を持つ国はなぜ金利を多くつけているのでしょうか。
一つの理由として、各国の中央銀行による政策金利によって決まるというものがあります。
中央銀行とは日本でいうと日本銀行がそれにあたります。
日本は今、ゼロ金利に代表される金融緩和が行われているので金利が低いというわけです。
もう一つの理由は、通貨の価値はどれだけみんなが欲しがっているかで決まるということです。
例えば南アフリカランドは高金利通貨として人気の外貨ですが、もし南アフリカランドの金利が日本円と同じぐらいだったとした場合はどうでしょう。
保有しようと思いますか?
誰も欲しがらなければ通貨の価値は無くなり、その国は経済的な赤字を背負い、他国から借金をしなければいけなくなります。
そうならないように金利を高くして資金の流出を防いでいるというわけです。つまり金利が高いということは国の政治や経済が不安定である可能性が高いということを覚えておきましょう。
まとめ:外貨積立は常に為替リスクを負っている
外貨積立は日本円で預金をするよりも「多くの金利収入を確実に得られる投資」であることは間違いありません。
しかし他国の通貨である以上、日本円との為替レートによる差益や差損が生まれてしまいます。
特に政治の混乱や災害など予想できないような理由では、経済的に不安定な国ほど為替は大きく変動します。
とは言っても日本の経済も安全かと言われればそうとは言い切れない部分もあります。
資産の分散管理も含め、外貨積立は検討するべき投資です。
金利で得られる収入と為替リスク。
しっかりと見比べてご自身の投資に生かしていただければと思います。
積立の全てをまとめた記事です。
この記事では外貨への積み立てについて詳しく説明しましたが、積立についてさらに詳しく知りたい場合は、積立まとめ記事を参考にしてください。