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1万円から不動産投資を始める4つの方法!低予算・少額投資のメリット・デメリットを解説

2024年12月12日 公開 
2024年12月12日 更新
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「1万円からできる不動産投資があると聞いたけど、本当なのか。」
「少額から始められる不動産投資のメリットやデメリットを知りたい。」
「少額でできる不動産投資の種類や始め方を知りたい。」

不動産投資を始めたいと思っても、予算がない人は少額で始める方法がないか気になりますよね。

本記事では、1万円から始められる不動産投資の方法やサービス、少額投資ならではのメリットやデメリットについて詳しく解説しています。

【記事でわかること】

  • 低予算で不動産投資を始める方法
  • 低予算で不動産投資をするメリットとデメリット、重要なポイント
  • 1万円からできる不動産投資の種類

記事を読むことで、低予算でも不動産で副収入を得るポイントがつかめます。

1万円の低予算から不動産投資を始める方法はある?

結論からお伝えすると、1万円から始められる不動産投資はあります。ただし、すべての不動産投資が1万円から始められるわけではありません。

低予算に対応している不動産投資の種類や特徴を把握・比較し、自分に合ったサービスを選択することが重要です。

1万円・少額から不動産投資を始める4つの方法

1万円といった少額から不動産投資を始めるには次の4つの方法があります。

  • REIT(不動産投資信託)
  • 不動産クラウドファンディング
  • 不動産小口化商品
  • 区分マンション投資

REIT(不動産投資信託)

「REIT」とは、投資家から集めたお金を使い不動産に投資をして、得られた賃料収入を分配する投資信託のことです。投資先はオフィスビルやマンションなど、多岐にわたります。

最低投資額100円~
平均利回り5.03%※
物件の所有権なし

※引用元:JAPAN-REIT.COM SP版データ(2024年12月1日時点)

REIT(不動産投資信託)のメリットとデメリット

REIT(不動産投資信託)は基本的に不動産を所有しないので、投資金額以上の損失を被ることはなく、物件管理の手間や入居リスクを負うことがない手軽さがあります。

一方で、自己資金で投資するため、ローンの借入がしづらく、節税の恩恵は受けられません。

メリットデメリット
1:流動性が高い
2:物件を管理する手間と時間がかからない
3:リスク分散できる
1:災害リスクがある
2:節税メリットがない
3:金融機関の融資が受けられない

不動産クラウドファンディング

「不動産クラウドファンディング」とは、インターネットを経由して投資家から資金を集め、不動産投資をするサービスのことです。

後述しますが、不動産クラウドファンディングには融資型(貸付形式)と不動産投資型(ファンド形式)の2種類があります。

最低投資額1万円~
平均利回り5%程度
物件の所有権なし

不動産クラウドファンディングのメリットとデメリット

不動産クラウドファンディングは低予算から出資することができ始めやすいのが特徴です。一方で、クラウドファンディングは物件を所有しないため、税制優遇がありません。また、一定の運用期間が求められるため、資産の流動性が低い点はデメリットと言えます。

メリットデメリット
1:1万円から不動産投資ができるサービスが多い
2:利回りの高いファンドに投資ができる
3:特典を用意しているサービスがある
1:原則として途中換金ができない
2:税制上のメリットがない
3:運営会社の倒産リスクがある

融資型(貸付形式)

融資型の不動産クラウドファンディングでは、不動産投資をする事業者に資金を預けます。事業者は投資家から集めた資金を使い、不動産投資をします。

投資家は一定期間後もしくは定期的に、利息を受け取る仕組みです。なお融資型では、投資対象の不動産を自分で選ぶことはできません。

不動産投資型(ファンド形式)

不動産投資型では、不動産ファンドに投資をして分配金を受け取る仕組みです。融資型と違い、投資する対象不動産が明確となっています。

不動産小口化商品

「不動産小口化商品」は、投資対象の不動産を少額で購入できるように小口化している商品のことです。

複数の投資家とともに不動産を所有し、運用はプロに委託します。

最低投資額1万円~
平均利回り4%
物件の所有権あり

不動産小口化商品のメリットとデメリット

不動産小口化商品は、プロが選んだ個人では購入できない規模の不動産に、少額から投資することができます。また、1つの不動産に数千万資金を投資するのではなく、数百万ずつ分散投資することができ、リスク分散できる点もメリットです。

一方で、収益は投資先の不動産収入次第なので、投資先が利益を上げられないと元本割れのリスクがある点はデメリットと言えるでしょう。

メリットデメリット
1:プロが選定した不動産に投資できる
2:相続税対策となる
3:分散投資しやすい
1:利回りは低め
2:融資の活用ができない
3:元本保証ではない

区分マンション投資

「区分マンション投資」とは、特定のマンションの一室もしくは複数の部屋を購入し、賃貸物件として運用し賃料収入を得る投資方法です。

自分が住むために購入するのではなく、あくまでも投資対象としてマンションの部屋を買う特徴があります。

最低投資額数万円~
平均利回り5%
物件の所有権あり

区分マンション投資のメリットとデメリット

区分マンション投資は現物の不動産を実際に保有する投資です。立地や建物を実際に確認し、自分で投資判断ができる魅力があります。管理の手間もかかりません。

一方で、物件選びに失敗すると入居者を確保できず、家賃収入は得られません。自身で物件を保有するため、空室リスクが高い点は注意が必要です。

メリットデメリット
1:初期費用をおさえられる
2:購入するマンションの立地や部屋などを自分で選べる
3:物件の管理を管理会社に任せられる
1:入居者がいなければ、賃料収入を得られない
2:マンションの管理規約に縛られる
3:一棟マンション投資よりも利回りは低め

少額・低予算で不動産投資をするメリット・デメリット

少額・低予算での不動産投資を始める前に、少額投資ならではのメリットとデメリットを把握しておきましょう。

メリット

少額・低予算で不動産投資をするメリットには、おもに次の4つがあります。

  • 少額・低予算で不動産投資が可能(資産のポートフォリオに組み込みやすい)
  • 借入・住宅ローンを組まなくても投資が可能
  • 所有型の不動産投資なら節税効果がある
  • 投資不動産の管理が不要

少額・低予算で不動産投資が可能(資産のポートフォリオに組み込みやすい)

投資するサービスや商品にもよりますが、資産が少ない状態からでも不動産投資ができることは、大きなメリットです。まずは、1万円からの投資に対応しているサービスや商品を選択してみましょう。

また、少額であれば資産のポートフォリオに組み込みやすい点も魅力的です。1万円と少額であれば、株式投資を行いながら不動産投資も始めやすいでしょう。

借入・住宅ローンを組まなくても投資が可能

多額の資金が必要な不動産を購入する際は、自己資金がなければ金融機関からの借入や住宅ローンを利用しなければなりません。しかし、すべての方が借入や住宅ローンを利用できるわけではありません。

一方で、少額の不動産投資であれば、多額の自己資金がなくとも始められるので、借入不要で始めることもできるでしょう。気になるサービスが見つかったときは、すぐに申し込みができるため、投資するチャンスを逃がさずに済みます。

所有型の不動産投資なら節税効果がある

不動産投資のメリットのひとつに節税効果があります。

不動産投資で赤字となったとしても、その他の所得と損益通算をすることで、所得税と住民税の軽減が期待できます。

投資不動産の管理が不要

不動産投資をすると、購入物件を管理する必要があります。しかし、不動産の管理は手間と時間がかかるため、本業がある方にとっては大きな負担となるでしょう。

利用するサービスや商品によっては、投資不動産の管理や運用をプロに任せられます。自分で管理をする必要がないので、本業に集中できます。

デメリット

少額・低予算で不動産投資をするデメリットについても見ていきましょう。デメリットを把握しておくことで、より安全な投資の実現に近づけます。

  • 手数料分利回りが減る
  • 元本割れのリスクがある
  • 大口投資よりもリターンが小さい
  • 投資物件の選択肢が少なく不動産を自身の判断で選べない

手数料分利回りが減る

不動産投資においては、各種手数料が発生します。たとえばREITに投資をする場合、信託報酬を支払う必要があります。

REITに投資している間、信託報酬の支払いは継続するので、利回りの減少につながるのです。

元本割れのリスクがある

不動産投資はあくまでも投資方法のひとつです。

投資金額が少額であろうとも、元本は保証されていないものも多くあります。

大口投資よりもリターンが小さい

少額から投資できる不動産投資は、資金が少ない方も始めやすいです。しかし、投資額が少ない分、大口投資よりもリターンが少なくなってしまいます。

副業で一定金額の収入を期待するのであれば、よりリスクをとってハイリターンを狙うか、投資額を増やす必要があります。

投資物件の選択肢が少なく不動産を自身の判断で選べない

REITや不動産クラウドファンディングを利用して不動産投資をする場合、事業者が選定した投資物件に投資することとなります。投資物件を自分の判断で選べません。

少額で不動産投資を始めよう!おすすめサービス

少額で不動産投資を始めたい方におすすめしたいサービスには、下記の4つがあります。

  • RENOSY
  • PROPERTY AGENT
  • COZUCHI
  • 利回り不動産

それぞれのサービス概要について説明していくので、気になるサービスを見つけてみてください。

RENOSY

「RENOSY」は、需要の高い都市部の中古マンションに投資をします。AIが不動産価値をスコアリングしており、厳しい条件をクリアした中古マンションを投資対象としているため、信頼性が高いです。

投資可能物件中古マンション
最低投資可能金額1万円~
入居率99.6%
主要物件エリア東京大阪横浜福岡
手数料管理プラン
運営会社/上場市場株式会社GA technologies/東証グロース

引用元:RENOSYデータ(2024年12月1日時点)

PROPERTY AGENT

「PROPERTY AGENT」は、物件入居率が99.91%と非常に高い特徴があります。(2024年10月の入居率)空室リスクが少ないため、安定した賃料収入が期待できるでしょう。

投資可能物件マンション
最低投資可能金額10万円~
入居率99.91%
主要物件エリア都心
手数料賃貸管理手数料設備保障プラン管理委託プラン
運営会社/上場市場プロパティエージェント株式会社/-

引用元:PROPERTY AGENT(2024年12月1日時点)

COZUCHI

「COZUCH」では、ファンド化された不動産に投資をします。短期運用型と中期運用型があり、運用期間を選択できる点がメリットです。

投資可能物件商業ビル一棟ビル一棟マンション事業用地など
最低投資可能金額1万円~
入居率
主要物件エリア東京
手数料換金手数料
運営会社/上場市場LAETOLI株式会社/-

引用元:COZUCHI(2024年12月1日時点)

利回り不動産

「利回り不動産」は、テナントビルやリゾートヴィラなどに投資をするサービスです。主要物件エリアは東京や札幌など、各地に点在しているため、地域分散投資をしやすいメリットがあります。

投資可能物件テナントビルマンションリゾートヴィラ区分マンションなど
最低投資可能金額1万円~
入居率
主要物件エリア東京大阪札幌
手数料出金手数料
運営会社/上場市場株式会社ワイズホールディングス/東証スタンダード市場

引用元:利回り不動産(2024年12月1日時点)

不動産投資を少額から始める際のポイント

不動産投資を少額から始める際のポイントには、おもに次の3つがあります。

  • 利用するサービスは1つに絞る
  • 余剰資金から始める
  • サービス内容や投資先はしっかりと下調べをする

利用するサービスは1つに絞る

不動産投資は慣れが必要です。慣れないまま、いくつものサービスを利用して不動産投資をしてしまうと、思いがけない失敗をしてしまう可能性が高まります。

少額から不動産投資ができるサービスは複数ありますが、まずは1つに絞って投資をしましょう。

少額の資産をさらに分散させないため

少額の資産を分散してしまうと、投資に関する手間が増えるわりには、リターンが少ないといったことが起こり得るでしょう。分散投資をするタイミングは、資産が増えてからでも問題ありません。

余剰資金から始める

投資の世界に確実なことはありません。十分な下調べをして投資をしたとしても、損をする可能性はあります。生活に支障のない資金から始め、徐々に投資資金を増やすとよいでしょう。

サービス内容や投資先はしっかりと下調べをする

少額から投資ができるサービスや投資先には、最低投資可能金額や所有権の有無などの違いがあります。入念に下調べをすることで、自分に合ったサービスや投資先が見つかりやすくなります。

不動産投資に関するよくある質問

不動産投資に関するよくある質問を、ピックアップしてみました。

  • 1万円で不動産投資を始めた場合の利回りは?
  • 1万円以下の不動産投資でも節税はできますか?
  • 1万円以下の不動産投資で利益が出たら確定申告は必要?
  • 少額の不動産投資で損失が出ることはある?

1万円で不動産投資を始めた場合の利回りは?

1万円で不動産投資を始めた場合の利回りは、利用するサービスや商品によって異なります。たとえば、不動産小口化商品を選んだ場合の平均利回りは4%前後です。

1万円以下の不動産投資でも節税はできますか?

1万円以下の不動産投資で、節税はできます。節税をする場合は、所有型の不動産投資を選択して、損益通算をおこないましょう。

1万円以下の不動産投資で利益が出たら確定申告は必要?

不動産所得が年間20万円以上あると、確定申告が必要となります。詳しくは、最寄りの税務署に確認してください。

少額の不動産投資で損失が出ることはある?

少額の不動産投資でも、損失が出ることはあります。万が一のことを考え、リスク管理をしたうえで不動産投資をしましょう。

まとめ:不動産投資は1万円から可能!まずは少額から始めてみよう

潤沢な資金がなくても、不動産投資を始めることは可能です。不動産小口化商品や不動産クラウドファンディングを活用すれば、1万円から投資できる商品やファンドがあります。

少額で不動産投資をするメリットには、借入・住宅ローンを組まなくても投資が可能な点や、所有型の不動産投資なら節税効果がある点などがあります。

ただし、手数料分利回りが減ることや、元本割れのリスクがあるなどのデメリットには注意が必要です。

少額から不動産投資を始めてみたい方は、余剰資金から投資をしてみてはいかがでしょうか。

著者
Runchaテクニカル分析チーム
チーム紹介ページ

日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト|4大監査法人出身者|TradingViewインジケーター開発者|EA開発者|

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監修者
山中康司

有限会社アセンダント

学歴: 慶應義塾大学卒業

著書: 『FXチャート分析マスターブック FX ボリンジャーバンド常勝のワザ』(2013年12月)

来歴: アメリカ銀行バイスプレジデント → 日興シティ信託銀行為替資金部次長を歴任。・金融コンサルティング会社アセンダント設立。金融リテラシー協会代表理事を務める。



所有者
株式会社アドバン

『ユーザーの新しい挑戦や、ワクワクの手助けができるサービス作り』をビジョンに、投資を始めたい人・よくわからない人の支えになるようなFX初心者ガイドや、トレード練習アプリを運営しております。
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内田 まさみ ラジオNIKKEI
日経CNBCの番組パーソナリティ
経済雑誌多数連載中
山中 康司 金融リテラシー協会 代表理事
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