GMMAとRCIはダマシ回避に使える組み合わせ!実際の手法をチャートで解説
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目次
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GMMAとRCI
GMMAとRCIはどちらもMT4に標準装備されていないインジケーターです。
わざわざ外部からインストールしてまで組み合わせるほど、この二つの合わせ技は有効に効くのでしょうか。
まずは組み合わせをする前に、それぞれがどのような特徴を持つインジケーターなのかを確認しておきましょう。
特性を知ることで、組み合わせることへの理解がより深まっていきます。
GMMAは12本の移動平均線を同時表示するテクニカル指標
GMMAとは期間の違う12本の移動平均線を同時にチャートに表示するテクニカル指標です。
主な分析方法はトレンドの状態を判断することに使用します。
12本の移動平均線を6本ずつ2つのグループに分け、長期グループで主要トレンドの方向性を、短期グループで現在の波の方向を確認します。
移動平均線を単体、または複数本で表示するよりも、ダマシが少なく優位性が高いとされています。
RCIは価格の順位付けから相場の過熱感が分かるテクニカル指標
RCIとは、買われ過ぎや売られ過ぎなど相場の過熱感を一定期間の価格から順位を計算して判断するテクニカル指標です。
主な分析方法としてレンジ内での買われ過ぎや売られ過ぎを判断することに使用します。
計算された数値が+0.8を上回っていれば買われ過ぎ、−0.8を下回っていれば売られ過ぎとして判断をします。
価格そのものではなく一定期間内の価格に順位をつけて優劣を判断するため、時間概念が考慮されており期間内の変動に対して動き過ぎているのかどうかを見ることができます。
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GMMAとRCIを組み合わせた手法とは
トレンド中の状態を把握するGMMAと、レンジ内の買われ過ぎ売られ過ぎを把握するRCIの組み合わせ。
一見、ふたつのテクニカル指標は真逆の使い方に見えます。
この二つを組み合わせるといったいどのような場所で取引を行うことになるのでしょうか。
詳しく解説していきます。
GMMAとRCIを組み合わせたトレード
この2つの組み合わせは、オシレーター系のテクニカル指標であるRCIを組み込んだトレード手法ですが、基本的にはトレンドフォローとなります。
レンジ中ではなくトレンド中に使う手法ですので、間違えないようにしてください。
大まかに解説すると、GMMAでトレンドの状態を把握して、いざチャンスとなった時にRCIを使ってポジションを取るという流れになります。
トレンドの把握は長期GMMAグループ
GMMAの長期グループは主要トレンドの方向を示しています。
この手法はトレンドフォローであるため、GMMAの長期グループに角度がない状態、つまり横ばいであればその時点でエントリーは見送りとなります。
まずはGMMAの長期グループに角度があるかどうかを確認しましょう。
売買タイミングは短期GMMAグループ
長期グループに角度がついていたら、次にいつ売買を行えばいいのか短期グループを使って判断します。
まず、短期グループの6本の移動平均線が絡み合ったり収縮しているタイミングを待ちます。
長期グループに角度がついている状態で短期グループが絡み合っている場面というのは、トレンドに対しての調整、または小康状態に入っている時です。
つまり、もう一段トレンドを伸ばすための準備段階である可能性が高い場面ということになります。
短期グループが長期グループと同じ方向に向いている時は、トレンドが伸びている真っ最中ですので、エントリーできる場面ではないということです。
エントリートリガーとしてのRCI
GMMAの長期グループに角度がついており、短期グループが絡み合っていたならチャンス到来です。
しかし、いつエントリーしていいかわかりづらいというのがGMMAの難点です。
そこで、エントリートリガーとしてRCIを使用します。
RCIはレンジでの逆張りなどに使うオシレーター系指標ですので、その特性を利用します。
短期グループが収縮して絡み合っているということは、短期的にはレンジ、または弱いトレンド状態になっています。
そこでRCIを利用して買われ過ぎ、売られ過ぎの水準から脱出をするタイミングでエントリーを行います。
ここで注意してほしいのが、長期グループの方向にのみエントリーをするということです。
例えば長期グループが右上がりの上昇トレンドを描いていた場合は、RCIを使ってエントリーをするのは−80から脱出するときだけとなります。
この例の場合は、+80から脱出する時はエントリーしませんので間違えないようにしてください。
各インジケーターの設定値
各インジケーターの設定値は以下の通りです。
GMMA
短期グループは「3.5.8.10.12.15」、長期グループは「30.35.40.45.50.60」のデフォルト値を使用します。
RCI
RCIの設定値は取引スタイルによって多少変動します。
勝率よりも取引回数を多めに設定するスキャルピングで使うなら「5 or 7」。
取引回数よりも勝率を高く設定するデイトレードで使うなら「9 or 14」ぐらいの数値で使用してみましょう。
今回のRCIの設定値は「14」を使用しています。
まとめ:組み合わせは使いやすいもので
今回はGMMAとRCIを組みあわせたトレード手法をご紹介しました。
紹介しておいてなんですが、GMMAと組み合わせるオシレーター系テクニカル指標はRCIでなくても構いません。
長期的には順張りでも短期的には逆張りをするということで、時間概念が入っているRCIをご紹介しております。
多少エントリーのタイミングがずれますが、RSIでもストキャスティクスでも同じような効果を得ることはできますので、使い慣れたオシレーター系テクニカル指標と組み合わせてみてください。
このGMMAとオシレーター系指標の組み合わせは、トレンドフォローのエントリータイミングが苦手という方にはタイミングがわかりやすいのでおすすめです。
いまいち利益を伸ばしきれないという方はぜひ使ってみてください。
GMMAの全てをまとめた記事です。
この記事ではGMMAとRCIの組み合わせについて詳しく説明しましたが、GMMAについてさらに詳しく知りたい場合は、GMMAまとめ記事を参考にしてください。