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- 「企業がこれから成長するか見極めながら取引をする難しいもの」
- 「机の前で株価の動きを見ながら分析をして取引をするもの」
- 「大きく儲けることもあるけど大きく損をすることもあるもの」
多くの未経験者の方がイメージする株式投資とはこのようなものではないでしょうか。
実はそうではありません。
「株式投資は初心者でも始めやすく色々なスタイルで将来の資産形成ができる投資」のひとつです。
例えば副業として譲渡益でしっかりと利益を得ることも狙えますし、仕事が忙しい会社員の方でも配当金や優待により「保有しているだけで利益が得られたりサービスが受けられます」。
また、株式投資による利益への非課税制度や面倒な確定申告を免除できる制度など、株式投資をする人を後押しする環境も整っています。
この記事では「株式投資は難しくないことを知ってもらうために基本的なことから株取引が始められるところまで」を解説しています。
目次
初心者でも簡単!株式投資を始めよう
投資というと一番初めに思いつくのが「株式投資」ではないでしょうか。
何も知らない人には難しく思える株の取引ですが、実はとても簡単に始められます。
とはいえ何も知らないまま取引を始めるのはリスキーです。。
実際にお金を投じる前に株式投資とは何なのかを理解しておきましょう。
株式投資とは株の取引で利益を得ること
株式投資とは、「企業の株式を売買したり株式を保有し配当金などによって利益を得る投資方法」です。
なぜ売買や保有することで利益を得ることができるのか。
詳しく見ていきましょう。
なぜ株式の売買で利益を出せるのか
企業の業績が好調になると「企業の価値が上がり株価(企業の価値を金額に換算したもの)が上がります」。
購入した時の株価よりも価値が上がったときにその株式を売却すれば「その差益を得る」ことができます。
ただし株価は必ず上がるわけではないので逆に損をすることもあります。
なぜ株式を保有するだけで利益を出せるのか
企業の中には株式を保有している株主に対して「事業によって得た利益を還元」しているところもあります。
これを配当金と呼びます。
株式を保有することはその「企業に出資している」ことになりますので、利益の一部を受け取っているとイメージしてください。
ただし利益の還元をせず自社の投資に回す企業もあるので、すべての株式から配当金があるとは限りません。
株式投資のメリット
投資の中で株式投資を選択するメリットはどのようなものがあるのでしょうか。
確認していきましょう。
値上がり益(キャピタルゲイン)が期待できる
株式投資のメリットの一つは購入した株式の値上がりによる差益が手に入ることです。
5万円で購入した株式が、その後値上がりして10万円になっているときに売却できれば「5万円の売買差益を得る」ことができます。
これから業績が伸びるであろう企業をいかに見つけるかがポイントとなります。
配当金(インカムゲイン)がもらえる
配当金は株式を保有しているあいだ、企業の事業による利益額に応じて年間1回から2回の頻度で「一株につき〇円」という形で支払われます。
例えば一株につき50円という配当金が支払われる場合、100株保有していれば5,000円、1000株保有していれば50,000円の配当金が株主へ還元されます。
すべての企業が配当金を出しているわけではないので、株式を保有する際に配当金があるかどうか確認することが必要です。
株主優待が受けられる
株主優待は株式を保有している株主に対して「出資のお礼として企業から自社製品やサービスが提供」されるものです。
提供されるサービスは企業によって様々ですが、配当金を受け取るよりも豪華な内容を提供する企業もあります。
多くの株式を保有しそれだけで生活する「優待生活」を狙ってもいいでしょう。
株式を保有する際にどのような優待があるのか確認することが大事です。
株式投資のデメリット
株式投資を行うことによって被ってしまうデメリットもあります。
どのようなものがあるのか確認してきましょう。
取引に必要な資金が高い
株式投資は「最低取引単位が一単元(100株)と決められている」ので、投資金額が比較的高めになりやすい投資です。
例えば1株が2,000円だとしても購入は100株単位なので手数料などを除いても20万円の資金が必要になります。
この初期資金の高さが初心者には敷居が高く感じる理由の一つです。
元本保証がない
株式は日々売買されているため株価は常に変動しています。
そのため「購入した時の株価よりも安くなってしまう可能性」もあります。
銀行預金とは違い、預け入れた資金の元本保証はありませんのでそのリスクを許容しなければいけません。
倒産よって株式の価値がなくなる可能性がある
株式は出資してくれた方へ企業が発行している証券です。
「発行元の企業が倒産してしまえば無価値」になってしまいます。
企業は会社が存続するように努力をしますが、業績が悪化し会社を存続させるだけの利益が上げられなくなると、資産が底をつき最悪の場合倒産をしてしまいます。
株式を購入する際には企業の決算書などで業績や財務状況などを事前に確認しましょう。
株式投資の始め方・口座開設の方法
株式投資を始めるには「証券会社の口座開設が必要」です。
たくさんある証券会社からどこを選べばいいのかは後半で解説しますが、まずは口座開設の流れを見てみましょう。
ここではご自宅でインターネットで完結できる口座開設方法を、老舗ネット証券会社「松井証券」を使ってご紹介します。
①松井証券のwebページへアクセス
松井証券のトップページにアクセスすると右上に「口座開設」のバナーがあります。
そちらをクリックしてください。
②口座のタイプを選択する
口座は個人・未成年・法人の3種類があります。
多くの方は成人している個人だと思いますので、ここでは「個人の場合」で進めていきます。
また「NISA口座」を作りたい方も「一度口座を開設する必要」がありますので、このまま一緒に個人口座開設を進めてください。
③ネットで申し込みか郵送か選択する
口座開設の申し込みはネット、または郵送から選択できます。
ネット申込の場合は「スマホを使って本人認証」を行いますので、スマホをお持ちでない場合は郵送を選択してください。
④メールアドレスを登録する
証券会社に登録するメールアドレスを入力します。
入力が終わったら「反社会勢力ではないことへの確認」をチェックし送信ボタンをクリックします。
1分以内に登録したメールアドレスへ松井証券から口座開設用のアドレス付き返信メールが届きますが、届かない場合は「迷惑メールフォルダの確認」をしてみましょう。
それでも届いていない場合は「アドレスの打ち間違い」の可能性があります。
初めからもう一度行ってください。
⑤返信メールからリンクへアクセスする
返信メールには、画像のような内容が記載されています。
赤枠で囲った部分をクリックして個人情報入力へ進みましょう。
⑥個人情報の入力
画像引用:松井証券(個人口座開設完了までの流れ | 口座開設 | 松井証券 (matsui.co.jp))
必須項目をすべて入力してください。
この後に提出する「本人確認書類と同じ内容を入力」するようにしましょう。
番地やマンション名などを省略して書類との記載ズレがあると、本人確認に時間がかかる場合があります。
入力が終わったら「反社会勢力ではないことの確認」に再度チェックを入れ「次の画面に進む」をクリックします。
⑦同時に申し込む口座がある場合は一緒に申し込める
画像引用:松井証券(個人口座開設完了までの流れ | 口座開設 | 松井証券 (matsui.co.jp))
松井証券では株取引口座を解説する際に、他の取引口座の同時申込をすることができます。
同時に申し込めるのは「信用取引口座・先物口座・オプション口座・FX口座」の4種類です。
同時に開設する場合は「開設する」にチェックを入れると、株式口座開設後に申し込んだ口座の開設ページへ移動します。
株取引口座だけでいい場合は「開設しない」にチェックを入れ「次の画面に進む」をクリックしてください。
⑧本人確認書類のアップロード
画像引用:松井証券(個人口座開設完了までの流れ | 口座開設 | 松井証券 (matsui.co.jp))
スマートフォンを使った本人確認書類アップロードアプリの「e-KYC」を使って本人確認書類のアップロードを行います。
オンライン上で行いますので、即日で完了します。
ここでアップロードするものは「本人の顔写真・本人確認書類・マイナンバーカード」の3点です。
e-KYCの使い方は申し込み画面とアプリの手順に従ってください。
画像引用:松井証券(個人口座開設完了までの流れ | 口座開設 | 松井証券 (matsui.co.jp))
本人確認書類に住所変更など裏書がある場合は、必ず両面をアップロードしてください。
マイナンバーカードを発行されていない方は「マイナンバーが記載された住民票・マイナンバー通知カード」のいずれかのアップロードで代用できます。
ただし通知カードの場合は「本人確認書類と住所が一致している」必要があります。
すべてのアップロードが終わりましたら「口座開設を申し込む」をクリックして審査を待ちます。
⑨口座開設完了通知
画像引用:松井証券(個人口座開設完了までの流れ | 口座開設 | 松井証券 (matsui.co.jp))
無事審査が終わると口座の開設通知が届きます。
ネットで申し込んだ場合は画像のような内容が記載されたメールが届きますので「記載されたリンクからログインをして口座開設を完了」させましょう。
郵送で申し込んだ場合は「転送不要の簡易書留」で届きますので、必ず受け取りましょう。
受取がされなかった場合、口座の開設は完了しませんので注意が必要です。
以上で松井証券での口座開設手順は完了です。
他のネット証券会社でも流れはほとんど変わりませんので、ご自身が使いたい証券会社で開設をしましょう。
株の買い方・注文方法
ネット型証券会社では口座開設が完了したら取引をすぐに始めることができます。
まずは株式取引をするための資金を入金してみましょう。
そして銘柄を選び、数量や条件を検討し、注文を入れ、約定されれば株式を購入することができます。
ここではその流れを順に解説していきます。
口座に入金する
口座を開設しても資金を入金しなければ取引を始めることはできません。
証券口座への入金方法は大きく分けて4つの方法があります。
- 金融機関からの振込入金
- 金融機関の振替入金
- ネットバンキングでの入金
- 定期(自動)入金
金融機関からの振込入金
一般的な入金方法で、現在お持ちの「金融機関の窓口またはATMから証券会社指定の口座へ直接振り込み」を行います。
手数料は振込者の負担になります。
各証券会社提携外の銀行などからでも振込を行うことができます。
金融機関の振替入金
事前に金融機関を登録することで「金融機関口座の残高から証券口座へ資金の振替入金」を行えます。
手数料はほとんどの証券会社で無料となっており、振込手続きのため金融機関へ出向く必要もありません。
注意点として「提携している金融機関のみ利用可能」であること、「入金が反映されるまで4営業日ほどかかること」などがあります。
ネットバンキングでの入金
インターネットバンクの口座から入金を行う方法です。
ネットでの振り込みを行いますので「24時間リアルタイムで即反映」され、タイムラグがなくスマートに入金を行えます。
手数料も無料の証券会社が多く「スマホまたはPCで完結」するので多くの方が利用しています。
ご自身でインターネットバンクを開設している必要があり、証券会社と提携している必要もあります。
どこと提携しているかは各証券会社ホームページでご確認ください。
定期(自動)入金
ご自身が入金したいタイミングで行うのではなく、「毎月決まった日に定期的に自動で振替入金」が行われる方法です。
例えば「毎月決まった銘柄を定期的に購入」するような場合、毎回入金作業を行わずに買い付ける金額が自動で反映されるイメージです。
手数料は無料で振替を行うことができますが、各証券会社の提携金融機関のみとなります。
初心者のうちは使わないかもしれませんが、つみたてNISAなど定期購入が前提となっているような場合は便利な入金方法です。
株式を購入する
入金が完了したら次はいよいよ株の購入です。
株式を購入するときに決めなければいけないことは次の3点です。
- 購入する銘柄
- 購入する数量
- 希望する購入価格と注文方法
それぞれ解説していきます。
購入する銘柄を決める
購入する銘柄を決める際には「今後値上がりしそうな銘柄かどうか」は大切な要素ですが、その前にまず「自分の資金で購入できる金額かどうか」を前提にしましょう。
株式の購入は取引単位が設定されており「100株単位での取引が基本※1」です。
これを「単元株式数」と呼びます。
例えば一株2000円の株式を購入する場合、購入金額は100株で20万円となります。(手数料等は考慮していません)
そのため自己資金が10万円しかない場合は、この銘柄は購入することができません。
無駄な分析をしないためにも、まずは自己資金で買える範囲の銘柄の中から今後の値上がりが期待できそうなものを選ぶようにしましょう。
※1・2007年以前は8種類の単元枚数があり銘柄ごとに異なっていましたが、2018年10月より上場株式の最低売買単位が100株に統一されました。
購入する数量
購入する数量は単元株式数で決定します。
単元株式数なので100株単位となり「150株や350株など中途半端な数量は指定できません」。
例えば自己資金が10万円だった場合、株価が200円の銘柄なら5000枚(50単元)と指定したり、株価が1000円の銘柄なら100株(1単元)と指定するなどです。(手数料等は考慮していません)
証券会社によって単元数の「1」や「2」で指定する場合や「100」や「200」のように枚数で指定する場合があります。
どちらの方式なのか、お使いの証券会社の取引画面で確認してください。
希望する購入価格と注文方法
銘柄と数量が決まった後は、次に「その銘柄を購入する際の株価の値段を指定するかどうか」を決めなくてはいけません。
株式投資の基本は「安く買って高く売る」ですので、今よりも安くなったら買うのか、今の価格でもいいから買うのかを選択する必要があります。
今の価格よりも有利な(安い)金額を指定し、その金額に株価が到達したら株式を購入する注文方法を「指値注文」。
価格を指定せずに今すぐに購入する注文方法を「成行注文」と呼びます。
指値注文には今よりも安く購入できるメリットがある一方、株価がその金額に到達しなかった場合は注文が約定しないというデメリットが。
成行注文には必ず注文が約定するというメリットがありますが、高値掴みになってしまう可能性があるというデメリットがあります。
指値注文を選択する場合は「いくらなら買ってもいいのか」ご自身で決めなければいけません。
注文を発注する
画像引用:松井証券(STEP2 株を買う:お取引の流れ | 日本株 | 松井証券 (matsui.co.jp))
銘柄、数量、購入価格、注文方法が決まったら、実際に注文をしてみましょう。
各証券会社の注文画面、またはスマホの注文画面からすべての項目を入力し、最後に「取引暗証番号」を入力します。
この暗証番号は誰かに勝手に株式を買われたり売られたりしないために設定されているものです。入力が終わりましたら「注文する」ボタンをクリックすれば発注完了です!
株の売り方・決済方法
株式を購入後に値上がりをしたら今度は売却してみましょう。
保有する株式の中から売りたい銘柄を選んで数量と価格を決め、約定されれば無事売却となります。
ここではその流れについて解説していきます。
株式を売却する
株式を売却するときに決めなければいけないことは次の3点です。
- 売却する銘柄
- 売却する数量
- 希望する売却価格と決済方法
それぞれ解説していきます。
売却する銘柄を保有株式から決める
保有する株式の中から購入時よりも値上がりし「含み益」が出ている銘柄を選択します。
しかし人間の心理とは欲深いもので「まだ値上がりするのではないか」と手放すことを躊躇してしまい「後から売却したときには利益が減っていた」なんてこともあります。
売却をする際の選択基準としては「利益目標金額に到達しているか」が重要となります。
例えば株式を買ったときに「これくらいの利益がでたらいいな」と考えているはずです。
もし保有株式の中にその金額に到達しているものがあれば「すぐに売却して利益を確保」しましょう。
大きな金額を稼ぐのは株の売買を繰り返し経験を積み、資金が大きくなってきてからでも遅くありません。
まずは株式投資で利益を出すことを優先することが成功のコツです。
売却する数量を決める
売却時の数量も単元株式数単位となるので、100株単位で売却数を指定する必要があります。
例えば保有株式数が300株の場合、大きく利益が出ているのであれば「300株のうち200株だけ売却」して利益を確保し、「残りの100株は今後の値上がりに期待」するという方法もあります。
もちろん今後株価が値下がりしてしまえば一括で売ったときよりも利益は減ってしまいますが、値上がりしたときは一括で売ったときよりも利益を増やすことができます。
売却時の数量はご自身の投資戦略で決められますので、よく考えてから決定しましょう。
希望する売却価格と注文方法
最後に売却する希望価格を決めなければいけません。
当たり前ですが、現在の価格よりも高く売ることができればより儲かります。
しかし、「その価格で買いたい人がいない場合は注文は約定せず」に売りたくても売ることができません。
価格を指定する場合、慣れないうちは「自分ならその価格で買うかどうか」を基準に設定してみましょう。
売却の場合も価格を指定する指値注文と、そのときの価格で売却する成行注文がありますが、利益を出すことを優先するならば、まずは成行注文で早めに売却してしまいましょう。
注文を発注する
画像引用:松井証券(STEP2 株を買う:お取引の流れ | 日本株 | 松井証券 (matsui.co.jp))
銘柄、数量、売却価格、注文方法が決まったら、実際に注文を行います。
各証券会社の保有株式画面、またはスマホの注文画面からすべての項目を入力し、最後に「取引暗証番号」を入力します。
入力が終わりましたら「注文する」ボタンをクリックすれば発注完了です!
実際に売却できたら自分の口座資金が増えてるか確認してみましょう。
株で利益を出す方法
株式投資で利益を出すにはどのようなところに気を付ければいいのでしょうか。
3つある利益獲得方法の基本的な考え方を解説していきます。
譲渡益で利益を出す
株取引の基本は「安く買って高く売る」ことが原則です。
言い換えれば「これから値上がりする銘柄(儲かる銘柄)を見つける」ことが重要です。
株式の売買で利益を出すには「情報」が必要であり、それをいかに読み解くかという情報戦であると考えてください。
株式の選択基準が、この企業が好きだから・有名な会社だからという理由では「株式の売買で利益を出し続けることはできません」。
今後企業価値が上がるのか、過去よりも業績は伸びてきているのか、会社内に十分に資金が残っているのかなど、「企業が出す数字をもとに情報を分析」することが重要です。
譲渡益で利益を出すポイントは次の3つです。
- 営業キャッシュフロー(※1)をチェックする
- 指値注文などを使ってなるべく安く買い付ける
- 会社四季報などで情報収集を行い財務状況を確認する
※1・営業キャッシュフローとは、その企業がどれぐらいの現金を事業によって生み出したのかを測るものです。
キャッシュフローが高い、または継続的に伸びている企業は今後、企業価値が上がっていく可能性を秘めているとも言えます。
配当金で利益を出す
配当金は「企業の利益の一部を株主へ還元する」ものです。
そのため「利益が出ていないと配当金は支払われない」とも言い換えられます。
過去の業績がいいから、大きな会社だからという理由だけで株式を選択していては「今後配当金が支払われなくなるリスク」があります。
配当金を狙う株式投資も「情報戦」です。
現在の財務状況はどうなっているのか、過去から見て配当金の金額は増えているか(増配株)など保有する予定の企業をしっかりと下調べしましょう。
配当金で利益を出すポイントは次の3つです。
- 配当利回り(※1)と過去の配当状況を確認する
- 当期純利益など企業の業績を確認する
- 権利確定日(※2)までに株式を保有する
※1・配当利回りとは株価に対してどれぐらいの利回りがあるかを表す指標を指します。
例えば株価が1,000円の企業があるとして配当金が一株当たり30円支払われているなら「配当利回りは3%」になります。
※2・権利確定日とは「企業が配当金を配る株主を名簿に記載する日」を指します。
株式を保有していたとしても確定日よりも前に売却すれば配当金は得られませんし、逆に確定日に保有していれば保有期間は関係なく配当金は支払われます。
株主優待で利益を出す
株主優待は自社の株を保有している株主、いわゆる出資者に対して「見返りとして自社製品やサービスなどを提供する」ものです。
企業が株主優待を提供する理由としては「自社株を長期にわたり保有してもらい株価の安定化を図るため」です。
そのため株主優待の多くは「長期保有株主を優遇、または長期保有を条件」としています。
長期保有をする際は、なるべく株価の変動が少ない方がメンタル的にも安定します。
株主優待を目的とする投資の場合は、急な株価変動が少なくわかりやすいサービスや商品を提供する事業を行っている企業を選択するといいでしょう。
株主優待で利益を出すポイントは次の3つです。
- 長期的に保有できる株価変動の少ない銘柄を選択する
- 事業内容が明確でわかりやすい企業を選択する
- 権利確定日までに株式を保有する
株を始める・買うときに知っておくべきリスク・注意点
株式投資を始めたばかりのときには「儲かる・資産が増える」など、利益のことばかりに目が行きがちになりますが、金融商品を売買しますので損失を被るリスクが必ず発生します。
これから株式投資を始める方が「まず初めに知っておくべきリスク」は次の3つです。
- 価格変動リスク
- 信用リスク
- 流動性リスク
それぞれのリスクをしっかり理解しておきましょう。
価格変動リスク
株取引では購入時の価格よりも企業の業績が上がり株価が値上がりすればその差益で儲けることができますが、その反対に「企業の業績が悪化すると株価が値下がりする」こともあります。
購入したときの価格を株価が下回ってしまえば損失を被ります。
株価はその企業に間接的に影響を及ぼす様々なニュースや経済情勢で大きく動くことがあり、その方向は誰にも予測できません。
株取引に元本保証はなく「常に損失の可能性がある」ことを理解しておきましょう。
信用リスク
株式を購入した企業の業績が著しく悪化した場合、企業価値が下がり株価は大きく下落します。
万が一「倒産」となってしまうと、株式の価値がなくなってしまうことも考えられます。
倒産してしまった場合「企業に投資したお金は戻ってこない」可能性もあり、泣き寝入りとなってしまうことも。
購入前に情報を分析する必要があるのは、こういった「信用リスクを極力避ける」ためでもあります。
「投資する企業の財政状況」などを調べることは、その企業が信用できるのか確認する作業となります。
ご自身で防げるリスクについてはしっかりと管理をするように心がけましょう。
流動性リスク
株式の取引は買いたい人と売りたい人の需要と供給で成り立っています。
もしあなたが「今すぐこの株をこの価格で売りたい!」と思っても「その株をその価格で買いたい」と思う人がいなければ「売買は成立しません」。
その場合、もう少し安くなった金額で売らなければならず利益を減らしてしまう可能性もあります。人気のない銘柄や取引量が少ない銘柄を選択する場合、このような「流動性がなく売買したいときにできない」ことがあると覚えておきましょう。
初心者が株式投資で成功するためのコツ
株式投資を始めたばかりの初心者が失敗する理由には共通点があります。
その理由の大半は「許容できない金額の損失を被った」に集約します。
ここでは「初心者が株式投資で成功するためにやるべきこと」を簡潔にまとめました。
成功のコツは次の5つです。
- 余剰資金で始めること
- 大手企業の株式から始めること
- 一点集中しないこと
- 損切りを徹底すること
- 許容できる大きさで投資すること
余剰資金で始めること
初心者が株式投資を始めるときにやってしまいがちなのは「生活資金を投資に回す」ことです。
初心者のうちは「購入タイミングや利益の確定、損切りなどを的確にできることはほとんどなく」多くの場合失敗します。
そして焦りがでてしまい、損失の上に損失を重ねてしまいがちです。
なぜなら「必要な生活資金」だからで、それを取り返そうとムキになってしまいます。
株式投資を始めるときは「必ず余剰資金で始める」ようにしましょう。
一般的に余剰資金とは「普通の生活が3か月ほど維持できる金額を除いた預貯金」を指します。
大手企業の株式から始めること
初心者が株式投資を行う銘柄を選ぶときは「誰もが知っているような大手企業の銘柄」から始めるようにしましょう。
銘柄の選択方法はいろいろありますが、どのような企業で何の業種でどれぐらいの規模感なのかというのは銘柄選別にとって大きな情報となります。
大手企業を選ぶことは「どのような業種でどれくらいの会社規模なのか」詳しく業界を知らなくても把握しやすく、株式投資にとってかなり有利となります。
例えばトヨタ自動車と聞いて、「何の会社?大きいの?」となる方はほとんどいないはずです。
その「業界の事情を詳しく調べる必要がなく情報も収集しやすい銘柄から始める」ことは、株式投資で成功するコツのひとつとなります。
また仕事などでご自身が精通している業種の企業を選択することもひとつの方法ですので、そこからアプローチしてもいいでしょう。
一点集中しないこと
投資の基本は「分散」です。
もし一つの企業に集中して資金を入れてしまうと、その企業がなにか不祥事を起こし株価が暴落してしまうと大きな損失を受けることも考えられます。
他にも証券会社のシステムに何かしらのエラーが発生し取引ができなくなる可能性も無いとは言い切れません。
証券会社、銘柄、投資商品など「分散できるものは極力しておく」ことは、トラブルが起きたときに損失を抑えるための自己防衛手段です。
損切りを徹底すること
損切りとは「購入した株式が値下がりし損失を抱えている状態の保有株を決済して損を確定する」ことを指します。
言葉だけ聞くととても嫌なものに聞こえます。
しかし資金を守るためにも損失が浅いうちに損を確定し「次の取引に切り替えること」が株式投資で失敗しないための一番大きなコツです。
株式投資での損切りタイミングは一般的に「買値の5%程度下落したら」がセオリーとなっています。
例えば1000円のときに買った株を保有している場合、株価が950円まで下落してしまったら「潔く損切りをする」ことです。
「いつか価格が回復する」と保有したままにしてしまうと取り返しのつかない損失になることも。(これを「塩漬け」と呼びます)
機械的に損切りを行うため、注文が約定して株を購入できた時点で「損切りの逆指値注文※」をあらかじめ設定しておくことをおすすめします。
※逆指値注文とは、指値注文の逆で「あえて不利な価格に注文を入れる注文方法」です。
今よりも不利な価格に決済の注文を入れておくことで、それ以上の損失を防ぐことができます。
許容できる大きさで投資すること
株式を購入する時は100株単位が基本なので用意する資金が比較的大きくなりがちです。
特に大手企業の株式を購入しようとすると、100万円単位で必要になることもあります。
そのため「損失を受ける際の金額も比例して大きく」なります。
用意した資金に対して「損失額が許容できる範囲での取引数量」としておきましょう。
また、大きな資金を用意できないときは「ミニ株」で挑戦してみましょう。
購入単位が100株では個人投資家にとってハードルが高いため、本来の1/10の大きさで株式を買えるようにした商品です。
様々なメリットやデメリットもありますが初期費用が少なく済むので、大きな金額を用意できない場合や初めての株式投資で不安なときにはおすすめです。ミニ株は一般的な通称で「単元未満株や株式ミニ投資」などとも呼ばれますが、すべて同じものを指します。
株式投資向きの証券会社の選び方
株式投資をする上で銘柄選びと並んで重要視されるのは「取引する証券会社選び」です。
保有する株式はすべて証券会社に預けますので、安全性の高さはもちろん色々なポイントがあります。
ここでは、ご自身で証券会社を選ぶときのポイントを解説していきます。
店舗型かネット型か選択する
株式の証券会社には「店舗型」と「ネット型」の2種類があります。
ここまで開設してきた口座開設方法や株式の購入・売却のやり方はネット型証券会社の手順です。
店舗型証券会社は「対面での取引となり専門の担当者がつくので銘柄選びの相談ができる」ことが特徴で、教わりながら少しずつ株式に詳しくなっていくことができます。
一方で株式の売買をする際に実際に店舗へ出向く必要があったり、口座管理手数料が取られるなどコストがかかります。
ネット型証券会社は「口座管理手数料が無料だったり売買手数料が安い」などコスト面ではかなり有利となります。
しかし担当者はつきませんので銘柄選びはご自身で選ぶ必要があり、注文の数量間違いなどもすべて自己責任となります。
資金がまだ小さい場合や「初心者におすすめなのは手数料などのコストが安いネット型の証券会社」ですが、銘柄の選別などが不安な場合は店舗型を選択するのも一つの方法です。
以下が店舗型とネット型の比較表です。
どちらにするかまずは検討しましょう。
店舗型証券会社 | ネット型証券会社 | |
特徴 | 対面での取引や手続き | ネットで完結 |
口座管理費 | あり | なし |
担当者の有無 | 専任担当者が付く | なし |
サポート体制 | 手厚くサポート | 最低限 |
手数料 | 比較的高め | 安い |
おすすめポイント | 担当者と相談しながら 株式取引で資産運用ができる | コストが安く 利益を上げやすい |
主な証券会社 | 野村証券・大和証券など | 松井証券・SBI証券など |
安全面がしっかりしている
特にネット型を選択している場合ですが、「証券会社への不正アクセスや証券口座への不正ログインなどハッキングの危険」が常につきまといます。
そのため安全に投資家の方に取引してもらうため各証券会社はそれぞれ厳しいセキュリティを用意しています。
ご自身の資金を安全に運営するためにも「どのようなセキュリティになっているのか安全面を確認」しておくことは重要です。
また、万が一不正にアクセスされたりパスワードが漏洩してしまったときの対応なども併せて確認しておきましょう。
取引ツールが使いやすい
取引ツールが使いづらいと「発注数量の間違い」や「注文処理の間違い」などを引き起こしかねません。
初心者におすすめなのは「直感的なボタン操作で行える取引画面」を持つツールを採用している証券会社です。
まずは取引に必要な機能だけを備えたシンプルで使いやすい取引ツールから始めるようにしましょう。
手数料が安い
株の取引利益は「売却時の価格−購入時の価格−手数料などの経費」で計算されます。
つまり、手数料が安いほど利益を多く得られます。
ネット型は人件費がかからない分、店舗型よりも手数料が安く設定されています。
それぞれ各証券会社によって手数料額は少しずつ違いますが、「安ければ安いほどいいというわけではありませんので選ぶ基準の一つ」として捉えましょう。
ご自身で銘柄選別や売買を問題なく行える場合は、手数料の安いネット型にするのがおすすめです。
対応する銘柄が多い
購入する銘柄を選ぶときに「選択肢が多い」ことはそれだけで有利になります。
大手企業の株などはほとんどの証券会社で扱えますが、大きく利益を上げやすい新規株や外国株などは証券会社によって取り扱いが違います。とはいえ、ご自身の銘柄選定のルールに当てはまらない銘柄がたくさんあっても意味がありません。「取り扱い銘柄が多いから」という理由だけで選んでしまわないように注意しましょう。
株式投資の初心者におすすめの証券会社3選
証券会社の選択基準がわかったところで、実際に口座を開設する証券会社をを選んでいきましょう。
ここでは国内の大手証券会社を一覧表で比較し、その中から本記事おすすめの3社を選んでしてご紹介していきます。
SBI証券 | DMM株 | 松井証券 | 楽天証券 | GMO クリック 証券 | 野村証券 | SMBC 日興証券 | |
店舗型 ネット型 | ネット型 | ネット型 | ネット型 | ネット型 | ネット型 | 店舗型 | 店舗型 |
口座開設 までの 日数 | 最短翌日 | 最短翌日 | 最短即日 | 最短 翌営業日 | 最短 2営業日 | 最短 7営業日 | 最短翌日 |
セキュリティ | EV SSL 暗号化通信 二要素認証 | SSL 暗号化通信 CSIRT設置 | SSL 暗号化通信 セキュリティボード | ブロックチェーン 分散認証 SNS認証 | EV SSL 暗号化通信 二要素認証 | EV SSL 暗号化通信 二要素認証 | EV SSL 暗号化通信 24時間監視 |
取引 ツール | PCアプリ スマホアプリ | PCアプリ スマホアプリ | オンライン スマホアプリ | PCアプリ スマホアプリ | PCアプリ スマホアプリ | オンライン スマホアプリ | オンライン スマホアプリ |
取引 手数料 | 5万以下55円 10万以下99円 | 5万以下55円 10万以下88円 | 50万以下0円 100万以下1,100円 | 5万以下55円 10万以下99円 | 5万以下50円 10万以下90円 | 10万以下152円 30万以下330円 | 10万以下137円 30万以下275円 |
外国株 取扱 | 9か国 | 1か国 | 1か国 | 3か国 | CFDのみ | 4か国 | 2か国 |
NISA口座 | 一般 つみたて | 一般 | 一般 つみたて | 一般 つみたて | 一般 | 一般 つみたて | 一般 つみたて |
IPO株 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
開設 口座数 | 801万口座 | 非公開 | 140万口座 | 714万口座 | 48万口座 | 535万口座 | 373万口座 |
サポート | 電話窓口 チャット | 電話窓口 メール LINE | 電話窓口 チャット メール | 電話窓口 チャット | 電話窓口 メール | 電話窓口 メール | 電話窓口 チャット |
※2023年4月時点
SBI証券
国内大手証券会社でも圧倒的に初心者におすすめなのはSBI証券です。
開設口座数は800万件を越え、多くの方が使っているのも納得のサービス内容です。
様々なキャンペーンも開催されており「顧客への還元をしっかり行っている」のが印象的です。
SBI証券のおすすめポイントは以下の通りです。
- 口座開設が最短翌日
- 取引手数料が業界最安値水準
- 外国株式の取り扱いは最多の9か国6000銘柄
- 2600本を超える投資信託
- ワンクリックで取引できる使いやすいツール
- 安心のセキュリティ対策
- AIチャットで24時間サポート対応
手数料の安さと取り扱い銘柄の多さに加え「T-POINTやPONTA」などのポイントが貯まるのも嬉しい特典です。
上記おすすめポイントに加えIPOの充実や夜間取引、セミナーの開催などほぼすべてのサービスを提供しており、一番人気も納得の証券会社です。
DMM株
様々な事業を手掛けるDMMですが、株式投資の証券会社としても初心者にはおすすめです。
若者の資産形成のひとつとして株式投資が推奨されていますが、DMM株では「25歳以下の取引手数料を無料」にするなど若年層へ向けたサービスが充実しています。
DMM株のおすすめポイントは以下の通りです。
- 大手グループ経営で安心
- サイバーセキュリティ専門の対策チームがある
- LINEでの問い合わせが可能で気軽に質問しやすい
- 25歳以下の現物取引手数料が無料
- スマホアプリはシンプルモード搭載で簡単に取引が可能
DMM.com証券との連携もあり「ETFやCFDの取引を検討している方」にも使いやすい証券会社です。
エンドユーザーの声が反映された様々なサービスはおすすめできる使い勝手です。
松井証券
株取引を始めようと思って口座開設をした瞬間が一番熱量が高いタイミングです。
色々とツールの操作方法を覚えるのも、注文方法を覚えるのもそのタイミングがベストです。
「松井証券は即日口座開設」ができるので、その熱量を保ったまま株式投資の世界へ入れます。
松井証券のおすすめポイントは以下の通りです。
- 即日口座開設ですぐに取引を始められる
- 50万円までの取引手数料が無料
- キーボード操作履歴に対応したセキュリティボードを採用
- サポートへの連絡方法が充実している
- ポイントで交換できる商品は3000種類以上
- 初心者向けのHOW TOが充実
常時キャンペーンを展開してポイント還元やキャッシュバックを行っているのもうれしい特典です。
「問い合わせ窓口の格付けは12年連続最高評価」されるなど、初めての株式投資を会社をあげて応援しているのも初心者におすすめできる証券会社です。
株式投資に関するよくある質問【Q&A】
初心者が株式投資を始めるときにありがちな質問をいくつかまとめました。
それぞれの要素はここでは深く追求せず、答えのみを簡潔にお答えしていきます。
学生や未成年でも株式投資はできる?
2022年4月に成人年齢が18歳に引き下げられたことで、証券口座の開設年齢も18歳に変更されました。
そのため18歳以上であればどの証券口座でも問題なく口座を開設できます。
学生であるかどうかは関係なく、年齢が18歳に達しているかが条件となります。
また、親権者の同意があれば18歳未満でも「未成年口座」として株式の売買をすることができます。
未成年口座は各証券会社によって「親の同意があればOKの場合と、親が口座を開設していることが条件の場合がある」ので開設する証券会社のサイトで確認をしておきましょう。
株式投資はいくらからはじめられる?
日本株の場合は購入単位が100株(単元株式数)なので「最低10万円程度」は欲しいところです。
しかし「単元未満株や投資信託」は1株からでも買うことができますので、証券会社によっては「100円から株式投資を始める」こともできます。
どちらを選択するかは自由ですので、ご自身の生活に無理のない金額から初めるようにしましょう。
特定口座と一般口座、どちらを選べばいい?
この選択に関しては「税金の納付をどうするかが一番の争点」になります。
特定口座の特徴は次の通りです。
- 証券会社が年間取引報告書を作成してくれる
- 源泉徴収ありの場合は確定申告が不要
- 源泉徴収なしの場合は確定申告が必要
- 上場株式のみの売買しかできない
一般口座の特徴は次の通りです。
- 年間の損益計算は自身で行う
- 年間利益額が20万円以上の場合確定申告が必要
- 上場株式以外も取引できる
ご自身で確定申告をしたくない場合は特定口座(源泉徴収あり)を、自分で確定申告をする場合は一般口座または特定口座(源泉徴収なし)を選択するといいでしょう。
NISA口座は開設すべき?
NISA口座は一般NISA・つみたてNISAどちらも条件内の「株取引で得た利益が非課税」となります。
特に不利益になることはないので株式投資をするなら開設するべきです。
特に2024年に始まる「新NISAはこれまでの一般NISAやつみたてNISAとは別枠での扱い」になるため、現在は非課税枠を無条件に増やせるボーナス時期です(2023年中)。
まだ開設していないのであれば早めにしておきましょう。
スマホで取引できる?
ほぼすべての証券会社はPCでの取引ツールの他に「スマホ版の取引アプリを用意」しています。
各社オリジナルのアプリのため使いやすさには個人差がありますが、「スマートフォンだけでも取引を完結することはできる」のでご自宅にPCがなくても株式投資は始められます。
特に不利になることはありませんので、スマホしかない方もぜひ始めてみましょう。
株式投資について学ぶには何から始めればいい?
これは多くの方が悩むところですが、まずは「株式投資でどうやって利益を生むのか」から始めるといいでしょう。
売買方法や銘柄選定はどはそのあとで十分です。
「利益が出る仕組みがわかれば株式の流れがおおよそ理解できます」。
そうすることでどのような銘柄を選べばいいのか、いつ買っていつ売ればいいのかなどの目安のつけ方も理解しやすくなります。
小手先の技術などではなく、基本的なところから抑えるようにしましょう。
まとめ:株の始め方は簡単!まずは口座開設から始めよう
株式投資と聞くと難しく考えてしまいがちですが、実際は意外と簡単に始めることができます。
今回の記事内容をまとめると次の通りです。
- 株式取引口座は18歳以上なら無料ですぐに開設できる
- 確定申告が不要な特定口座(源泉徴収あり)がある
- 売買差益の他に配当金でも利益を期待できる
- 株主優待で様々なサービスを受けられる
- 国が推奨する非課税制度「NISA」でお得に投資ができる
- スマホで完結できるのでお手軽に取引できる
- 資金が少なくても始められ、単元未満株なら100円からでもできる
仕事が忙しい方でも副業として副収入を得やすい株式投資。
18歳以上だけでなく未成年者でも親権者の同意があれば口座開設可能です。
配当金狙いなら株を保有した後は「定期メンテナンスだけでほったらかしでいい」ことも魅力のひとつ。
他にも、国が推奨する「非課税制度や確定申告が要らない制度など株式投資を始めやすい環境は整っています」。
まずは口座開設をして株式投資の世界へ一歩足を踏み入れてみましょう!