楽天証券の積立NISAの始め方|オススメ銘柄やシミュレーション、SBIとの違いを解説
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新NISAの「つみたて投資枠」を始めるなら楽天証券が良い、と聞いたことのある方も多いでしょう。楽天証券は、取引手数料が無料かつ低コストの商品が揃っているため、これから積立NISAで資産形成を行いたい方にオススメの証券会社です。
しかし投資経験がないと「本当に楽天証券でいいのか?」という迷いが生じるのではないでしょうか。
この記事では楽天証券で新NISAの「つみたて投資枠」を始めるメリット、購入するべき商品、購入金額や利回り別のシミュレーションなどを行います。
また効率的にポイントをためられる方法についても解説しているため、これから資産形成を始めたい方やお得にNISAを行いたい方は参考にしてください。
※この記事では「積立NISA」を新NISAの「つみたて投資枠」と同様の意味で使用しています。
目次
新NISAの「つみたて投資枠」とは
NISA(少額投資非課税制度)は2024年1月に新NISAに生まれ変わりました。旧NISAよりも非課税投資枠が拡大し、さらに制度が恒久化されています。
また旧NISAは「一般NISA」と「つみたてNISA」の2つの投資枠に分かれていました。どちらか一方の投資枠しか利用できず、投資可能期間もそれぞれ5年または20年と制限があり、使いにくい制度でした。
新NISAも「成長投資枠」と「つみたて投資枠」の2つの投資枠がありますが、併用可能です。違いは下記の表を参照してください。
成長 投資枠 | つみたて 投資枠 | |
---|---|---|
年間 投資枠 | 240万円 | 120万円 |
非課税 保有期間 | 無期限 | |
非課税 保有限度枠 | 1,800万円 (うち成長投資枠は1,200万円まで) | |
口座開設 期間 | 恒久化 | |
投資可能 商品 | ・上場株式 ・株式投資信託 ・ETF ・REIT など ※一部銘柄を除く | 金融庁の基準を満たした 投資信託 |
対象 年齢 | 18歳以上 |
つみたて投資枠では、金融庁の基準を満たした投資信託に投資が可能です。最低限の基準を満たしたものの中から選べるため、初心者でも自分に適した商品を見つけやすいです。
楽天証券の新NISA「つみたて投資枠」のオススメポイント
新NISAの口座は多くの金融機関で開設できます。その中でも最もオススメなのが楽天証券です。楽天証券で新NISAの「つみたて投資枠」を活用するメリットは以下の4つです。
- 取引手数料が無料
- 楽天ポイントがたまる・使える
- 選べる投資信託の本数が多い
- 100円からでも積立可能
取引手数料が無料
楽天証券の「つみたて投資枠」で投資信託を購入した場合、取引手数料が一切かかりません。さらに売却時の手数料もかからないため、必要最低限のコストで投資が始められます。
また国内株式・米国株式・海外ETF・為替手数料も無料のため、成長投資枠または特定口座で売買した場合も、取引手数料は発生しないことも魅力です。
楽天ポイントがたまる・使える
楽天証券は、月15万円までの投資信託の積立がポイント付与の対象です。
投資 上限額 | ポイント 還元率 | |
---|---|---|
楽天 クレジットカード 決済 | 月10万円 | 0.5%〜1% ※積立銘柄やカードの種類により異なる |
楽天 キャッシュ 決済 | 月5万円 | 0.5% |
還元率1.5%で月15万円投資すると、年間で最大27,000ポイントも受け取れます。
さらに「楽天・プラスシリーズ」に投資すると残高に応じてポイントが付与されます。信託報酬やポイント還元率は、こちらの見出しで解説しています。
楽天ポイントは投資だけでなく、コンビニやスーパー、公共料金の支払いにも活用可能です。使い道の用意されたポイントをためられることも楽天証券の魅力です。
選べる投資信託の本数が多い
楽天証券のつみたて投資枠で購入可能な投資信託の本数は200本を超えています。
個人投資家に人気の「eMAXIS Slimシリーズ」だけでなく、業界最低水準のコストで投資できる「楽天・プラスシリーズ」や「楽天インデックス・シリーズ」シリーズも用意されています。
さらに今話題の米国やインドに集中投資できる商品もあり、投資初心者だけでなく上級者のニーズも満足できるラインナップです。
100円からでも積立可能
楽天証券の「つみたて投資枠」は、100円から1円単位で積立が可能です。そのため投資経験がない方でも昇格から資産運用を始められます。
さらに先述したように楽天ポイントで投資信託の購入も可能で、一切現金を使わずに投資することも可能です。いきなり大金を投資するのは怖い、ポイント投資から始めてみたいという方は楽天証券を活用しましょう。
楽天証券の新NISAの基本情報
楽天証券の新NISA「つみたて投資枠」基本情報を、比較されることの多いSBI証券と比較しつつ紹介します。
証券 会社 | 楽天 証券 | SBI 証券 |
---|---|---|
取引 手数料 | 0円 | |
投資信託 の本数 | 222本 | 224本 |
キャッシュレス 積立の上限 | 月15万円 | 月10万円 |
ポイント付与 | ・楽天クレジットカード決済: 0.5%〜1% ・楽天キャッシュ決済 :0.5% ※併用すると最大で1.5% | クレジットカード決済 :0.5%〜5% |
最低投資金額 | 最低100円から1円単位 |
楽天証券とSBI証券の取引手数料はどちらも無料です。投資できる投資信託の本数はどちらも200本超えと大差はありません。
キャッシュレス積立は楽天証券が月15万円、SBI証券は月10万円と楽天証券の方が5万円多いです。またキャッシュレス積立のポイント還元率は楽天証券が最大で1.5%、SBI証券は最大5%と大きな差があります。
楽天証券は年間で27,000ポイント、SBI証券は年間6万ポイントを受け取ることが可能です。
※ただしSBI証券の最大5%還元は、2024年10月買付分までが対象です。
※以降の還元率はカードごとにより異なりますが、最大で3%になります。
またどちらの証券会社も最低100円から1円単位で投資ができるため、少額から資産運用を始められます。
すでに楽天のサービスを使っている方は、楽天証券を活用するのがオススメです。また投資資金が豊富な方も、キャッシュレス積立の上限金額が多い楽天証券を活用しましょう。
少しでもお得に投資したい方は、ポイント還元率の高いSBI証券がオススメです。
楽天証券の積立NISAで買うべきオススメ商品5選
楽天証券の積立NISAで買うべきオススメ商品は以下の5つです。
- 楽天・オール・カントリー株式
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド
- 楽天・S&P500インデックス・ファンド
- 楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型)
- iFreeNEXT FANG+インデックス
楽天・オール・カントリー株式
ファンド名 | 楽天・オール・カントリー株式 |
基準価額 | 13,064円 |
純資産残高 | 1,468.12億円 |
リターン | 1年:- 3年:- 5年:- |
信託報酬 | 0.0561% |
運用会社 | 楽天投信投資顧問 |
投資地域・対象など | 全世界株式 |
「楽天・オール・カントリー株式」は、何に投資すれば良いかわからないという方にオススメの商品です。このファンドは全世界の大型と中型の上場株式に投資をします。
このファンドは世界中に投資ができるため、どこの国や企業が成長したとしても恩恵を受けられます。つまり投資対象を選べないという方にオススメです。
このファンドの設定日は2023年10月27日のため、また1年以上のリターンはわかりません。
ただし、投資対象が同じである「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の過去5年のリターンは19.77%と高く、こちらも同水準のリターンが期待できるでしょう。
さらに信託報酬は業界最低水準の0.0561%です。
どこに投資すればいいかわからないという方は、「楽天・オール・カントリー株式」に投資をしましょう。
楽天・全米株式インデックス・ファンド
ファンド名 | 楽天・全米株式 インデックス・ファンド |
基準価額 | 30,359円 |
純資産残高 | 15,452.69 億円 |
リターン | 1年:40.88% 3年:20.44% 5年:22.21% |
信託報酬 | 0.132% |
運用会社 | 楽天投信投資顧問 |
投資地域・対象など | 米国株式の 大型株〜小型株 |
「楽天・全米株式インデックス・ファンド」は、米国株式の大型・中型・小型株に投資をします。このファンドを活用すると、米国市場に上場する4,000銘柄のほぼ100%に投資が可能です。
過去5年のリターンは20%を超えています。さらに信託報酬は0.132%と低く、長期投資に向いています。
「米国のイノベーションに期待している」「未来のGoogleやAppleに先行投資がしたい」という方は投資を検討しましょう。
楽天・S&P500インデックス・ファンド
ファンド名 | 楽天・S&P500 インデックス・ファンド |
基準価額 | 13,356円 |
純資産残高 | 1,941.65億円 |
リターン | 1年:- 3年:- 5年:- |
信託報酬 | 0.077% |
運用会社 | 楽天投信投資顧問 |
投資地域・対象など | 米国株式の主要500社 |
「楽天・S&P500インデックス・ファンド」は、米国の代表的な指数であるS&P500への連動を目指すインデックスファンドです。
組み入れ上位銘柄は、MicrosoftやApple、NVIDIAなど米国を代表する企業が該当します。
このファンドの設定日は2023年10月27日のため、長期のリターンはまだ判明していません。
ただし同じ指数に投資する「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の過去5年のリターンは、23%となっています。こちらも高いリターンが期待できる商品の一つです。
また信託報酬は0.077%と業界最低水準です。さらに残高に応じて0.028%のポイント還元も受けられます。
「低コストでS&P500に投資したい」「お得にポイントを受け取りたい」という方にオススメの商品です。
楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型)
ファンド名 | 楽天・インデックス・バランス・ファンド (株式重視型) |
基準価額 | 17,870円 |
純資産残高 | 444.72億円 |
リターン | 1年:22.80% 3年:9.84% 5年:12.31% |
信託報酬 | 0.132% |
運用会社 | 楽天投信投資顧問 |
投資地域・対象など | 全世界株式70%+ 投資適格債券30% |
リスクを抑えて投資したい方には、「楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型)」をオススメします。このファンドは、「全世界株式70%+投資適格債券30%」に投資するバランスファンドです。
株式部分では先進国と新興国の大型・中型・小型株式に投資を行います。また債券部分の投資対象は、全世界の投資適格債券で、非常に安全性が高いです。
また債券部分は為替ヘッジを行うため、為替変動の影響を受けません。つまり投資時点より円安になっても為替差益を得られませんが、円高になったとしても為替差損は生じません。
「投資の経験があまりない」「リスクの低い投資をしたい」という方にオススメの商品です。
iFreeNEXT FANG+インデックス
ファンド名 | iFreeNEXT FANG+インデックス |
基準価額 | 56,299円 |
純資産残高 | 2,045.00億円 |
リターン | 1年:59.44% 3年:30.32% 5年:43.57% |
信託報酬 | 0.7755% |
運用会社 | 大和アセットマネジメント |
投資地域・対象など | 米国株式 |
リスクを取り、大きなリターンを狙いたい方には「iFreeNEXT FANG+インデックス」をオススメします。このファンドはFANG+と呼ばれる下記の10銘柄に均等投資する商品です。
- Meta Platforms(旧Facebook)
- Amazon
- Netflix
- Apple
- Microsoft
- NVIDIA
- Tsdla
- Snowflake
- Broadcom
過去5年のリターンは40%を超えており、人気指数であるS&P500の2倍近くのリターンを叩き出しています。信託報酬は0.7755%と高めですが、コストが気にならないほどのリターンです。
リスク許容度が高い、大きなリターンを狙いたい方は「iFreeNEXT FANG+インデックス」への投資を検討しましょう。
楽天証券の積立NISAシミュレーション
楽天証券で積立NISAを始めた場合のシミュレーションを、上記で紹介したファンドの利回りを参考に行います。条件は下記を参照してください。
- 月の積立金額は3万円
- 年利は5%・10%・20%・40%の4パターン
- 投資期間は20年と30年
※長期投資で利回り10%〜40%を期待することは、現実的ではありません。どのくらい増えるのかリアルな数字を知りたい方は、利回り5%の金額を参考にしてください。
【月の積立金額1万円】
20年 | 30年 | |
---|---|---|
5% | 4,110,337円 | 8,322,586円 |
10% | 7,593,688円 | 22,604,879円 |
20% | 31,096,518円 | 229,778,378円 |
40% | 784,622,254円 | 2,901,293,470円 |
全額キャッシュレス投資を行うと、最大20年間で36,000ポイント、30年間で54,000ポイントが受け取れます。
【月の積立金額3万円】
20年 | 30年 | |
---|---|---|
5% | 12,331,010円 | 24,967,759円 |
10% | 22,781,065円 | 67,814,638円 |
20% | 93,289,555円 | 689,335,134円 |
40% | 2,353,866,762円 | 120,447,376,683円 |
全額キャッシュレス投資を行うと、最大20年間で108,0000ポイント、30年間で162,000ポイントが受け取れます。
【月の積立金額5万円】
20年 | 30年 | |
---|---|---|
5% | 20,551,683円 | 41,612,932円 |
10% | 37,968,442円 | 113,024,396円 |
20% | 155,482,592円 | 1,148,891,890円 |
40% | 3,923,111,269円 | 200,745,627,805円 |
全額キャッシュレス投資を行うと、最大20年間で180,000ポイント、30年間で270,000ポイントが受け取れます。
20年または30年の間、10%以上の利回りを期待するのは少々非現実的ですが、5%であれば十分に可能性があります。資産形成は長期投資になるほど、複利効果により、効率が良くなります。
老後資金の準備をはじめとしたお金に不安を抱えている方は、今すぐ投資を始めましょう。
楽天証券の積立NISAの始め方・口座開設の流れ
楽天証券の積立NISAの始め方・口座開設の流れは、下記の19ステップで行います。やるべきことは多いように思えますが、一つひとつは非常に簡単です。
順番通り行えば誰でも簡単に口座開設ができます。
1.こちらのリンクから口座開設の申し込みページへ移動します
2.「口座開設はこちらから(無料)」をクリックします
3.「楽天会員の方」「楽天会員ではない方」どちらかを選択します
4.3で「楽天会員の方」を選んだ方は、楽天IDとパスワードを入力します
※より多くのポイントを受け取りたい方は、楽天会員になってから口座開設する方がお得です
※この記事では「楽天会員の方」を選んでいます
5.次に本人確認を行います
※オススメはマイナンバーカードを使った「スマホで本人確認」です
※この記事では「スマホで本人確認」で本人確認を行います
6.スマホでマイナンバーカードを撮影します
7.顔写真の撮影も行います
8.氏名や住所などの本人情報を入力します
9.納税方法の選択を行います
※オススメは確定申告が不要な「特定口座(源泉徴収あり)」です
10.「NISA口座の開設しますか。」では「開設する」を選びます
11.開設の経験のない方は「初めて開設する」を、他社で開設している方は「他者から乗り換える」を選択します
12.楽天カードが必要な方は「申込む」を選びます
13.楽天銀行の口座を持っていない方は「申込む」を選びましょう
14.「楽天FX口座」と「信用取引口座」が必要な方は、セットで申し込んでおきましょう
15.ログインパスワードを設定します
※半角英数記号8文字以上16文字以下
※文字種類2つ以上を使用する
16.入力内容の確認をします
17.重要書類を確認し、問題なければ「規約等に同意して申込を完了する」をクリックします
18.診査完了後、登録したメールアドレスにログインIDが送付されます
19.ログインページに移動し、ログインします。
これで口座開設は完了です。
楽天証券の積立NISAの買い方・設定方法
楽天証券の積立NISAの買い方や設定方法について解説します。
この記事では下記の条件の設定を行います。
- 積み立てるファンド:楽天・S&P500インデックス・ファンド
- 月の積立金額:1万円
1.楽天証券にログインします
2.上部タブの「NISA 全力応援!」をクリックします
3.上部タブの「積立設定」クリックします
4.下部にある「新しく積立するファンドを探す」をクリックします
5.「検索窓にキーワードを入力する」または「ランキングから欲しいファンドを探す」のいずれかで、投資したい商品を見つけ、商品詳細ページに移動します
6.商品詳細ページの「積立設定」をクリックします
7.「毎月の積立金額」と「分配金コース」を設定し、「目論見書の確認へ」をクリックします
※この記事では10,000円に設定し、「再投資型」を選択しています
※このファンドは分配金が出ないため「再投資型」「受取型」どちらでも違いはありません
8.「目論見書の閲覧」で目論見書の内容をチェックし、下部の「同意して次へ」をします
9.引き落とし方法を次の4つの方法から選択し、「次へ」をクリックします
- 楽天キャッシュ(電子マネー)
- 楽天カードクレジット決済
- 証券口座(楽天銀行マネーブリッジ)
- その他金融機関
オススメの方法はポイントが付与される「楽天キャッシュ(電子マネー)」または、「楽天カードクレジット決済」です
※この記事では「楽天カードクレジット決済」を選んでいます
10.積立設定を確認し、ポイント利用の設定を行います
11.上記が完了したら暗証番号を入力し「設定する」をクリックします
これで積立設定は完了です。
楽天証券の新NISA「つみたて投資枠」を活用するコツ
楽天証券の新NISA「つみたて投資枠」を活用する2つのコツについて解説します。
- 楽天ポイントをためる・有効活用する
- つみたて投資枠の積立頻度・金額のオススメ設定
楽天ポイントをためる・有効活用する
ここでは楽天証券の「つみたて投資枠」で楽天ポイントをためる2つの方法と、楽天ポイントの使い道について解説します。
- キャッシュレス積み立てを行う
- 「楽天・プラスシリーズ」の投資信託を購入する
- 楽天ポイントの使い道
キャッシュレス積み立てを行う
楽天証券のキャッシュレス積立には、「楽天クレジットカード決済」と「楽天キャッシュ決済」があります。
楽天クレジットカード決済では、月10万円までポイント還元の対象です。対象のカードと還元率は下記を参照してください。
還元率 | 年会費 (税込) | |
---|---|---|
楽天 プレミアムカード | 1.0% | 11,000円 |
楽天 ゴールドカード | 0.75% | 2,200円 |
楽天 カード | 0.5% | 無料 |
還元率が最も高いのは楽天プレミアムカードです。ただし年会費が11,000円かかります。キャッシュレス積立の還元だけで、年会費の元を取るには月におよそ92,000円、年間では110万円以上投資しなければなりません。
※92,000円×12か月×1%=11,040ポイント
次に還元率が良いカードは楽天ゴールドカードの0.75%で、年会費は2,200円です。元を取るためには月におよそ25,000円、年間ではおよそ30万円の投資が必要となります。
※25,000円×12か月×0.75%=2,250ポイント
楽天カードの還元率は0.5%と低めですが、年会費は無料です。
また「楽天キャッシュ」では、月5万円までポイント還元の対象となっています。そもそも「楽天キャッシュ」とは、楽天が発行する電子マネーです。
楽天市場をはじめとしたネットショッピング、QRコード決済「楽天ペイアプリ」を通じてコンビニをはじめとした各お店で使用できます。
楽天証券では投資信託の積立に活用でき、0.5%の還元を受けることが可能です。設定方法は、先述の引き落とし方法で「楽天キャッシュ決済(電子マネー)」を選ぶだけです。
ただし楽天キャッシュ決済を使うために、事前にチャージしておかなければいけません。オートチャージ設定をしておくと、金額が減っていれば定期的にチャージされるため非常に便利です。
「楽天・プラスシリーズ」の投資信託を購入する
先述したように楽天証券では「楽天・プラスシリーズ」を保有していると、残高に応じてポイント還元が受けられます。
信託報酬率とポイント還元率は下記の表を参照してください。
対象ファンド | 信託報酬率 (年率・税込) | ポイント還元率 (年率) |
---|---|---|
楽天・オールカントリー 株式インデックス・ファンド | 0.0561% | 0.017% |
楽天・S&P500 インデックス・ファンド | 0.077% | 0.028% |
楽天・先進国株式 (除く日本) インデックス・ファンド | 0.088% | 0.033% |
楽天・日経225 インデックス・ファンド | 0.132% | 0.053% |
楽天・NASDAQ-100 インデックス・ファンド | 0.198% | 0.05% |
楽天・SOX インデックス・ファンド | 0.176% | 0.05% |
楽天ポイントの使い道
楽天ポイントは「1ポイント=1円」として楽天市場や、コンビニやスーパー、ドラッグストアなど日々のお買い物で利用ができます。また公共料金の支払いも可能です。
また、楽天ポイントは投資信託の積立だけでなく、個別株の購入も可能です。
ポイントを再投資すれば資産形成のスピードを上げられます。また値動きが激しく現金を使うのが怖い商品や銘柄であっても、ポイントであれば気軽に投資ができることも魅力です。
つみたて投資枠の積立頻度・金額のオススメ設定
つみたて投資枠の積立頻度は、こだわりがない方であれば月1回で十分です。月1回、年12回の積立頻度であれば十分分散投資できています。
金額は各家庭の事情により異なります。基本的には負担にならない金額の範囲内で投資を行うのがベストです。手数料の元を取るために、無理して毎月9万円以上の投資を行う、ポイント目当てに月15万円の投資を行うのはオススメできません。
無理のある金額設定は、無理をしているため何かトラブルがあった場合に投資を続けられなくなってしまいます。
自分で投資金額を決められない方は、月1万円から投資を始め、慣れてきたら投資金額を増やしていきましょう。
楽天証券でNISAをやるならアプリが便利
楽天証券には「iSPEED」という株式アプリがあります。非常に使いやすいアプリですが、投資信託の購入はできません。つまり「つみたて投資枠」では使えません。
一方で、NISAの「成長投資枠」では使えます。iSPEEDはiPhoneとAndroidのどちらにも対応しており、外出先でTOPIXやS&P500などの指数、為替レート、ニュースなどをチェック可能です。
つまりスマホを閲覧できる環境であれば、どこにいても投資機会を逃しません。特にデイトレードやスイングトレードのような投資投資スタイルの方には利用をオススメします。
また無料で日経新聞を読めるため、アプリを活用すれば月4,277円〜8,000円の購読料を節約可能です。利用は無料なので、気になる方はダウンロードしてください。
楽天証券の新NISA「つみたて投資枠」注意点・デメリット
楽天証券の新NISA「つみたて投資枠」の注意点・デメリットを以下3つ解説します。
- IPO(新規公開株)の申し込みはできない
- 「つみたて投資枠」対応のアプリがない
- ポイント還元率はやや低い
IPO(新規公開株)の申し込みはできない
楽天証券のNISAでは「つみたて投資枠」「成長投資枠」ともに、IPOの申し込みができません。
そもそもIPOとは「新規公開株」のことで、未上場株式が証券取引所で取引できるようになることです。IPOは購入者を抽選で募り、当選すると公開価格で株式を購入できます。
一般的に公開価格は初値(上場したときに最初につけられる株価)よりも割安であることが多いため、IPO投資は利益が出やすい投資として個人投資家に人気です。
ただし楽天証券のNISAはIPOに対応していないため、購入する場合は特定口座または一般口座を使わなければいけません。
「つみたて投資枠」対応のアプリがない
先述したように楽天証券には「つみたて投資枠」に対応したアプリがありません。積立設定や銘柄を探す場合は、PCやスマホ、タブレットのブラウザを使う必要があります。
そのためネットに不慣れな方や操作画面に慣れていない方は、銘柄の購入や売却に戸惑ってしまうかもしれません。
ポイント還元率はやや低い
楽天証券のキャッシュレス決済の還元率はやや低いです。楽天証券はクレジットカード積立0.5%〜1%、楽天キャッシュ決済0.5%の計1.5%です。
ライバルであるSBI証券のクレジットカード決済の還元率は0.5%〜5%となっています。またauカブコム証券の12か月間限定ですが、最大3%還元になるキャンペーンを実施しています。
またキャンペーンが終わっても、ポイント還元率は最大で2%と楽天証券に勝っています。
ただし楽天証券は月15万円までがポイント還元の対象です。他社は月10万円までが多いため、投資金額が多くなるべくポイントをゲットしたい方は楽天証券を活用しましょう。
楽天証券の積立NISAに関するよくある質問
最後に楽天証券の積立NISAに関するよくある以下5つの質問に回答します。
- NISA口座を他の証券会社から楽天証券に変更できる?
- 楽天カード以外のクレジットカードは積立に使える?
- 積立は楽天カードと楽天キャッシュどちらがお得?
- 楽天証券の積立NISAではポイントはたまる?使える?
- 積立NISAをやるならSBIと楽天どちらがいい?併用できる?
NISA口座を他の証券会社から楽天証券に変更できる?
NISA口座を他の証券会社・金融機関で開設していても、楽天証券に変更可能です。そもそもNISA口座は1人1口座しか持てません。
そのため楽天証券のNISA口座で取引したい場合は、移管手続きが必要です。ただしNISA口座で今年取引をしている場合は、10月以降でないと移管手続きは行えません。
気になる手続き方法は、楽天証券のホームページをご確認ください。
楽天カード以外のクレジットカードは積立に使える?
楽天カード以外のクレジットカードは積立に使えません。積立に使用できるカードは以下の3つです。
還元率 | 年会費 (税込) | |
---|---|---|
楽天 プレミアムカード | 1.0% | 11,000円 |
楽天 ゴールドカード | 0.75% | 2,200円 |
楽天 カード | 0.5% | 無料 |
積立は楽天カードと楽天キャッシュどちらがお得?
楽天カードであれば楽天キャッシュとの差はありません。一定金額以上積立ができるのであれば楽天プレミアムカード、または楽天ゴールドカードの方がお得です。
楽天証券の積立NISAではポイントはたまる?使える?
楽天証券の積立NISAでは、キャッシュレス決済で積立を行うとポイントがたまります。また「楽天・プラスシリーズ」を保有すれば、残高に応じてポイント還元がされます。
また付与されたポイントは、1ポイント1円として利用可能です。
積立NISAをやるならSBIと楽天どちらがいい?併用できる?
すでに使っているサービスで決めるのがオススメです。日頃からVポイントを活用している方はSBI証券が良いでしょう。
一方で楽天市場や楽天銀行など楽天銀行を使っている方は、楽天証券をオススメします。
またNISA口座は1人1口座しか持てないため、併用はできません。ただしどちらも良い証券会社です。購入できる銘柄や機能が違うため、どちらの口座も開設して損はありません。
まとめ:楽天証券の積立NISAでコツコツ資産形成しよう
この記事では楽天証券の積立NISAの概要や魅力、オススメ商品について解説しました。メリットは以下の4つです。
- 取引手数料が無料
- 楽天ポイントがたまる・使える
- 選べる投資信託の本数が多い
- 100円からでも積立可能
楽天証券は取引手数料が無料なので、余計なコストがかからず積立NISAを始められます。また低コストで長期投資に適した商品を数多く扱っており、投資初心者だけでなく上級者にもオススメできる証券会社です。
NISAは運用益に税金がかからないため、複利効果と非常に相性の良い制度です。複利効果を活用すると長期で投資するほど、利益が増えていきます。
つまりNISAは、長期投資家が恩恵を受けやすい制度となっています。老後資金を準備したい、貯蓄だけではお金の不安があるという方は今すぐ楽天証券でNISAを始めましょう。