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【初心者必見】1株から買える銘柄13選|ミニ株・単元未満株のオススメや注意点を解説

2024年06月25日 公開 
2024年09月30日 更新
1株から買える銘柄13選|ミニ株・単元未満株のオススメや注意点を解説
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「1株から買える銘柄を知りたい」
「1株でも保有していれば高配当や値上がり益を狙える銘柄を知りたい」
「1株から銘柄を買える証券会社を知りたい」

2024年から新NISAが始まり、株式投資に興味のある方も多いのではないでしょうか。

2023年には主要ネット証券会社3社が、ミニ株・単元未満株と呼ばれる1株から銘柄が買える制度をスタートしたことにより、今まで以上に投資のハードルが下がりました。

この記事ではミニ株・単元未満株の概要や1株から買えるオススメ銘柄13選を解説します。

資金が数千円でも、高配当や値上がり益を狙える銘柄はたくさんあるので、ぜひこの記事を参考に株式投資を始めてみましょう。

※本記事は2024年9月時点での情報をもとに執筆しています。

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ミニ株・単元未満株なら1株から買える

ミニ株・単元未満株とは、100株(1単元)よりも少ない単位で注文できるサービスのことです。

通常の株式投資では100株(1単元)以上100株単位でしか取引ができません。そのため1つの銘柄を購入するには、数十万から数百万円以上の投資資金が必要です。

たとえばトヨタ自動車の株を100株注文しようと思うと、2024年9月時点の株価はおよそ2,650円のため30万円近い投資資金を用意しなければいけません。

一方で単元未満株であれば1株から注文できるため、最低投資金額として3,000円も用意すれば十分です。

※実際には株式の購入代金に加え、売買手数料が必要ですが、説明をわかりやすくするために省略化しています。

またミニ株や単元未満株の名称は証券会社によって異なります。

証券会社ごとにオススメのミニ株・単元未満株の銘柄を探したい場合は、上記の名称で検索してください。

1株から買えるミニ株・単元未満株のオススメ13選

1株から買えるミニ株・単元未満株を、高配当利回りと値上がりの2つの観点から計13銘柄紹介します。

また1株保有でも株主優待がもらえる銘柄については、以下の「1株で株主優待がもらえるオススメ銘柄10選|ミニ株なら少額でクオカードや割引券をゲット」をご覧ください。

配当利回りが高いミニ株・単元未満株

配当利回りが高いオススメのミニ株・単元未満株は、以下の8つです。

  1. 三菱 UFJフィナンシャル・グループ
  2. 鉄建建設
  3. 沖縄セルラー電話
  4. ヒューリック
  5. 住友倉庫
  6. 日本たばこ産業(JT)
  7. ジャックス
  8. 日本電信電話(NTT)

1.三菱 UFJフィナンシャル・グループ

株価(2024年9月時点)およそ1,450円
1株あたりの配当金50円
配当利回りおよそ3.44%
配当の権利確定月3月と6月

三菱 UFJフィナンシャル・グループは、メガバンク3行のうちの1行で、日本最大手の銀行です。日本は金利の上昇が予測されているため、業績の向上による増配が期待できます。

2023年には発足以来最高益を達成しており、業績は絶好調です。

配当金は右肩上がりに増えており、2008年3月期の14円から2025年3月期は3.5倍の50円に増える予定です。

また累進配当を実施しており、株主を大事にしている会社といえます。

累進配当とは株主に対して減配しないことを約束し、かつ利益成長に応じた増配をすることです。

2.鉄建建設

株価(2024年9月時点)およそ2,400円
1株あたりの配当金100円
配当利回りおよそ4.16%
配当の権利確定月3月

鉄建建設は、鉄道関連工事に強みを持つ建設会社です。近年はリニア中央新幹線の山梨県内の工事を受注しています。

また国内だけでなく中国やシンガポール、ミャンマーなど海外でも複数の実績を持っているゼネコンです。JR東日本が株主かつ主要顧客であるため、安定して工事を受注できるのが強みといえます。

売上は1,800億円前後で安定しており、2008年3月から2024年3月までの17年間で営業利益が赤字になった年は、2013年3月の一度だけです。

また2024年から累進配当を導入するため、安定して配当金を受け取れるのが強みといえます。

配当利回りは4%前後のため、安定的に高い配当金を受け取りたい方にオススメです。

3.沖縄セルラー電話

株価(2024年9月時点)およそ4,040円
1株あたりの配当金120円
配当利回りおよそ3.05%
配当の権利確定月3月と9月

沖縄セルラー電話は、沖縄県で「au・UQ・povo」の3ブランドを展開する総合通信業者です。2024年4月には12期連続で増益を達成しています。

また株主還元にも積極的な会社で、24期連続増配の予定です。予定通り増配されると、02年3月期の配当金2.1円からおよそ57.1倍の120円になります。

今後も増配されると考えるならば、保有しているだけで年々配当金が増え、生活を豊かにできる銘柄といえるでしょう。

4.ヒューリック

株価(2024年9月時点)およそ1,480円
1株あたりの配当金52円
配当利回りおよそ3.51%
配当の権利確定月12月

ヒューリックは、銀座の大家さんと呼ばれる不動産会社です。銀座を中心に、都心に多くの不動産を抱えているのが特徴です。

これまでヒューリックは、オフィス向けの物件で成長してきました。しかし近年は高級旅館「ふふ」や教育サービス「こどもでぱーと」を開業させ、ポートフォリオを多様化させています。

17期連続増配と最高益更新を計画しており、業績に問題はありません。また16期連続増配も計画しており、株主還元も積極的に行っています。

5.住友倉庫

株価(2024年9月時点)およそ2,740円
1株あたりの配当金101円
配当利回りおよそ3.69%
配当の権利確定月3月と9月

住友倉庫は、住友グループの総合物流企業です。またオフィスビルの賃貸を中心とする不動産事業も営んでいます。

2008年3月期から営業利益・経常利益ともに一度も赤字転落していないため、安定した業績が強みです。

また2008年から一度も減配しておらず、長期で安心して保有できる高配当銘柄ともいえます。

6.日本たばこ産業(JT)

株価(2024年9月点)およそ4,200円
1株当たり配当金194円
配当利回りおよそ4.62%
配当金の権利確定月6月と12月

日本たばこ産業(以下、JT)は、日本で唯一たばこを製造販売している会社です。

配当金の原資となる「フリーキャッシュフロー」は2018年度から2022年度の5年間黒字を維持しています。
フリーキャッシュフローとは企業が自由に使えるお金のことです。株主還元以外にも設備投資や借入金の返済に活用できます。

また自己資本比率は50%を超えており、倒産する可能性が非常に低いため、長期的に安心して保有できるのも魅力です。
自己資本比率とは、会社の安全性を示す指標の1つです。目安は30%〜50%と言われています。

7.ジャックス

株価(2024年9月点)およそ3,910円
1株当たり配当金180円
配当利回りおよそ4.60%
配当金の権利確定月3月と9月

ジャックスはMUFGグループの信販会社です。EPSは2010年から2023年の13年間で6.14倍に成長しており、今後の増配にも期待ができます。

配当金は年々増えており、2020年から2023年の間で「25円から180円」と7.2倍に増えています。増配に積極的な会社の株式を保有していると、年々配当金が増えるのが魅力です。

※2024年8月に通期業績予想の下方修正を行い、配当金も従来の210円から180円に減配しています。ただ、長期的に見れば驚異的なペースで増配している会社なので、市況が変わればまた配当金を増やしてくれる可能性は高いです。

8.日本電信電話(NTT)

株価(2024年9月点)およそ150円
1株当たり配当金5.2円
配当利回り3.46%
配当金の権利確定月3月と9月

日本電信電話(以下、NTT)はNTTドコモやNTT東日本、NTT西日本などを子会社に持つNTTグループの持株会社です。

2023年7月1日に「1株→25株」の株式分割を実施し、2万円前後で100株を購入できるようになりました。

NTTの魅力は何と言っても安定性です。過去10年、営業利益が赤字になった年はありません。また営業収益・営業利益ともに、増加しており今後の成長性にも期待が持てます。

さらに配当金は20年間で10倍になっており、株主還元にも積極的です。

「株式投資を始めたいけど、どの銘柄を購入したらいいかわからない」という投資初心者にもオススメできる銘柄です。

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値上がりが期待できるミニ株・単元未満株

値上がりが期待できるミニ株・単元未満株は以下の5つです。

  1. TDK
  2. 東京エレクトロン
  3. ソニーグループ
  4. ダイキン工業
  5. 中電工

1.TDK

株価(2024年9月時点)およそ9,610円
1株あたりの配当金120円
配当利回りおよそ1.25%
配当の権利確定月3月と9月

TDKは総合電子部品メーカーです。TDKの製品は、スマホやパソコン、電化製品、自動車など私たちの身近なところで使われています。

特にここ数年は生成人工知能(AI)のブームにより、AI半導体を作るためにTDKの製品需要が高まっている状況です。AI半導体は、能動部品と受動部品によって構成されています。

能動部品とは米エヌビディアの作るGPUが該当し、受動部品にはTDKの製品である、積層セラミックコンデンサーやインダクターなどがあります。

現在はGPUに大きな注目を集めていますが、本来能動部品と受動部品はセットであるため、能動部品だけが伸びていくことはありえません。

そのため米エヌビディアのGPUの需要が高まれば、TDKの扱う製品の需要も伸びると考えられます。

今後も人生成人工知能ブームが続くと考える方は、投資を検討してください。

2.東京エレクトロン

株価(2024年9月時点)およそ25,500円
1株あたりの配当金519円
配当利回りおよそ2.04%
配当の権利確定月3月と9月

東京エレクトロンは半導体製造装置メーカーです。東京エレクトロンの製品は、半導体チップの製造プロセスにおいて不可欠な装置として、世界中で使用されています。

特にここ数年はAIやIoT、自動運転技術の発展により半導体の需要が急速に増加しており、東京エレクトロンの製品需要も高まっている状況です。

今後もAIやIoT、自動運転車などの分野で半導体の需要が増加すると考えられるため、同社の成長も期待できます。

半導体業界の成長を予想する方は、東京エレクトロンへの投資を検討してみてください。

3.ソニーグループ

株価(2024年9月時点)およそ14,100円
1株あたりの配当金85円
配当利回りおよそ0.60%
配当の権利確定月3月と9月

ソニーグループは以下の事業を展開している総合エンターテインメント企業です。

  • エレクトロニクス
  • ゲーム
  • エンターテインメント
  • 半導体
  • 金融

特にここ数年は、ゲーム業界の成長やエンターテインメントコンテンツの需要増加により、ソニーの製品やサービスの需要が高まっている状況です。

ゲーム事業では、PlayStationシリーズが世界中で高い人気を誇っています。PlayStation5の発売以降、ゲームハードウェアだけでなくソフトウェアや関連サービスの売上も増加しています。

また2024年9月には「PS5 Pro」を発表し、大きな注目を集めました。

さらに、同社はイメージセンサーの分野でも活躍中です。iPhoneをはじめとしたスマートフォンやデジタルカメラ、自動運転車など幅広い用途でソニーの製品が採用されています。

今後はAI技術やIoTの普及に伴い、高性能なイメージセンサーの需要はますます増加する見込みです。

4.ダイキン工業

株価(2024年9月時点)およそ19,100円
1株あたりの配当金240円
※創業100周年記念配当50円含む
配当利回りおよそ1.04%
配当の権利確定月3月と9月

ダイキン工業は、世界最大の空調機メーカーです。家庭用から業務用、産業用の垣根なく製品を提供しています。

営業エリアは日本・米州・中国・アジア・欧州・オセアニア・中近東・アフリカなどです。

特にここ数年は、地球温暖化の進行や都市化の加速により、空調機器の需要が世界的に増加しています。そのため、ダイキン工業の製品需要も高まっています。

同社の強みは、高い技術力と環境に配慮した製品開発力です。エネルギー効率の高い空調システムや、環境負荷を低減する冷媒技術の開発に注力しており、これが市場で高く評価されています。

今後も、環境規制の強化やエネルギー効率の向上が求められる中で、同社の技術はますます求められるでしょう。また、インドをはじめとした新興国市場での空調機器の普及も進んでおり、これらの市場での成長も期待されています。

5.中電工

株価(2024年9月時点)およそ3,330円
1株あたりの配当金120円
配当利回りおよそ3.60%
配当の権利確定月3月と9月

中電工とは中国電力系の設備工事会社です。中国地方を中心に都市圏の工事も受注しています。

近年は熊本のTMSCをはじめとした半導体工場建設が相次いでおり、設備業者の需要が高まっています。また案件を選別できるほど依頼が舞い込んでおり、収益化の改善が進んでいることも魅力です。

今後もAIブームにより、各社が設備投資を進めることが予想されます。そのため中電工の需要も高まるでしょう。

ミニ株や単元未満株を買うなら!オススメ証券会社3選

ミニ株や単元未満株を買うなら、手数料や信頼性などさまざまな観点から次の3社がオススメです。

SBI証券

引用元:SBI証券

手数料
通常口座NISA口座
1日定額~50万円1取引ごと~10万円購入時売却時
¥0¥0¥0¥0
口座開設維持費先物・オプションミニ株投資信託
¥0
IPO日経225ミニeワラント信用取引夜間取引
外国株
米国株中国株韓国株

SBI証券は、グループ全体で口座開設者数が1,000万人を超える大手ネット証券です。

SBI証券では条件選択と検索結果が1つの画面でチェックでき、非常にわかりやすい画面構成になっています。

検索画面で選択できる項目が多く、優待獲得に必要な金額などでも銘柄を絞り込めるのは優待目当ての投資において大きなメリットとなるでしょう。

手数料も業界最安水準ですので、迷ったらSBI証券を選ぶことをおすすめします。

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楽天証券

引用元:楽天証券

手数料
通常口座NISA口座
1日定額~50万円1取引ごと~10万円購入時売却時
¥0¥0¥0¥0
口座開設維持費先物・オプションミニ株投資信託
¥0
IPO日経225ミニeワラント信用取引夜間取引
外国株
米国株中国株韓国株

楽天証券は、口座開設数が1,100万人超えの大手ネット証券です。

国内株式・投資信託の売買手数料が完全無料で、低コストで投資できることから人気があります。

楽天銀行や楽天カードの利用によって、決済額に応じた楽天ポイントがもらえるなど、楽天グループならではのお得な要素も多いです。

楽天経済圏の方やポイント投資に興味のある方には、楽天証券をオススメします。

楽天ポイントでお得に投資!ツールも充実 楽天証券で口座開設

マネックス証券

引用元:マネックス証券

手数料
通常口座NISA口座
1日定額~50万円1取引ごと~10万円購入時売却時
¥550¥90¥0¥0
口座開設維持費先物・オプションミニ株投資信託
¥0
IPO日経225ミニeワラント信用取引夜間取引
×
外国株
米国株中国株韓国株
×

マネックス証券の特徴は、圧倒的な情報量と扱いやすいツールの数々です。

特に、マネックス証券では株主優待内容・権利月・投資金額のシンプルな3条件でのみ検索が可能ですので、初心者でも好みの銘柄を探しやすいというメリットがあります。

初心者でも企業の業績予想などを簡単に把握できる銘柄スカウターや株価情報をリアルタイムでチェックできるマーケットボードの他、株取引に関するツールをうまく使えば好みの株主優待を探しやすくなるでしょう。

サポートも手厚く、初心者からベテランまで使いやすいネット証券です。

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1株から買えるミニ株や単元未満株のメリット

ここでは1株から買える銘柄のメリットについて、以下4つを解説します。

  • 少額からでも始められる
  • 分散投資ができる
  • 株主優待や配当金がもらえることがある
  • 積立投資がしやすい

少額からでも始められる

最も大きなメリットは、少額から投資が始められることです。

多くの証券会社ではまだまだ、100株(1単元)からしか投資ができません。そのため多くの銘柄が数十万〜数百万円以上の投資資金が求められます。

たとえばユニクロを運営しているファーストリテイリングの株価は、2024年9月時点でおよそ47,900円のため、100株購入するためには500万円近い資金が必要です。

1株から購入できると数百円から数万円で株式が買えるため、多額の投資資金を用意する必要がなく、投資を始めやすいです。

分散投資ができる

1株から購入できれば、少ない投資資金でも分散投資ができます。分散投資とは複数の銘柄や業界に投資することです。

1つの銘柄に集中投資していると、多額の利益を得られる可能性があります。一方で投資した銘柄が暴落または倒産すると、多額の損を被ります。

分散投資は複数の銘柄を分散して購入することで、損失を被るリスクを小さくする方法です。

100株購入の場合、分散投資で複数の銘柄を購入するためには、多額の投資資金が必要です。しかし1株からできる銘柄を選べば、少額で複数の会社の株を購入することができます。

株主優待や配当金がもらえることがある

1株でも保有していると、株主優待や配当金をもらえることもあります。

株主優待は100株以上の保有を条件にしている会社も多いですが、先述したように1株でも保有していれば株主優待を受け取れることもあります。

さらに配当金を実施している会社の株式を購入すれば、1株の所有であっても配当金をもらえます。

積立投資がしやすい

少額で個別銘柄を積立投資できることも、1株から購入できる銘柄のメリットです。

個別銘柄の投資資金は最低数十万円から数百万円のケースが一般的です。そのため積立投資を行うためには、莫大な投資資金を用意しなければいけません。

ただ1株から購入できる銘柄であれば、毎月の収入・お小遣いの中から少しずつ積立投資ができます。

そのため投資初心者であってもコツコツと積立投資を行うことで、本来なら手が出せない高値の銘柄を購入することが可能です。

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1株から買えるミニ株や単元未満株のデメリット・注意点

1株から買える銘柄にはデメリットや注意点もあります。投資を始めたから後悔しないために、以下5つのデメリットと注意点を把握しておきましょう。

  • 手数料が割高になる
  • 取引時間が制限される
  • 選べる銘柄が限定される
  • 必ず配当金や株主優待がもらえるわけではない
  • 大きなリターンは狙えない

手数料が割高になる

1株から買える銘柄は、100株から購入できる銘柄に比べて手数料が割高であるケースが多いです。

楽天証券では100株以上の取引であれば「ゼロコース」を選ぶことで、約定代金に関わらず売買手数料がいつでも0円です。スプレッドもありません。

一方で「かぶミニ」のリアルタイム取引だと、取引ごとに0.22%のスプレッドが発生します。

手数料やスプレッドは取引ごとに発生するため、何度も取引を行うと、多額の手数料を証券会社に支払うことになります。

ただ、SBI証券は1株から買える銘柄であっても、手数料は一切かかりません。楽天証券は寄付取引であればスプレッドが発生しません。

可能な限り手数料の支払いを抑えるためには、証券会社の手数料体系を確認したうえで、取引を行う必要があります。

取引時間が制限される

1株から購入できる銘柄は取引時間が制限されています。また楽天証券以外ではリアルタイム取引ができないため、売買タイミングを逃す可能性があります。

特にデイトレードで1日に何回も売買を行う方には、1株から買える銘柄はオススメしにくいです。「少額からデイトレードに挑戦したい」という方は、楽天証券を利用しましょう。

選べる銘柄が限定される

1株から購入できる銘柄は通常の取引に比べて、選べる銘柄が限定されています。投資家に人気のあるトヨタ自動車やNTTといった銘柄であれば、多くの証券会社で取引が可能です。

一方でマイナーな銘柄を取引したい場合は、その銘柄を扱っている証券会社を探さなければいけません。銘柄によってはどこの証券会社でも取り扱っていない可能性があります。

自分の取引したい銘柄を自由に売買できないのは、1株から購入できる銘柄のデメリットです。

配当金や株主優待がもらえるとは限らない

1株保有しても必ず配当金や株主優待をもらえるわけではありません。

無配の銘柄を選んでしまうと、いくら保有株数を増やしても配当金は受け取れません。

配当金を受け取りたい方はIR情報を確認し、配当金が支払われるのか、配当金の金額はいくらなのかを投資する前に確認しましょう。

また多くの会社で、雑貨部以上保有していないと株主優待を受け取れません。株主優待目的で投資する場合は、株主優待の条件を確認し、何株保有すれば受け取れるのかをチェックしましょう。

大きなリターンは狙えない

1株から購入できる銘柄は少額から投資できますが、大きなリターンは狙いにくいです。

基本的に投資ではリスクとリターンは比例するため、ミニ株は損失額を小さく抑えられますが、期待できるリターンも小さくなります。

1株1,000円の銘柄を1株と100株でそれぞれ購入し、株価が1,100円に値上がりした段階で売却した場合のリターンの差を比べてみましょう。

1株購入した場合のリターンは「(1,100円×1株)-(1,000円×1株)=100円」です。
一方で100株購入した場合のリターンは「(1,100円×100株)-(1,000円×100株)=10,000円」となります。

同じ銘柄を購入していても投資金額が違うだけで、リターンに100倍もの差が生まれます。大きくリターンを得たい場合、相応の株式を保有する必要があります。

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1株から買える銘柄によくある質問

最後に1株から買える銘柄のよくある以下4つの質問に対して回答します。

  • 1株から買える銘柄をどうやって探せますか?
  • 1株からの投資はNISAでできますか?
  • 証券会社によってS株・ワン株など名称が異なりますが違いはありますか?
  • ミニ株・単元未満株を1単元にできますか?

1株から買える銘柄はどうやって探せますか?

この記事で紹介したSBI証券・楽天証券・マネックス証券での探し方を解説します。

SBI証券は銘柄を検索し、銘柄名の右側に「単元未満株」と表記があれば1株から購入できます。

引用元:SBI証券

楽天証券はこちらの資料に、1株から買える銘柄がまとめられています。寄付取引とリアルタイム取引で購入できる銘柄が異なるため、注意が必要です。

また今後銘柄が追加される可能性があるため、銘柄を探す際は楽天証券のホームページを確認し、最新情報を追ってください。

マネックス証券ではログインし、​上部タブの「商品・サービス」の中にある「単元未満株」をクリックすると、1株から買える銘柄を探せます。

引用元:マネックス証券

1株からの投資はNISAでできますか?

この記事で紹介したSBI証券・楽天証券・マネックス証券は、NISAで1株からの投資が可能です。

ただし証券会社によってはNISAでの投資ができない可能性があるため、上記の3社以外の証券会社を使用する場合は、事前に確認してください。

証券会社によってS株・ワン株など名称が異なりますが違いはありますか?

大きな違いはありませんが、取扱銘柄や取引時間など細かい部分が異なります。

記事中で紹介したSBI証券・楽天証券・マネックス証券の違いは、「1株から買えるオススメ証券会社・金融機関」にて表でまとめているため参考にしてください。

ミニ株・単元未満株を1単元にできますか?

ミニ株や単元未満株もコツコツと買い進めていけば、1単元にできます。たとえば現在1株保有している場合は、99株買い足すことで1単元になります。

1単元以上の保有を株主優待の条件にしている銘柄は多いです。株主優待目的でミニ株・単元未満株投資を始める方は、焦らずコツコツと銘柄を買い足していきましょう。

まとめ:1株から買える銘柄なら少額でも株式投資ができる

この記事では1株から買えるオススメ銘柄13選、オススメの証券会社や1株から買える銘柄のメリット・デメリットについて解説しました。

1株から買える銘柄の大きなメリットは、少額で株式投資ができることです。少額投資は損失のリスクを減らし、経験を積むことができます。

さらに銘柄を選べば、配当金や株主優待をもらうことも可能です。どのような銘柄を購入していいかわからないという方は、配当金を定期的にもらえる銘柄を選ぶのもオススメです。

株式投資を始めるためには、証券口座を開設しなければいけません。一押し証券口座はSBI証券です。

SBI証券は取引手数料とスプレッドが無料で、株式投資に費用がかかりません。また取扱銘柄数も非常に多く、東証に上場しているほとんどの銘柄に投資が可能です。

そのためどの証券口座を開設しようか迷っている方は、SBI証券がオススメです。

口座開設は下記のリンクから行えます。

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内田 まさみ ラジオNIKKEI
日経CNBCの番組パーソナリティ
経済雑誌多数連載中
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