【保存版】TradingViewのリアルタイム表示と遅延理由・解消方法|株・先物チャートはなぜ遅れる!?
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TradingViewは、トレード仲間とつながるSNS機能を有した次世代型チャートツールです。初回限定で、機能が豊富な有料プランを1ヶ月無料で利用可能。ぜひ最高のトレード環境を体験してください。
「TradingViewで日本株の表示が遅れるのはなぜ?」
「米国株や先物が遅れて見えるけど、どうやって解消するの?」
「TradingViewのチャートにリアルタイムで表示できる商品はなに?」
今回は上記の疑問を解決し、この記事を読むことで以下3つのポイントが分かります。
【この記事から分かること】
- TradingViewでチャートをリアルタイムで表示できない原因
- TradingViewでチャートをリアルタイムで表示する方法
- TradingViewでチャートのリアルタイム表示を利用した方が良い人
株式や先物でスキャルピングやデイトレードをする方こそ、ぜひ参考にしてください。
目次
最強のテクニカル分析は?
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TradingViewの無料版ではリアルタイムに表示できない商品がある
TradingViewでは、株式や先物などが売買される取引所の違いにより、無料版ではチャートにリアルタイムで表示できない商品があります。
TradingViewは有料版を契約した後に「リアルタイムデータ」を購入することで、対象商品のチャートをリアルタイムで表示できるようになります。
一例として、東京証券取引所におけるチャートの遅延時間とリアルタイムデータの購入料金を見てみましょう。
取引所名 | 遅延時間 | 購入料金 |
---|---|---|
東京証券取引所 | 20分間 | 3米ドル/月 |
東京証券取引所には日本を代表するトヨタ自動車(証券コード:7203)をはじめ、2022年2月末時点で3,866社が上場していますが、日本株・全銘柄のチャートが20分ほど遅れて表示されます。
上場銘柄をリアルタイムでチャート表示したいときは、毎月3米ドル(約405円)を支払う必要があります。
後ほど「リアルタイムデータを購入する方法」で説明する簡単な手続きを済ませることで、対象商品のチャート遅延が解消されます。
ところで、TradingViewの無料版であっても表示できる全商品のチャートが遅延するわけではありません。
FXと暗号資産(仮想通貨)については、世界中の取引所から提供される価格データをリアルタイムでチャートに反映します。
その他の商品は取引所によって異なり、東京証券取引所のようにリアルタイムでチャートを表示させるには価格データを購入する必要がある取引所が大半です。
チャート表示に遅延が生じるとトレードに悪影響を与えるため、実際のトレードのツールとしてTradingViewを使う前に知っておきたいポイントを押さえていきましょう。
TradingViewでリアルタイムに株・先物チャートをみるなら有料版が必要
TradingViewのチャートに表示できる商品と無料版のままでリアルタイムに表示できる商品は次のとおりです。
商品名 | リアルタイム表示(無料版) |
---|---|
FX | ◯ |
暗号資産 | ◯ |
株式 | △ |
先物 | △ |
指数 | △ |
債券 | △ |
ファンド | △ |
◯:可能、△:取引所により異なる
FXと暗号資産(仮想通貨)以外の商品が無料版のままでリアルタイム表示できるか否かは、取引所によって異なります。
例えば米国ニューヨーク証券取引所やインド国立証券取引所は、無料版のTradingViewで全商品の価格がリアルタイムに表示されます。
一方で、東京証券取引所や英国ロンドン証券取引所では全商品の価格が一律に遅れて表示されます。
上場銘柄をリアルタイムでチャート表示したいとき、TradingViewの有料版を契約した後にリアルタイムデータを購入する必要があります。無料版のままではリアルタイムデータを利用できません。
有料プラン名 | 月次料金 | 年次料金 |
---|---|---|
Essential | 14.95ドル/月 | 155.40ドル/年 (12.95ドル/月) |
Plus | 29.95ドル/月 | 299.40ドル/年 (24.95ドル/月) |
Premium | 59.95ドル/月 | 599.40ドル/年 (49.95ドル/月) |
上記は有料版の通常料金です。決して安い金額ではありませんが、TradingViewでは期間限定キャンペーンや過去の利用履歴から個別に割引オファーをもらえるので、それらを活用して節約しながら有料版を利用できます。
例えば2023年3月には、「月次会員様限定オファー」として年次プランの全てが50%オフのキャンペーンが開催されていました。
また、11月末に行われる米国のブラックフライデーセールでは、TradingViewも有料プランの大幅な割引セールを開催するのが恒例となっています。
なお利用目的によっては遅延したままのチャートであっても問題がないため、無料版を続けることで余計なコストを支払わずに済みます。
対して、どのような人がTradingViewでリアルタイムデータを購入する必要があるのかを見ていきましょう。
TradingViewでリアルタイムデータを購入する必要がある人
それではTradingViewでリアルタイムデータを購入する必要がある人を紹介します。
- 日本株と先物をリアルタイム表示したい人
- 米国株と先物をリアルタイム表示したい人
リアルタイム表示には、有料版とデータ購入料をダブルで負担することになります。本当に必要か否かの判断材料にしてください。
日本株と先物をリアルタイム表示したい人
まずは日本株と先物をリアルタイム表示したい人です。主にスキャルピングとデイトレードをする方が該当します。
例えば日本市場で最も取引量が多いのは東京証券取引所です。9時開場の寄付直後から5分足らずで売買が激増し、各銘柄が値幅を伴って動く10時前までの間に15時閉場までのチャートの方向性がほぼ決まります。
つまり日本株で寄付直後をリアルタイムに表示できないとなると、トレードで稼ぎたい方にとってチャートが遅延したままのTradingViewは使い物になりません。
また、日経225先物やTOPIXなどの指数先物も日本株と同じく20分間遅れて表示されます。現物株式と深く影響し合って価格が形成されるため、出来高が激増する9時直後をリアルタイムで表示できないとなるとリアルトレードには使えないです。
そのためTradingViewのチャートを見ながら日本株と先物のスキャルピングとデイトレードをしたい方は有料版を契約してリアルタイムデータを購入する必要があります。
1つ重要な補足です。2023年3月現在、日本の株式と先物を取り扱うほとんどの証券会社の口座とTradingViewのアカウントを連携(紐づけ)できないため、多くの人がTradingViewから直接注文できる環境にないと考えられます。
日本株・先物のデイトレードとスキャルピングに利用する際は、あくまでTradingViewの最先端チャートのみの利用に留まりますが、リアルトレードに活用しないのはもったいないですね。
そこでおすすめなのが、TradingViewをチャート分析に特化して使い、証券会社のスマホアプリを注文専用として組み合わせる方法です。
証券会社のスマホアプリにはワンタップ注文(スピード注文機能)があるので、タイムロスを減らしたトレードが可能になります。
またTradingViewは、FXとCFD商品を得意とするブローカーを中心に着々と口座連携を進めているので、リアルタイムで日本株・先物を売買できる日を心待ちにしておきましょう。
米国株と先物をリアルタイム表示したい人
米国株も日本株と同じく、米国株と先物をリアルタイム表示したい人で、スキャルピングとデイトレードをする方が該当します。
日中が忙しくてチャートを見れない方は、サマータイムで日本時間22時から開場する米国市場でトレードしてみてはいかがでしょうか。
世界最大の時価総額を誇るアップル(APPL)をはじめ、電気自動車や宇宙、Twitter買収でテーマ性に溢れるテスラ(TSLA)など、世界を代表する企業の銘柄を売買できます。
ダウ先物・S&P500先物・ナスダック先物などは現物株式と相互に影響し合って価格が形成されるため、日本株と同じく寄付直後にリアルタイムにチャート反映されない事態を避けなければなりません(※)。
なお、米国の一部の証券会社はTradingViewのアカウントと口座連携(紐づけ)ができます。例えば東証プライム上場のマネックスグループ(証券コード:8698)の一員であるTradeStation Group, Incの口座に連携できます。
参考:TradingViewからトレードが行える証券会社一覧(公式サイト)
日本でユーザー数の多いサクソバンク証券の口座とも連携でき、同社は米国株式6,000銘柄以上、その他の国・地域を含めると11,000銘柄以上がトレード対象になり取引チャンスを増やせます。
日本株と米国株および先物でデイトレードとスキャルピングをする方は、リアルタイム表示を設定し、TraidingViewの最先端チャートを活用してください。
【(※)米国株式が遅れて見えることがある原因】
米国株式については、追加購入しなくてもほぼリアルタイムに近いデータを確認できますが、場合によってはチャートの更新頻度に違いが見られることがあります。
これは、TradingViewがデフォルトでシカゴ・オプション取引所(Cboe)からデータを取得して表示しているためです。例えば、NASDAQ上場のAppleの取引データも、デフォルトではCboeのデータがTradingView上に表示されています。
米国関連のデータをCboeから取得することで、稀にデータが遅れて見えることがあるものの、ユーザーは追加費用なしでほぼリアルタイムのデータを利用できている形です。
Cboeは米国株式市場の25%以上の取引量を占めており、多くの場合は十分な取引データを確認可能です。ただし、特にマイナーな銘柄や取引量の少ない時間帯ではデータの更新頻度が少なくなり、データが不完全になることがあります。
なお、もしこの影響が大きいと感じる場合には、NYSEやNASDAQなどから直接リアルタイムデータを購入するというオプションがあります。
TradingViewでリアルタイムデータを購入できる市場/料金と遅延時間
ここからはTradingViewでリアルタイムデータを購入できる市場において、各市場によって異なる毎月の料金と遅延時間を説明します。
- 国内取引所と日本株・先物の一覧
- 米国取引所と米国株・先物の一覧
- 海外取引所と外国株・先物の一覧
支払条件について、3つの取引所で共通する内容は次の通りです。
・ 月次と年次プランから選択
・ 買い切りとサブスク(定期購入)から選択
・ 合計金額に対して10%の税金が発生する
それでは、各取引所について順番に確認していきましょう。
国内取引所の日本株・先物一覧
TradingViewは5つの国内取引所から商品データを取得し、リアルタイムでチャートを表示することができます(2024年11月現在)。
取引所名 | 取扱商品 | 遅延時間(分) | 月額料金(ドル) |
---|---|---|---|
東京証券取引所(TSE) 福岡証券取引所(FSE) 札幌証券取引所(SSE) | 株式、指数 | 20 | 3 |
各取引所が取り扱う商品(株式・指数・先物)の銘柄が異なるため、トレード対象に応じてリアルタイムデータの取得を検討してください。
なおTradingViewを利用すれば、1枚のチャート内でさまざまな取引所の垣根なく横断して全銘柄を検索でき、瞬時にチャートを表示できるメリットがあります。
米国取引所の米国株・先物一覧
TradingViewは13か所の米国取引所から商品データを取得し、リアルタイムでチャートを表示することができます(2024年11月現在)。以下は一例です。
取引所名 | 取扱商品 | 遅延時間(分) | 月額料金(ドル) |
---|---|---|---|
ナスダック証券取引所 (NASDAQ) | 株式 | 0※ | 3 |
ナスダック・グローバル・インデックス・データ・サービス (NASDAQ GIDS) | 指数 | 15 | 5 |
ニューヨーク証券取引所 (NYSE) | 株式 | 0※ | 3 |
NYSE Arca (Arca) | 株式 | 0※ | 3 |
店頭取引市場 (OTC) | 株式 | 15 | 3 |
CMEグループ (CME、CBOT、COMEX、NYMEX) | 先物 | 10 | 7 |
米国取引所は商品の違いにより、同じ取引所に上場していても遅延時間が異なるものがあります。
例えばニューヨーク証券取引所に上場する株式は遅延なく価格配信されますが、指数は終日遅延する上にリアルタイムデータの取り扱いがありません。
また米国株式はリアルタイム表示を基本としますが(上記表の※)、チャートが正しく反映されていないように見えることがあります。
この原因はデータ提供元がシカゴオプション取引所(Cboe)であることです。米国株式市場の25%以上の取引量を占めますが、提供データの不足分が不完全なチャートとして表れます。
不完全なデータ配信を原因とする見た目上の遅延問題も、リアルタイムデータを購入することで解消できます。
海外取引所の外国株・先物一覧
TradingViewは、日本・米国以外にも世界中の取引所から商品データを取得し、リアルタイムでチャートを表示することができます。以下は一例です。
取引所名 | 取扱商品 | 遅延時間(分) | 月額料金(ドル) |
---|---|---|---|
ロンドン証券取引所 (LSE) | 株式 | 15 | 5 |
フランクフルト証券取引所 ドイツ取引所クセトラ (FWB、XETR) | 株式、指数 | 15 | 8 |
オーストラリア証券取 引所(ASX) | 株式、指数 | 20 | 18 |
上海証券取引所 (SSE) | 株式、指数 | 15 | 13 |
韓国証券取引所 (KRX) | 株式 | 20 | 3 |
表からも分かる通り、主要な海外取引所のデータは15〜20分程度の遅延で確認することができ、リアルタイムデータへのアップグレードも月額20ドル前後で利用可能です。
例えば、ロンドン証券取引所(LSE)やフランクフルト証券取引所のデータは15分の遅延で、リアルタイムへのアップグレードは月額5〜8ドルで提供されています。
スキャルピングやデイトレードの取引ツールとしてTradingViewを使う場合は、各取引所の商品ごとでリアルタイムにチャート表示できるかをあらかじめ確認しておきましょう。
他のトレーダーと差をつけるためのツールを紹介!
TradingViewは、トレード仲間とつながるSNS機能を有した次世代型チャートツールです。初回限定で、機能が豊富な有料プランを1ヶ月無料で利用可能。ぜひ最高のトレード環境を体験してください。
TradingViewでリアルタイムデータを購入する方法
ここからはTradingViewでリアルタイムデータを購入する方法を説明します。
公式サイトのトップページ上部にある「プロダクト」にカーソルを当てて表示された「価格」をクリックします。
表示された有料プラン一覧を下にスクロールし、リアルタイムデータの「世界のマーケットをあなたの手に」の下にある「利用可能な市場を探索」をクリックします。
続いてリアルタイムデータの購入です。
リアルタイムデータを購入する手順は次の通りです。
①「年次契約」または「月次契約」を選ぶ
②「国・地域」を選択する
③「リアルタイムデータを購入する取引所」にチェックを入れる
④料金を確認して「次」をクリックする
最後に支払い方法の決定です。
リアルタイムデータの料金を支払う手順は次の通りです。
①「クレジットカード」または「PayPal」を選択する
②支払い方法を1クリックで指定する(登録済みの場合)
③「契約を自動更新」する場合にチェックを入れる
④で料金を確認して「購入を完了する」をクリックする
①の支払い方法で暗号資産(仮想通貨)を選択できますが、リアルタイムデータの購入には使用できません。
またクレジットカードまたはPayPalで日本円での決済を指定している場合、TradingViewでの決済完了後に支払金額が日本円換算された領収書が届きます。
TradingViewでリアルタイムにチャートを表示する方法
時価総額世界No.1のアップル(AAPL)を例にして、TradingViewでリアルタイムにチャートを表示する方法を説明します。
TradingViewのチャート画面左上にあるシンボルアイコン(①)をクリックするか、チャート上で文字をタイプして検索パネルを開きます。
検索欄(②)に「Apple(会社名)」または「AAPL(シンボル)」を入力し、ナスダック市場に上場する銘柄(③)を選んで完了です。
商品や銘柄を問わず同じ方法でリアルタイムに表示できるので、TradingViewでのチャート分析にお役立てください。
まとめ:TradingViewで株・先物の遅延解消はデータ購入が必要
今回はTradingViewのリアルタイム表示について解説しました。
実際のトレードで使用するときに備え、以下のポイントを押さえておきましょう。
【この記事のまとめ】
- 無料版と有料版ともにリアルタイムで表示できない商品がある
- 無料版ではFXと暗号資産(仮想通貨)をリアルタイムで表示できる
- リアルタイムで表示するには有料版を契約したあとにデータを購入する
- 日本株と米国株および先物をリアルタイムで表示するにはデータ購入が必要
株と先物をトレードする方にこそ、読み返していただきたい内容です。
リアルタイムでチャートを表示するには有料プランに加えて、データ購入料が必要になります。
余計なコストを支払わないためにも、TradingViewを利用する目的に応じてリアルタイム表示にするかを決めていきましょう。
TradingViewの機能を手軽に体験してみたい方は、まずは無料スマホアプリ「Runcha」で練習してみるのもおすすめです。
TradingViewのチャートを使って手軽にFXの練習ができるだけでなく、リーマンショックなどの過去の大相場も体験可能。トレード結果の振り返り機能やランキング機能も備えており、楽しみながらスキルアップできます。