FX初心者は少額がおすすめ!必要最低資金と1万円~10万円からチャレンジする方法を徹底解説
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「FXは少額資金でもトレードできるの?」
「大きな金額での取引が怖いから少額で始めたい」
「1万円~10万円からFXを上手に始める方法が知りたい」
初めてFXに取り組む場合、大金を投じた取引に抵抗がある人もいるでしょう。
実はFXは意外と少ない資金でリスクを抑えながら取り組むことが可能です。
本記事では、FXでの少額取引を行う上でのポイントを紹介するとともに、FX会社毎に少額取引の適性を比較していきます。
これからFXを始める初心者は、少額FXからスタートするのがおすすめ。
一人前のトレーダーにステップするためのコツも解説していくので、ぜひ参考にしてください。
すぐに1万円~10万円の少額での上手な始め方を知りたい人は、「少額資金からのFXの始め方」からご覧ください。
目次
FXの少額取引は初心者におすすめ!
FXの少額取引は、特にこれから始める初心者がおすすめです。
少額取引が初心者に向いている理由と、FXの仕組みについて解説していきます。
FX初心者に少額取引がおすすめな3つの理由
FX初心者が少額取引から始めた方が良い理由としては、次の3つのポイントが挙げられます。
- FX初心者から勝ち続けるのは難しい
- 最初に大事なのは退場しないこと
- 少額取引は経験を積みやすい
FXは「ゼロサムゲーム」ともいわれますが、参加者の損益を合計するとゼロになる利益を奪い合う仕組みになっています。
また、FXの世界では初心者にハンデが与えられることはなく、トレードスキルがまだ未熟な初心者の方が負けやすいのが現実です。
このような環境の中で、第一に優先すべきなのは退場しないこと。
初めのうちは退場するリスクを避けながら取引を重ね、トレードスキルを磨いて経験者と対等に戦えるのを目指すことが大切です。
少額取引であれば負けたとしても損失は少なく、資金を全て失うリスクが抑えられるので積極的にさまざまな手法をトライすることもできます。
少額取引は、リスクを抑えながらトレードスキルを磨くのにピッタリのトレード方法というわけです。
FXをこれから始めるという人は、まずは少額取引から始めて、一人前のトレーダーへとステップアップすることをおすすめします。
初心者だけでなく、FXになかなか勝てなくて悩んでいるという人にも少額取引はおすすめです。損失のプレッシャーが少ない中で取引することで、解決への糸口が見えることがあります。
少額資金で始められるFXの仕組み
FXには、口座に入金した資金(証拠金)の最大25倍分のトレードが行える仕組み(レバレッジ)があります。
このレバレッジ取引の仕組みにより、少額な資金でも十分にトレードを行うことができます。
例えば為替レートが1米ドル = 140円のときに、1万米ドルを日本円で購入するためには本来140万円用意しなければなりません。
しかし、FXで同様の取引(米ドル/円を1万通貨買いポジションを持つ)を始める場合、最大25倍分の取引ができるため5.6万円(140万円 ÷ 25 )だけで済みます。
そして、1米ドル = 141円になったときにこのポジションを決済すると、差額の1万円を利益として受け取ることができます。
FXでは、取引を始めるときに実際に通貨(上記の140万円と1万米ドル)の受け渡しを行う必要がありません。
そのため少額資金でも大きな取引が可能というのが、FXの大きな特徴です。
少額取引に必要な資金の比較表
FXは少額から始められますが、条件がFX会社によって大きく異なるため注意が必要です。
少ない資金でFXを始める際のポイントを、FX会社毎の比較も行いながら解説していきます。
必要資金はFX会社によって異なる
国内FXにおいて、最大で証拠金の25倍の取引ができるというのは、どのFX会社でも同じです。
しかし、最小取引単位(取引可能な最低数量)はFX会社によって大きく異なるため、必要となる資金も大きく異なります。
例えば1米ドル = 140円のときに、最小取引単位が1万通貨のA社と1,000通貨のB社で、米ドル/円を取引するために必要な資金量を比べてみましょう。
FX会社 | 最小取引単位 | 必要証拠金の計算 |
---|---|---|
A社 | 1万通貨 | 140円 × 1万通貨 ÷ 25 = 5万6,000円 |
B社 | 1,000通貨 | 140円 × 1,000通貨 ÷ 25 = 5,600円 |
このように、最小取引単位によって、必要となる資金量は大きく変わります。
少額でFXを始めたい人は、FX会社の最小取引単位に注目するようにしてください。
FX会社別の最小取引単位の比較表
主要なFX会社10社について、取引に最低限必要となる資金(必要証拠金)、資金別の使いやすさなどを比較表にまとめました。
なお、資金別の使いやすさは、「資金1,000円/資金1万円/資金5万円/資金10万円」の4パターンに分けて、FX会社毎に以下のレベルで評価しています。
- ◎ 余裕あり :資金に対して最小単位がかなり小さく、余裕を持って取引できる
- 〇 問題なし :資金に対して最小単位が小さく、問題なく取引できる
- 〇 やや窮屈 :問題なく取引できるが、状況によっては窮屈に感じる可能性がある
- △ 窮屈 :最小単位でしか取引ができず、柔軟な取引ができない
- ✕ 不可能 :記載の資金では最小取引単位のポジションが持てず取引ができない
比較表では、例えば資金1万円に対して最小単位が100通貨の場合、使いやすさの評価は「〇 問題なし」としています。
米ドル/円を取引する場合、取引数量を100〜1,700通貨まで17段階に調整可能で、柔軟に取引できるからです。複数ポジションの保有や分割決済、複数通貨ペアの同時取引も十分できるでしょう。
これに対して最小単位が1,000通貨では、評価を「△ 窮屈」としています。
取引数量は1,000通貨の一択となり、1,000通貨での取引ができるのみだからです。複数ポジションを保有することはできないですし、状況に合わせて取引数量を調整することもできません。
また、最小単位が1万通貨になるとそもそも取引ができないため、「✕ 不可能」という評価となります。
FX会社 【サービス名】 | 最小 取引単位 | 必要証拠金 の目安※ | 資金1,000円 | 資金1万円 | 資金5万円 | 資金10万円 |
---|---|---|---|---|---|---|
SBI FXトレード 【SBI FXTRADE】 | 1通貨 | 5.6円 | ◎ 余裕あり | ◎ 余裕あり | ◎ 余裕あり | ◎ 余裕あり |
松井証券 【MATSUI FX】 | 1通貨 | 5.6円 | ◎ 余裕あり | ◎ 余裕あり | ◎ 余裕あり | ◎ 余裕あり |
マネーパートナーズ 【パートナーズFX nano】 | 100通貨 | 560円 | △窮屈 | 〇 問題なし | ◎ 余裕あり | ◎ 余裕あり |
LINE証券 【LINE FX】 | 1,000通貨 | 5,600円 | ✕不可能 | △窮屈 | 〇やや窮屈 | 〇 問題なし |
トレイダーズ証券 【みんなのFX】 | 1,000通貨 | 5,600円 | ✕不可能 | △窮屈 | 〇やや窮屈 | 〇 問題なし |
外為どっとコム 【外貨ネクストネオ】 | 1,000通貨 | 5,600円 | ✕不可能 | △窮屈 | 〇やや窮屈 | 〇 問題なし |
GMOクリック証券 【FXネオ】 | 1,000通貨 | 5,600円 | ✕不可能 | △窮屈 | 〇やや窮屈 | 〇 問題なし |
ヒロセ通商 【LION FX】 | 1,000通貨 | 5,600円 | ✕不可能 | △窮屈 | 〇やや窮屈 | 〇 問題なし |
楽天証券 【楽天FX】 | 1,000通貨 | 5,600円 | ✕不可能 | △窮屈 | 〇やや窮屈 | 〇 問題なし |
DMM.com証券 【DMM FX】 | 1万通貨 | 5万6,000円 | ✕不可能 | ✕不可能 | ✕不可能 | △窮屈 |
※米ドル/円 = 140円のときに最低数量で取引する際の必要証拠金
このように、1通貨から1万通貨まで最小取引単位はFX会社によって大きく開きがあり、必要となる資金も大きく異なることが分かります。
現状のFX会社で最も多いのは、最小取引単位が1,000通貨のFX会社です。
SBI FXトレードなど、最小取引単位が100通貨以下のFX会社もいくつかあり、少額取引のしやすさでは一歩リードしている形といえるでしょう。
なお、この比較表も踏まえたおすすめのFX会社については、「初心者が始めるFX会社を選ぶポイント」をご覧ください。
用意できる資金別(10万円以下)の使いやすさ
用意できる資金によっても、使いやすさは変わってきます。
1,000円の資金でも取引可能ですが、マネーパートナーズでも最小単位で1ポジションしか持てず、かなり窮屈な取引になります。資金が1,000円程度の場合は、基本的には1通貨のFX会社を選ぶべきでしょう。
同様に資金が1万円の場合は、1,000通貨でも取引可能ですが、複数のポジションを持つなどゆとりを持った取引には100通貨以下に対応したFX会社がおすすめです。
資金が5万円の場合は、1,000通貨でもトレードは十分できるでしょう。ただし、複数の通貨ペアを触るケースなど、窮屈に感じることがあるかもしれません。
資金が10万円であれば、1,000通貨のFX会社ならかなりゆとりをもった取引ができるでしょう。1万通貨のFX会社の場合、10万円の資金でも窮屈に感じる可能性が高いと考えられます。
大まかにまとめると、資金別のおすすめは以下の通りです。
- 用意する資金が1,000円 → 最小取引単位が1通貨のFX会社
- 用意する資金が1万円~5万円 → 最小取引単位が100通貨以下のFX会社
- 用意する資金が5万円~10万円 → 最小単位が1,000通貨以下のFX会社
FXにおける少額トレードのメリット・デメリット
FXの少額トレードを行う人は、そのメリット・デメリットについて理解しておくことが大切です。
メリットとデメリットについて、それぞれ詳しく解説していきます。
少額トレードのメリット
少額トレードのメリットは、以下の4点です。
- 必要資金が少ない
- リスクを抑えられる
- 積極的に取引ができる
- 実戦経験を積める
第一に挙げられるのは、少額トレードなので必要資金が少ないということ。
まとまった資金を用意する必要がないので、手軽にFXを始めることができます。
また、少額の資金でトレードした場合、もしトレードに失敗しても発生する損失が少なくなります。
例えば米ドル/円を100通貨で取引を行った場合、仮に1円相場が逆行したとしても損失は100円。可能性はほとんどありませんが、相場が10円逆行したとしても1,000円の損失で済みます。
このように、少額トレードであれば資金を失うリスクが抑えられているので、積極的に取引を行うことができます。
FXでは多くの取引を重ねた方が経験を積めるので、少額トレードはトレードスキルの向上が期待できます。
さらに、少額トレードとはいえ、負けたときに実際に資金を失うことも重要です。
実際に資金を失えば、少額であっても悔しいもの。
資金を失うというリアルなプレッシャーの中でトレードを行うことで、技術面だけでなくメンタル面での成長も期待できるでしょう。
デモトレードでは勝てるけど、リアルトレードでは全然というのはよく耳にする話です。少額であってもリアルトレードを経験することは非常に重要です。
少額トレードのデメリット
少額トレードのデメリットとしては、以下の3点が挙げられます。
- リターンが小さい
- 真剣に取り組まなくなりやすい
- ハイレバレッジになりがち
メリットの裏返しになりますが、少額の資金でトレードを行っているので大きなリターンは期待できません。
そのため、少額トレードの目的は「利益をあげること」ではなく、「成長すること」に置いた方がいいでしょう。
また、少額トレードでは利益も損失も小さいため、人によっては真剣に取り組みにくいと感じるかもしれません。
取り組み方がいい加減になってくると、運用資金に対して大き過ぎる取引、いわゆる「ハイレバレッジ」なトレードもしてしまいがち。
こういったトレードはギャンブル要素が強くなるため、良い経験を積むことができません。
いくらトレードを重ねてもなかなかスキルアップできないということにもなりかねないので、注意しましょう。
少額資金からのFXの始め方
ここで、初心者が少額資金でFXを上手に始める方法について見ていきましょう。
いくら資金を準備すれば良いかや、おすすめのトレードスタイル、具体的なシミュレーションについて解説していきます。
1万円〜10万円から始めよう!
初心者が少額トレードを始める場合、1万円〜10万円の資金から始めるのがおすすめです。
ポイントは、少額トレードとはいっても、少な過ぎるのは逆効果ということ。
あまりに少額過ぎると真剣に取り組むことができず、少額トレードのデメリットの影響が大きくなるためです。
理想的なのは、失っても大きな問題にはならないけれど、実際に失うと痛みを感じられるレベルの金額です。
初心者のうちは、資金の半分を失ってしまうという経験も十分に考えられます。
ちなみに1万円~10万円で始めたとき、資金が半分になったとすると損失は5,000円~5万円。
こういった損失を出すことも想定した上で、自分の感覚に合わせてスタート資金を決定してください。
最初は少ない資金で始めて、慣れてきたら少しずつ金額を増やしていく形が安全です。
デイトレードが最もおすすめ
FXの代表的なトレードスタイルとしては、以下のようなものが挙げられます。
トレードスタイル | 説明 |
---|---|
スキャルピング | 数秒~数分といった短時間の取引を繰り返して、小さい利益を重ねる。 |
デイトレード | 1日に1~数回の取引を行う。その日の中でトレードを完結させる。 |
スイングトレード | 日をまたいで、数日から数週間ポジションを保有する。 |
ポジショントレード | 数ヶ月以上の長期間、ポジションを保有する。 |
少額トレードをやる際にはデイトレードが最もおすすめです。
デイトレードは、チャート分析も丁寧に行いながら、トレードの数多くこなしやすいのが理由です。
スキャルピングの場合、取引回数は最も多くなりますが、トレードが細か過ぎるため規則性のない動きも多くチャート分析が丁寧に行いにくいところがあります。
特に初心者の場合、細かな相場の上下動だけでトレードしてしまい、刹那的なギャンブルトレードになりやすく、良質な経験を積むのが難しいでしょう。
スイングトレードとポジショントレードについては、取引回数が少なくなるのが懸念ポイント。
スイングトレードに関しては、FXに割ける時間が短い人にとってはアリかもしれません。
ただ、ポジショントレードは、年に数回ほどの取引しか経験できないので、初心者にはおすすめできません。
少額トレードを行う目的は、初心者が経験を積んで一歩上のトレーダーにステップアップすることです。そのため、適度なトレード回数で場数を踏めるデイトレードがおすすめです。
実際の取引イメージ
それでは、仮に1万円で少額トレードを始めたケースをシミュレーションしてみましょう。
前提として、米ドル/円 = 140円とします。
この場合、米ドル/円は最大25倍のレバレッジをかけると、1万円 × 25 ÷ 140 = 1,785通貨(100通貨単位の場合は1,700通貨)まで取引が可能です。
ただし、いきなりフルレバレッジをかけた取引は大きなリスクがあります。FX会社によっては少しの値動きでロスカットされるのでやめましょう。
最初はレバレッジ5倍程度、1万円 × 5 ÷ 140 = 357通貨前後の取引を目安とするといいかもしれません。
また、レバレッジによって取引数量を決めるのは分かりやすいですが、よりおすすめなのは想定される損失額で取引数量を決める方法。
例えば、「負けたときの損失を資金の2%に抑える」というルールを作ると、1回あたりの損失は200円です。損失が200円以内に収まるように、取引数量を決めるという流れです。
ちなみに、負けたときの損失が200円であれば、勝ったときの利益は少なくとも200円以上(目標は2倍の400円)に設定してください。
そうすることで、勝率が5割だとしても、勝ったり負けたりしながらトータルで利益を残せるようになります。
この形で進めていけば、いきなり資金を大きく失うことはありません。
トレードの数を重ねて経験を積んでいくことで、スキル向上によって成績が安定するようになるはずです。
「これなら利益を出せる」という自信がついてきたら、運用資金と取引数量を増やしていきましょう。
少額取引でのよくある失敗と注意点
少額取引を行う際によくある失敗としては、以下のようなものが挙げられます。
- ハイレバトレードをしてしまう
- 感覚的なトレードを繰り返してしまう
- トレードルールがない、トレードルールを守らない
こういった失敗をすると、うまくトレードスキルを向上させることができないので、注意が必要です。
意識しておきたいポイントを、一つずつ詳細に説明していきます。
ハイレバトレードをしてしまう
少額トレードはリスクを抑えられますが、同時に得られる利益も大きくありません。
そのため、より大きな利益を狙って、ハイレバレッジをかけた資金に見合わないトレードを行いやすいところがあります。
こういったトレードは、短時間で運用資金を大きく失う可能性があり非常にリスキーです。
また、運良くうまくいって資金が大きく増えることもありますが、悪い成功体験を経験したことによって、ハイレバトレードという悪い癖が付いてしまう可能性があります。
少額トレードはずっと続けるものではなく、将来的には運用資金を増やしていくことになります。
ハイレバトレードの癖がついていると、運用資金を増やした時に大きな損失を出すリスクがあります。
将来安定して利益を出せるようになるためにも、少額トレードであってもリスク管理を意識することをおすすめします。
根拠のないトレードを繰り返してしまう
少額トレードでは、たくさんのトレード経験を重ねることで、スキルアップしていくことが大切です。
しかし、いくらトレードを重ねても、なかなかスキルアップできない人もいます。
その大きな原因として考えられるのは、客観的な根拠なしにトレードを行っていること。
特に少額トレードの場合、負けてもリスクが少ないので、悪い意味で「気楽に」トレードしてしまうことがあります。
根拠のない感覚によるトレードは再現性が乏しく、安定して利益をあげられるようになりません。
「なぜそこで取引したのか?」という根拠を、客観的に説明できるようになることを意識してください。
それに欠かせないのが、チャート分析に基づくトレードルールです。
「何となく」のトレードから脱して、トレードルールを明確にすることを意識しましょう。
トレードルールを守らない
少額トレードはリスクが少ないのでトレードが雑になりやすく、トレードルールを破ってしまいやすいところがあります。
しかし、それではトレードルールを作る意味がありません。
よくあるのが、はじめはルール通りにトレードしていたものの、負けてしまったことで悔しくなって無茶なトレードを繰り返してしまうパターン。
メンタルが崩れてしまうと、トレードルールを守るのは難しくなるものです。
負けて悔しい思いをするのも大事な経験ですが、そんなときはいったん取引を休むことをおすすめします。
少額トレードは、冷静にトレードルールを守りながら行うようにしましょう。
初心者が始めるFX会社を選ぶポイント
初心者がFX会社を選ぶ際に気を付けておきたいポイントについて説明します。
初心者がFX会社を選ぶ際のポイントは3つ
初心者のFX会社選びのポイントは、以下の3点です。
- 必要資金の少なさ
- スプレッドの狭さ
- 取引ツールの使いやすさ
それぞれ、細かく説明していきます。
1.必要資金の少なさ
ここまで説明してきたように、FX初心者は少額トレードから始めるのがおすすめです。
そのため、取引するのに必要となる資金が少ないことが、FX会社に求められる欠かせない条件となります。
2.スプレッドの狭さ
FXでは、取引毎にスプレッド(売値と買値の差)という実質的なコストが発生します。
そのため、このスプレッドによるコストを抑えられるFX会社ほど、取引を有利に進めやすいわけです。
特に初心者でトレードスキルが未熟な状態では、大きな利益を出すことが難しく、スプレッドによる取引コストは無視できません。
スプレッドについては狭ければ狭いほど良いと考えておくといいでしょう。
このスプレッドは非常に深いテーマです。詳細については以下の記事で解説しているので、興味のある人はこちらもご覧ください。
3.取引ツールの使いやすさ
FX初心者がスムーズにトレードを行うためには、取引ツールが使いやすいことが欠かせません。
取引ツールが使いこなせないと、スムーズに取引できない・注文ミスが起こる・必要な情報が得られないなど、さまざまな問題が起こるからです。
こういった問題の解決に労力を奪われるのは、トレーダーとして成長していく上でもったいないこと。
FX会社が提供する取引ツールの使いやすさは、あらかじめチェックしておくことをおすすめします。
3拍子揃っているのはマネーパートナーズの「パートナーズFX nano」
上記3つのポイントを踏まえておすすめなのは、マネーパートナーズのパートナーズFX nanoです。
ポイント | 採点 | 評価 |
---|---|---|
必要資金の少なさ | ◎ | ・100通貨対応で1万円からでもゆとりを持ってトレード可能 ・1万円から入金手数料が無料 |
スプレッドの狭さ | ◎ | ・5つの通貨ペアは少額トレードでスプレッドがゼロ※ ・みんかぶの年間FX会社ランキング「スプレッド部門」で2022年・2023年・2024年の3年連続No.1 *1 *2 *3 |
取引ツールの使いやすさ | ◎ | ・簡単に使いこなせるシンプルな構成 ・必要な情報にすぐにアクセス可能 ・当日の経済指標もワンクリックでチェックできる ・慣れてきたら高機能ツールと併用可能 |
※原則固定・例外あり。米ドル円は5万通貨まで(4/22~9/30 8:00~翌4:00)、ユーロ/円、豪ドル/円は1万通貨まで(9:00~翌3:00)、ポンド/円は5,000通貨まで(9:00~翌3:00)、メキシコペソ/円は3万通貨まで(9:00~翌3:00)のスプレッド値となります。
マネーパートナーズのパートナーズFX nanoは、FX会社別の最小取引単位の比較表で確認したように、100通貨からのトレードに対応しているFX会社のサービスです。
さらに、スプレッドゼロでの取引が可能で、取引コスト面で他のFX会社を一歩リードしています。
これはFX初心者にとってかなりうれしいポイントで、トレードを長く続けるほど成績面でジワジワと効いてくるはずです。
そして、パートナーズFX nanoの取引ツール「クイック発注ボード」も非常におすすめです。
高い完成度で、初心者でも直感的に操作可能で、1日もあれば使いこなせるようになると思います。
FX初心者の人は、必要資金・スプレッド・取引ツールの3拍子が揃っているマネーパートナーズの「パートナーズFX nano」を試してみてはいかがでしょうか。
なお、もっとマネーパートナーズについて詳しく知りたい人は、以下の記事をご覧ください。
*1 みんかぶ「2022年版 FX会社年間ランキング」
*2 みんかぶ「2023年版 FX会社年間ランキング」
*3 みんかぶ「2024年版 FX会社年間ランキング」
FXの少額取引に関するよくある質問
最後に、FXの少額取引に関するよくある質問をまとめました。
FXの少額取引について理解を深めるために、ぜひ参考にしてください。
FXを始めるのに最低限必要となる資金はいくらぐらいですか?
FX会社によって最小取引単位が異なるため、FXを始めるために最低限必要となる資金はFX会社によって異なります。
2024年1月時点では、最小取引単位を1,000通貨としているFX会社が多いですが、その場合は1万円あれば、やや窮屈ですが取引自体は可能です。
なお、最小取引単位が1通貨、100通貨と設定しているFX会社もあります。
最小取引単位が1通貨のFX会社としてはSBI FXトレード、松井証券、100通貨のFX会社としてはマネーパートナーズが挙げられます。
詳細は、「FX会社別の最小取引単位の比較表」をご覧ください。
FXは少額取引であればリスクは小さいですか?
FXのリスクは、取引数量に比例します。
例えば、取引数量が100通貨の場合、1万通貨で取引によって発生する損益の100分の1です。
そのため、少額取引の方がリスクは少ないといえるでしょう。
ちなみに、米ドル/円を100通貨で取引すると、相場が1円変動すると100円の損益が、相場が10円変動すると1,000円の損益が発生します。
リスクの感じ方は人それぞれだと思いますが、ぜひ参考にしてみてください。
デモトレードと少額取引の違いはありますか?
デモトレードと少額取引の最も大きな違いは、実際に資金が増えたり減ったりするかどうかです。
デモトレードの場合、仮に負けても資金を失うことはありませんが、少額取引は負けると実際に資金を失ってしまいます。
デモトレードではFXトレードの雰囲気やツールの使い方を体験することはできますが、資金を失うというプレッシャーを感じることはできません。
このプレッシャーがあるがゆえに、デモトレードでは勝てたもののリアルトレードでは勝てないといったケースも耳にします。
こういった点を踏まえると、少額トレードはデモトレードよりもリアルな経験を積めるといえるでしょう。
少額取引だと、確定申告は必要ないですか?
FXの利益が少ない場合、確定申告をしなくて良いケースがあります。
ただし、確定申告を省略できるラインは状況によって異なりますが、目安の数字は以下の通りです。
- サラリーマン :20万円以下
- 個人事業主 :基本的に必要
- 主婦 :48万円以下
資金が1万円〜10万円で行うような少額取引の場合、FXで得られる利益は限定的です。
そのため、確定申告が必要となるラインに届かないことが多いといえるでしょう。
ただし、FX以外で確定申告を行う人は、FXの利益がいくらかにかかわらず、FXの利益も含めて確定申告を行わなければいけない点は注意が必要です。
確定申告が必要かどうか迷った場合には、税務署などに相談するのが確実です。
まとめ:初心者は少額からFXを始めよう!
今回は、FXの少額取引をテーマに解説してきました。
最も重要なポイントは、FX初心者はまずは少額取引から始めた方が良いという点です。
FXデビューをしてすぐはトレードスキルは未熟と考えられます。
その状態で大きな資金で取引をすると大きな損失を出してしまう可能性が高いでしょう。
大きな資金で取引するのは、トレードスキルが向上してからで遅くありません。
最初は少額取引で経験をたくさん積んでから、徐々に金額を上げていくことをおすすめします。
そのためにも、まずは少額取引ができる初心者に向いたFX会社探しから始めてくださいね。