仮想通貨でも使えるダイバージェンス!ビットコインのチャートを使って解説
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目次
仮想通貨でもダイバージェンスは機能する?
ダイバージェンスは相場を分析する方法の一つで、他のテクニカル分析と同じく株式相場や為替相場で使われてきました。
比較的新しい相場である仮想通貨でもその分析は同じように機能するのでしょうか。
まずはダイバージェンスとはどのようなものなのか、その性質をしっかりと覚えておきましょう。
仮想通貨におけるダイバージェンスは通常と変わらない
仮想通貨のダイバージェンスは、通常のダイバージェンスと変わりません。
ダイバージェンスとはチャート上に表示される価格が描く形と、オシレーター系テクニカル指標が描く形が揃っておらず、逆行する動きが起こっている状態を指します。
ダイバージェンスは「逆行現象」という意味で価格とオシレーターの動きを比較して、矛盾した動きが確認できたときにトレンドが転換したり、トレンドが弱くなったりするのではないかと分析する方法のひとつです。
ダイバージェンスはトレンド中に発生する
ダイバージェンスはトレンド中に発生します。
例えばビットコインが上昇トレンド発生中だった場合、価格は高値と安値を切り上げながら進んでいます。
そのとき表示したオシレーターも通常は価格に合わせて高値と安値を切り上げながら進みます。
しかし、価格が高値と安値を切り上げながら進んでいるにもかかわらず、オシレーターは高値を切り上げず、逆に切り下げてしまう現象が起こることがあります。
これが「ダイバージェンス」です。
オシレーターが価格に合わせて高値を切り上げなければいけない場面で、高値を切り下げてしまうという逆行した動きを見せている状況です。
つまりダイバージェンスには価格が上昇を継続中であるにもかかわらず、オシレーターは上昇を否定しているという矛盾を視覚的に確認できる特徴があります。
ダイバージェンスが起こるとトレンドが終了する可能性がある
ダイバージェンスが確認できたということは、仮想通貨の価格が上昇継続中にもかかわらずオシレータは上昇の継続を否定しているという矛盾が発生しています。
ダイバージェンスが発生するのはトレンド中なので、2つの動きに矛盾が起こったということはそのトレンドが終了、または転換が起こる可能性があると分析できます。
つまり、ダイバージェンスはどこまで続くか予想しづらいトレンドの終わりを判断するサインとして使うことができます。
逆張りのサインとして使う方が多いのも、トレンド転換の可能性を教えてくれる特徴があるからだと言えます。
【仮想通貨】ダイバージェンスの読み取り方
ダイバージェンスには大きく分けてトレンドの終わりや転換を示唆する「ダイバージェンス」とトレンドの継続を示唆する「リバーサル」に分けられます。
リバーサルは「ヒドゥン・ダイバージェンス」と呼ばれることもありますが意味は同じですので、この記事ではリバーサルで統一させていただきます。
そしてそれぞれに「強気」と「弱気」と呼ばれる状態があります。
この項ではそれぞれをどのように読み取るのか模式図を使って確認していきましょう。
リバーサルはトレンドへ回帰するサイン
ではもう一度ダイバージェンスの動きから確認していきましょう。
ビットコインが上昇中だとした場合、価格が高値を更新しているのに対してオシレーターが高値を更新していないという逆行した現象が発生している状況です。
ダイバージェンスが起きるとトレンドの終わりや転換を示唆するサインでした。
その逆の動きとして、同じくビットコインが上昇中としたときにオシレーターが安値を更新しているのに価格が安値を更新しない逆行現象も存在します。
それを「リバーサル」と呼びます。
リバーサルはトレンド中の調整波で価格が一時的に下げたり上げたりしているときの、押し目や戻り目のタイミングを知るために使います。
そのためリバーサルが起きた場合は価格がトレンド方向へ回帰するサインとなります。
買いから売りへ転換を知らせる「弱気のダイバージェンス」
トレンドに上昇トレンドと下降トレンドがあるように、ダイバージェンスにも売り方向への転換を示唆するものと、買い方向への転換を示唆するものがあります。
ビットコインが上昇トレンド中に発生したダイバージェンスは、その上昇トレンドの終わりや下降方向への転換サインとなるので売りのサインとなります。
売りのことを弱気と呼ぶことから上昇トレンド中に発生したダイバージェンスを「弱気のダイバージェンス」と呼びます。
売りから買いへ転換を知らせる「強気のダイバージェンス」
逆にビットコインが下降トレンド中に発生したダイバージェンスは、その下降トレンドの終わりや上昇方向への転換サインとなるので買いを示します。
買いのことを強気と呼ぶことから下降トレンド中に発生したダイバージェンスを「強気のダイバージェンス」と呼びます。
転換の可能性が強いから強気、転換の可能性が弱いから弱気という意味ではないので、勘違いしないようにしましょう。
買いから買いへ継続を知らせる「強気のリバーサル」
ダイバージェンスと同様にリバーサルにも向かう方向に対して2つの状態があります。
売り方向へのトレンド継続を示唆するものと、買い方向へのトレンド継続を示唆するものです。
ビットコインが上昇トレンド中に発生した一時的な下落に対してリバーサルが起こったときは、トレンドへの回帰を示し上昇トレンドの継続を示唆するサインとなります。
買い方向への示唆なので「強気のリバーサル」と呼びます。
売りから売りへ継続を知らせる「弱気のリバーサル」
逆にビットコインが下降トレンド中に発生した一時的な上昇に大してリバーサルが起こったときも、トレンド方向への回帰を示し下降トレンドの継続を示唆するサインとなります。
売り方向への示唆なので「弱気のリバーサル」と呼びます。
リバーサルはトレンド中の押し目戻り目のタイミングを測る目安として有効に機能しますので、ダイバージェンスとはしっかり区別して覚えましょう。
また、リバーサルも継続の可能性が強いから強気、継続の可能性が弱いから弱気という意味ではないので、こちらも勘違いしないようにしておきましょう。
仮想通貨ビットコインでダイバージェンスを確認
模式図でダイバージェンスのイメージを掴めたと思います。
それでは実際のビットコインのチャートを使ってダイバージェンスがどのように見えているのか、3つのオシレーターで確認していきましょう。
【ビットコインチャート】RSIで確認できたダイバージェンス
チャートはビットコイン/米ドルの15分足、オシレーターはRSIの期間14を使用しています。
画面中央付近の赤丸と画面右側の赤丸の位置を確認してください。
上昇トレンド発生中に価格が高値を更新しています。
次にその赤丸と同じ位置のRSIを比較してみましょう。
赤丸と同じ位置のRSIは青丸ですが、価格が高値を更新しているにもかかわらずRSIは高値を切り下げています。
この状態がダイバージェンスです。
上昇から下降への示唆なので弱気のダイバージェンスということになります。
その後価格はダブルトップのような形を作りつつ急落しています。
【ビットコインチャート】MacDで確認できたダイバージェンス
チャートはビットコイン/米ドルの15分足、オシレーターはMacDの12.26.9を使用しています。
画面中央より右側にある赤丸の価格と中央付近の赤丸の価格を見比べてください。
価格は安値を更新して下降トレンド中です。
しかし同じ位置のMacDのヒストグラムを確認すると青丸の位置で切り上がっています。
動きの矛盾がありましたのでダイバージェンス発生です。
今度は下降から上昇への示唆なので強気のダイバージェンスということになります。
その後急騰を伴いながら、価格は上昇トレンドへと転換していきました。
【ビットコインチャート】ストキャスティクスでチャートを読み解く!
最後にストキャスティクスでダイバージェンスとリバーサルが発生した場面を解説していきます。
チャートはビットコイン/米ドルの15分足、ストキャスティクスの設定は5.3.3です。
画面左側から続いていた下降トレンドは赤丸の位置で価格が安値を更新しましたが、ストキャスティクスは青丸の位置で安値を切り上げ、ダイバージェンス発生です。
その後戻り高値をブレイクされ上昇トレンドに転換したかに見えましたが、価格は緑丸の位置で大きく下落しています。
しかしここでストキャスティクスに黒丸の位置でリバーサルが発生。
直後に急上昇し上昇トレンドが継続となりました。
このチャート説明はあくまでも後解説となりますのでわかりやすい箇所を選んでいますが、転換や継続の場面でダイバージェンスやリバーサルが発生しているという事実もあります。
価格が形成する形とオシレーターが形成する形の矛盾のイメージをつかんでいただければと思います。
仮想通貨でダイバージェンスを使う際の注意点
ビットコインなど仮想通貨でもダイバージェンスが発生した場合にトレンドが転換する有効性を確認してきました。
しかし、ダイバージェンスが発生したからと言って全てのトレンドが転換するわけでもなく、確認する時間足やオシレーターの数値によってはほとんどが「ダマシ」となってしまう可能性もあります。
ここではダイバージェンスを使う際の注意点を項目別にまとめました。
しっかりと覚えたうえで有効にダイバージェンスを使えるようになっておきましょう。
ダイバージェンスで必ずトレンドの転換が起こるわけではない
価格とオシレーターに矛盾が発生してダイバージェンスが起こったからと言って、必ずトレンドが転換したり勢いが無くなったりするわけではありません。
ダイバージェンスが機能しづらい場面というのは様々ありますが、例えば1分足では頻繁にダイバージェンスが起こりそのほとんどは有効に機能していません。
逆に日足ではめったにダイバージェンスは起こりませんが、その信頼度は1分足の比ではないでしょう。
他にも価格がレンジを形成中にはダイバージェンスは機能しませんが、現在の状況がレンジなのかどうかを決めるのはトレーダー自身ですので、その判断が間違っていた場合も機能しづらくなります。
そして図のように、ダイバージェンスが起こってもトレンドが転換しない場合もあれば、ダイバージェンスが起こっていないのにトレンドの勢いが無くなってしまうこともあります。
つまり、ダイバージェンスというのはトレンドが転換したりトレンドの勢いが弱くなったりするそうなりやすい傾向があるテクニカル分析の一つだということを覚えておきましょう。
「ダマシが多く使えない分析方法だ」という声も多くありますが、使う場面と状況をしっかり把握しておけば天底を捉えることも可能なのがダイバージェンスの魅力の一つでもあります。
オシレーターの数値にも注意をすること
確認する時間足や相場の状況でダイバージェンスが効きづらくなる他にも、オシレーターの数値にも注意が必要です。
オシレーターの期間を短くするということは参照している期間が短くなりますので、反応が早くなる一方信頼度は下がっていきます。
そのためわずかな動きでダイバージェンスやリバーサルが頻繁に発生することもあり、そのほとんどは機能しません。
逆に長くし過ぎてもダイバージェンスの発生まで時間がかかりすぎてしまい、確認出来たころにはすでに転換が終わっていたり勢いはすでに失われた後ということもあります。
大まかな環境認識の分析には有効かもしれませんがダイバージェンスの醍醐味というのは失われてしまいます。
また、仮想通貨と言えどもオリジナルの期間を設定してしまうのもあまり効果的ではありません。
テクニカル分析というのは多くの方が認識して初めて有効に機能します。
自分しか見ていない設定期間でダイバージェンスが発生しても、世界にいる多くのトレーダーが同じような認識をしていなければ、それはダイバージェンスと認識されずただのダマシとして終わってしまいます。
そのためオシレーターの数値はデフォルトで使用したり、多くの方が採用している有名な設定値だったりを使用することをお勧めします。
まとめ:仮想通貨でも単体ではなく組み合わせることが大事
仮想通貨の取引でダイバージェンスが機能しづらい原因は、ダイバージェンスの発生だけを反転の根拠として使ってしまっていることが最も多く挙げられます。
ダイバージェンスが発生したというだけではそうなりやすい傾向がある程度でトレンドは終わるかもしれないし続くかもしれないのです。
なら結局ダイバージェンスは使えないのか?というとそんなことはありません。
例えばオシレーターのRSIでは70のラインを超えたら買われ過ぎであると言われていますが、70を超えたらすぐに売りを入れるわけではありません。
これと同じで、単体で使ったときの信頼度はさほど高くはありません。
同じようなトレンドの反転やトレンドの終わりを捉えるテクニカルと組み合わせることで、その信頼度は相乗効果を生み出します。
それは水平線や移動平均線でも構わないと思います。
ご自身が使い慣れたテクニカル指標やテクニカル分析と組み合わせて使うようにしてみましょう。
ダイバージェンスの全てをまとめた記事です。
この記事ではダイバージェンスと仮想通貨について詳しく説明しましたが、ダイバージェンスについてさらに詳しく知りたい場合は、ダイバージェンスまとめ記事を参考にしてください。